6.米津玄師
もはやブレイクしてしまっていると言ってしまってもいいが、彼ほど今、日本のロックシーンを更新しようとしているアーティストはいないだろう。作詞、作曲、イラスト、動画だけでなく、最新作「LOSER」ではダンスを披露。ダンスの先生に「踊りの天才」と言わしめたほど切れ味鋭く踊る姿を見せてくれた。毎作ごとに変化を遂げていくそのサウンドの行方に今後も注目が集まっている。
7.sumika
sumikaほどぐっと心を掴んで離さないバンドを知らない。どこか”柔らかくあたたかい”バンドサウンドに、ボーカルの片岡健太の歌声が乗り、これでもかと感情を揺さぶってくる。メロディーセンスも本当に素晴らしく、どこのバンドとも似ていない個性も持っている。「sara」はそんな彼らの魅力を体感することのできる1曲だ。
8.LUCKY TAPES
ブラックミュージックのエッセンスに邦楽のメロディーの良さをあわせもったLUCKY TAPES、今年7月にリリースされた2ndアルバム『Cigarette & Alcohol』では、英語から日本語へ歌詞をシフトチェンジし、見事なポップアルバムを聴かせてくれた。グルーヴィーなリズム、カッティングギターにストリングスや金管楽器などが絡み、まさに今ジャストのサウンドを鳴らしているバンドだといえるだろう。
9.フレンズ
the telephones、The Mirraz、HOLIDAYS OF SEVENTEEN、THEラブ人間などで活動してきたメンバーが一同に集い結成されたのがフレンズだ。Youtubeにあがっていた「夜にダンス」の再生ボタンを押してすぐに惹きこまれてしまったのを今でも覚えている。どこか懐かしくて新しくておしゃれでキャッチー、2010年代の後半にこのバンドが出てきて本当に良かった。
10.yahyel
最後の最後に紹介したいのがyahyel(ヤイエル)だ。ジェイムス・ブレイクを思わせる空間系をうまく使った強烈なサウンドは国内のアーティストの中で頭一つ二つ飛び出している。ドラマーやVJなどを含む5人体制で活動しており、音源だけでなくライブでの評価も非常に高い。とんでもないアーティストがどんどん出てきている、2010年代後半の日本の音楽シーンはさらに進化していくはずだ。
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