歯科医と音楽を両立させたポップスグループGReeeeN、ついに紅白に登場!
GReeeeNはHIDE、navi、92、SOHの男性4人組で結成されたボーカルグループです。福島県で結成され、2007年「道」でメジャーデビュー後「キセキ」で着うたランキング1位となり、ブレイク。2020年には連続テレビ小説「エール」の主題歌を担当し紅白の出演も決定しています。
メンバーが全員歯科医という特性を持ち、仕事に影響が出てしまうためこれまで素顔を公表していません。
グループ名には「まだまだ未完成であり続ける未知の可能性」というニュアンスが含まれており、4つの「e」は、メンバーの人数と笑顔の歯並びを表しています。
GReeeeNをプロデューサーしているのはリーダーHIDEの実兄でもあり、バンドHigh Speed Boyzとしても活動しているJIN。2012年にはHIDE、navi、92の3人は、拠点にしていた郡山を離れ、HIDE、naviは北海道に、92は沖縄へと移住しました。メンバーの居住地がバラバラでも活動休止にはせず、医師と並行して音楽活動を今もなお続けています。
ライブ活動
メディアへの露出はほとんどなく、音源をリリースすることが主たる活動でしたが、2010年にはハドソンとコラボレーションし、ニンテンドーDSのソフトという形でライブを披露。その後、2012年にはモーションキャプチャーとCGの技術を駆使し、本人の出演はない新感覚エンターテインメントツアーとしてライブが開催されました。以降は1年に1回のペースでツアーが開催され、普通のアーティストとは一味違ったエンタメに特化したユニークなライブが話題となっていきます。
2017年には結成10周年を迎え、さいたまスーパーアリーナでライブが行われました。オープニングアクトには映画『キセキーあの日のソビト』に出演した菅田将暉率いるグリーンボーイズがゲストとして出演。サプライズはそれだけに留まらず、アンコールではメンバー4人が紗幕越しにステージに登場。奇跡的な一夜となりました。
様々なコラボ
媒体問わず様々なものとコラボレーションをしてきたGReeeeN。
ある時はガリガリ君とコラボし、あのCMソングを本人たちが熱唱したことも話題になりました。
2014年には「よみUReeeeN Land」と題されたよみうりランドとコラボしたイベントが開催。遊園地としては熊本のグリーンランドともコラボしています。
また歯科医師としてのスキルを活かし、GReeeeNがプロデュースした”歯科推奨オーラルケア製品”が全国で販売。2016年には子ども用歯ブラシシリーズも発売されました。
さらにONE PIECEが好きが高じて東京ワンピースタワーにて公演されていたライブショーに楽曲提供し、作者の尾田栄一郎が書き下ろしたキャラクターがその曲を歌うという相思相愛のコラボが実現。誌面での対談やコラボフュギュアの販売、LINEスタンプが製作されるなど、多くのコラボ作品を生み出しています。
数々のコラボは誰からも愛されるポップスグループという証明にもなっています。
楽曲提供
GReeeeNは楽曲提供にも意欲的。
最も有名なものはNEWSに提供した「weeeek」ではないでしょうか。NEWSと縁があり、2017年には「U R not alone」、2020年には増田貴久のソロ曲「戀」の作詞作曲を手掛けています。
ニューヨーク・ヤンキース田中将大の登場曲としても使用されていたももいろクローバーZ「背番号」、AAAのシングル「虹」、みゆはんの2ndAlbumに収録されている「ストラト」など、アーティストのジャンルは様々。
さらにはボーカリストとして大先輩でもある氷川きよしにも「碧(あお)し」という楽曲を提供。
共同作曲という形でゆずのアルバム『BIG YELL』に収録されている「イコール」をゆずと共に製作しています。
ドラマ『義母と娘のブルース』の主題歌だったMISIAの「アイノカタチfeat.HIDE(GReeeeN)」では作詞作曲に加え、HIDEがコーラスにも参加しています。
またNHK「いないいないばぁっ!」には番組オリジナル曲「バンバンザイ」を提供。GReeeeNの名前とつくった楽曲は老若男女問わず認知されていきました。
その他の活動
音楽活動以外でもGReeeeNは知名度を上げていきます。
ドキュメンタリー作家、小松成美が医療と音楽家という二足のわらじを履くGReeeeNに興味を抱き、書き下ろした書籍『それってキセキ~GReeeeNの物語~』は後に松坂桃李、菅田将暉ダブル主演によって映画化。『キセキーあの日のソビトー』は大ヒットを記録しました。
2019年には横浜流星が主演を努めた映画『愛唄 -約束のナクヒト-』が公開され、こちらも話題になりました。
また映画『ストロボ・エッジ』の主題歌にはGReeeeNがオーディションを担当し、プロデュースをした妹分whiteeeenが抜擢。オーディションを勝ち抜いたメンバーが「愛唄」のカバー「愛唄~since 2007~」でデビューを果たしました。
過去には「オールナイトニッポンGOLD」のパーソナリティを担当したり、「SCHOOL OF LOCK!」に出演の経験もあります。2020年の12月にはメンバー92が、自身の出身地、沖縄でレギュラーパーソナリティを努める「92ラジ」をスタートさせました。
GReeeeNの人気曲・おすすめ曲10選!
今回はマイナーな曲も含めた人気曲をリリースされた曲順でまとめています。
愛唄
(2007.5.16リリース)
GReeeeN3枚目のシングルにして初めて真っ向から恋愛ソングとして向き合った楽曲。MVは2本製作されおり、そのうちの1本はテリー伊藤が初めて監督を務めた作品となりました。
デビューシングル「道」、2ndシングル「HIGH G.K LOW 〜ハジケロ〜」と、これまではヒップホップ要素のあるJ-POPでしたが、「愛唄」以降は美しいメロディが印象的なポップス要素の強い楽曲が多いことから、「愛唄」が現在のGReeeeNの音楽性を確立させたと言えます。
BE FREE
(2008.1.16リリース)
映画『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』の主題歌です。当時はまだ歯科医ではなく、歯科医を目指す東北の医大生で、映画のタイアップを取ったのはGReeeeNにとってこれが初の出来事でした。
美しく儚いピアノの旋律に心が満たされ、迫りくるようなロックサウンドと激情的な歌い方の双方がエモーショナルに共鳴し合う名曲です。
キセキ
(2008.5.28リリース)
ドラマ『ROOKIES』の主題歌。 “日本国内においてもっとも多くダウンロード販売されたシングル”として2020年になった今もギネス記録を保持しています。さらに2015年にはGReeeeNゆかりの地である福島県のJR郡山駅の新幹線・在来線の発車メロディとして「キセキ」と「扉」が決定しました。
包み隠さないストレートなラブソングは中高生から絶対的な人気を集め、今までも”ラブソングの代表格”として受け継がれています。
ミセナイナミダハ、きっといつか
(2012.2.29リリース)
ドラマ『ストロベリーナイト』の主題歌に抜擢された楽曲。切ないメロディーに乗せられた力強い歌声は竹内結子が演じていた主人公、姫川 玲子の気高さを彷彿とさせます。一般的にネガティブなイメージを持つ”強がり”ですが、歌詞中では全面的に肯定されていて、温かい気持ちにさせてくれますね。
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