2017年、J-POPのDANCE&POPシーンはとても面白くなりそうだ。今年はおそらく海外と日本のクリエイターのコラボレーションが積極的に行われるようになる予感がする。その流れはきっと日本の音楽シーンを面白いものに変えていくだろうし、ガラパゴス化した日本の音楽がどう変質していくかが非常に楽しみだ。今回はそんな国内DANCE&POPシーンにおいて2017年特に注目しておくべきアーティストをセレクト。ぜひ手引きのひとつにして欲しい。
1.中田ヤスタカ
昨日公開されたばかりの中田ヤスタカ『Crazy Crazy (feat. Charli XCX & Kyary Pamyu Pamyu)』、この作品の重要度は非常に高い。海外ではシンガーとトラックメイカーの国境を越えてのコラボレーションは積極的に行われ、それが音楽シーン全体の盛り上がりをつくっているが、日本ではこれまで国内のトラックメイカーと海外のシンガーのコラボレーションはあまりなかった。この流れを変えるのが本作だ。2017年はさらに国境を越えたコラボレーションをしていくアーティストが出てくるだろう、中田ヤスタカは再びその先陣を行く。
2.banvox
若手で最も注目されているのがbanvox。今やさまざまなアーティストのリミックスなども手がけその名をきいたことのある人も多いだろう。強烈なフレーズとキャッチーなメロディーセンスをあわせ持ち、国内ダンスミュージックシーンにおいて唯一無二の個性を持っているアーティストだ。国内はもちろん国外での注目度も年々高まっており、2017年はさらなる活躍が期待される。
3.SKY-HI
今の日本のポップミュージックシーンにおいて挑戦的なサウンドをいち早く取り入れているのがSKY-HIだ。『スマイルドロップ』なんかは、ジャンティン・ティンバーレイクみたいにクールだし、彼のアルバムではFuture Bassなど最先端のサウンドを取り入れた楽曲も聴くことができる。彼がいない日本の音楽シーンは非常に寂しい、これからもどんどん突き進んで攻めていってほしい。
4.tofubeats
『水星 feat.オノマトペ大臣』ミュージックビデオの衝撃からもう4年半が経っていることに驚きを隠せない。小室哲哉、藤井隆、新井ひとみ(東京女子流) 、森高千里など数多くのアーティストとのコラボレーションでもかなり知名度をあげ、先日公開された『SHOPPINGMALL』ではそのセンスの良さを改めて見せてくれた。今年は神戸からどんなサウンドを届けてくれるのだろうか、とんでもないものが見てみたい。
SHARE
Written by