aiko、歌詞にも注目したおすすめのラブソング13曲まとめ

「えりあし」

“少しのびた襟足”という描写があるように、時の流れがひとつのモチーフになっています。
時間が経てば忘れると昔からよく言いますが、この曲には時間が経っても変わらない想いが切実に描かれています。特にサビは胸が詰まる思いがします。
冒頭にある仕草を読む限り、主人公は少し面倒くさい性格をしているようですが、理由まで知ると途端に愛らしさを感じます。残念ながら、好きな人にはそこが伝わり切らなかったのがまた切ない。

「あたしの向こう」

バカリズムが初めて全話脚本を担当したドラマ「素敵な選TAXI」の主題歌です。このドラマにはaiko自身もスペシャルゲストとして出演し話題になりました。
過去に戻ってやり直すドラマのため、過去に戻ったらというのがテーマになっています。2番サビのフレーズ”振り返ったら後悔が　巻きついてきそうだからもう見ない”は言葉にすると苦々しいですがポップなピアノと力強いギターサウンド、aikoの伸びやかな歌声が相まって、その苦味を味わい深さに昇華しています。

「明日の歌」

約50秒の長めのイントロは何かを堪えてるようにも聴こえてきます。早口でまくし立てるも、一瞬冷静になるBメロ、物悲しくも壮大なストリングスや負けん気のギターリフからはぐちゃぐちゃに絡まった感情が伝わってきます。
“暑いっていうか　この部屋には想い出が多すぎる”の歌い出しにリアリティと哀愁を感じます。
好きな人との思い出が詰まったものと生活している様子が叙情的でほろ苦い気持ちになります。

代表曲「カブトムシ」、「花火」、「ボーイフレンド」や今回紹介していないアルバム収録曲など、恋愛に特化した名曲が数多くあり、聴いていると胸の奥にしまっておいた恋心や想い出のシルエットが鮮明に蘇ってきて時に苦しく、時に嬉しくなります。
また3月7、8日にZepp Tokyoで行われるはずだったライブは、残念ながら延期となってしまいましたが、その代わりとして「Love Like Rock vol.9〜別枠ちゃん〜」と名打ったライブが配信されています。こちらはyoutube公式チャンネルにて3月15日まで期間限定でアーカイブ公開されていますので、こちらもチェックしてみてください。
他にもスカパラとコラボした「Good Morning～ブルー・デイジー feat. aiko」や、岡村隆史のオールナイトニッポンへの出演など、様々な方法でファンを喜ばせてくれるaiko。しなやかな歌声と甘酸っぱい歌詞、さらにはファン思いなaikoを聴いてみてはいかがでしょうか。

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