幾度ものメンバーの入れ替わりや改名を経て、バンド活動だけでなく、あのファッションブランドBEAMSのモデルや、映画やアダルトビデオへの出演、そして写真集まで発売するなど様々な活躍をする、どついたるねん。その活動をメンバーの移り変わりや、多岐に渡るイベント、日本だけに留まらない活躍を通じて紐解いてみようと思う。
多彩な「どついたるねん」、メンバー遍歴から最新情報まで見てみよう
2006年にワトソンと先輩の2人が出会い、バンド「キーマカリーズ」が結成され、自分達が面白いと思えるものを、町田を中心にライブを行い初ライブでは客にカレーライスを振る舞うなど独自の目線でオーディエンスとひとつになる原点をこの頃から持っていた。
当初は全然誰にも相手にされなかったが、12月にファーストアルバム「4649」をリリースし、活動拠点を下北沢に移し、その後メンバーが変わる。ベースが脱退し、ワトソンとともに別のバンドで活躍していた山ちゃんが加入し、程なくしてバンド名を「どついたるねん」に変更した。このバンドは現在先輩、タモツ、山ちゃん、うがい、ベースマン木本の5人だが、他にもサポートでドラムが入ったり、脱退したメンバーが出てきたりとバンドの編成はその時によってどんどん変わるのも面白い。
注目のきっかけとは?日常をエンターテイメントとして魅せる彼らの魅力
非常に話題となったのは2013年に川島小鳥や梅佳代、金小山などが手掛けたどついたるねんの写真集「MY BEST FRIENDS」を発売し、ファッションブランドのBEAMSの秋冬モデルに起用されたこと。
翌年には3ヶ月連続でアルバムをリリースし、その中の「grandmother’s milk」は6008曲もの収録曲数から大きな話題となった。
演奏という非日常で魅せるだけでなく、その日常でさえ全てをエンターテイメントとして魅せてしまうことこそ彼らの最大の魅力ではないだろうか。
どついたるねん流、ファンとの時間の作り方
そして、どついたるねんが他のアーティストと一線を画す理由としては、その圧倒的なファンとの時間の作り方である。有名な女性アイドル並のファンとの接触する機会の多さはすごいの一言であり、ライブや数多くのイベント後にはお客さんと楽しそうに話す姿をよく見るし、元旦にファンと一緒に初詣に行くという企画も開催された。他にもどついたるねんのWEBサイトで1000円払うことでボーカルのタモツがリクエストされた曲を、ファンの好きな場所で3曲歌ってくれるというサービスもあったりと、ライブに行くとすぐにメンバーと友達になれる、アーティストとファンの関係を越えたものがそこにはあると感じさせてくれる、どついたるねん。
また、アメリカでのツアーを「SUSHI BOMBER」という名前で行うなど海外展開においても精力的に活動を行っている。
彼らがこの先どんな楽しいことを見せてくれるのか、そして魅せてくれるのか。要チェックだ。
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