ぐちゃぐちゃなフロアのど真ん中、ストレートに魂と音をぶつけ心を発火させるロックバンド、ハルカミライ
八王子出身のハルカミライは聴く人の背中を強く、強く押す歌詞とブルーハーツのDNAを受け継いだメロディーが合わさった曲が人気です。ソールドアウトした初の幕張ワンマンライブは定番曲ファイト!!や最新曲PEAK’D YELLOWまで網羅したセトリは非常に熱く伝説級のライブとなりました。
ハルカミライとは?
ハルカミライは八王子出身の4人組バンドです。
メンバーは左からGt./Choの関 大地、Dr./Choの小松 謙太、Vo.の橋本 学、Ba./Choの
須藤 俊。2012年に結成されてMy Hair is Badと同じくTHE NINTH APOLLOとEMI Recordsに所属しており、2019年1月には早くもメジャーデビューを決めた大物ルーキーです。
バンド名はTVアニメ「BLEACH」 のエンディングにも抜擢されていたUNLIMITSの曲「ハルカカナタ」から来ています。
ハルカミライの音楽は非常にパワフルで聴く人全ての背中を押します。
感情が爆発し、心の内側も汗も涙も溢れ出す熱いライブは一度見るだけで心を奪われ、体の奥底からワァッとエネルギーが湧き上がってきます。
彼らの熱いパフォーマンスには男らしい荒っぽさがあり、根っこの部分にブルーハーツ直系のDNAを感じてリミッターが外れたのように心の赴くままになれる解放感を味わえます。
1〜2分間しかない短距離勝負な曲の一方で、バラードやミディアムテンポの曲も多く存在し心に打たれるストーリー性を感じます。
生傷のような痛々しいものではなく、心にすきま風が差し込むような、キュッとした感覚に胸が締め付けられ、しんみりとした切なさが胸を覆います。ライブではその切なさすら大合唱で晴らしてしまうのもハルカミライの持ち味です。
ライブが凄まじいバンドでありながら、ライブ映像が予約特典としてDVD化されたことはありますが、正式なDVD作品のリリースはまだありません。
ハルカミライの楽曲を紹介
ファイト‼︎
約1分ほどしかないショート・ショートソングです。
短くも的確に背中をドンと押す力強さとロックの爆発力が備わっており、ライブでは何度も演奏されるスーパーキラーチューン。
このスピード感でしっかりと勇気を与えることが出来るのは、ストレートを投げ続けているハルカミライだからこそ。最後の「‼︎」にも親しい人からもらったメッセージのような親近感を感じます。
カントリーロード
“街外れまで自転車を漕ごう 大きなカーブの坂道の途中”のフレーズと、彼らの拠点である八王子から映画「耳をすませば」の舞台だった聖蹟桜ヶ丘が比較的近い場所に位置していることも
加味して、どこか映画との親和性を感じる曲です。
自身の挑戦のために街を出る天沢聖司の男らしさ、また月島雫に対するストレートな愛情表現はハルカミライに近い温かみを感じます。
エネルギッシュで軽快なサウンドが瑞々しく、聴く人を惹きつけます。自分たちが楽しみながらやっていることも感じさせる青春性がたまらないです。
それいけステアーズ
“これがかっこいいんだって話が出来たらそれだけで”のフレーズが最高にシビれる曲です。
力強い歌声はボーカル橋本 学が持つ武器の1つですが、その反面でファルセットの美しさというのも彼の魅力。曲中で絶妙なバランスを取っています。
節目に立つ人間に対して「行ってこいよ」と声をかける思い遣りを感じ、心の中にあるジメッとした部分を乾かしてくれるような圧倒的心強さに泣きそうになります。
PEAK’D YELLOW
ライブではシンガロング間違いなしのアップナンバーです。
合唱することによってパワーを何十倍にも膨らましバンドとしてのパンチ力を一層強くさせているこの合唱力こそが、他のバンドにはないハルカミライらしさではないでしょうか。
タイトルには「自分で真実を見つけ出して、キンキンに輝いていたい、輝きを更新し続けていきたい。くすまないで。とんがって行こうぜ日本人!」という意味が込められており、日本人で結成したロックバンドが、日本語ロックを叫び続けることに美学を感じます。日本人としてのアイデンティティーをしっかり軸に持ってるハルカミライが、パンクロックを叫び続けることこそ、仄暗いニュースが蔓延する世の中に対するカウンターだと強く感じます。
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