2月某日、5人組バンド「FAITH」のボーカル、Akari Dritschler(アカリ・ドリチュラー)と、シンガーソングライターの足立佳奈(あだち・かな)、シンガー/ラッパーの吉田凜音(よしだ・りんね)の同世代3名による、スペシャルなフォトシュート企画が実現した。
テーマは「20歳」、人としても音楽家としても成長していく3人の、今しかない姿と言葉を捉えたものだ。それぞれのキャラクターはもちろん、ロック、ポップス、ヒップホップと、それぞれ異なるフィールドで活躍する3人だが、大人と子供の狭間で輝く彼女達にはどこか共鳴するところがあるはず。「大人」への眼差しと、これから達成したいことを、それぞれに語ってもらった、この日の記録を前編・後編に分けてお届けします。
↑前編はこちらから!Photography_Kyoko Asano
Hair&Make_Hitomi Ando
Styling_Kazuki Abe
Interview&Text_Ryutaro Kuroda
Edit_Miwo Tsuji
吉田凜音の『20歳』
――吉田さんは、今年の12月に「20歳」を迎えますが、20歳を目前にして心境の変化はありますか?
吉田凜音(以下、吉田) : あまり変わらないと思いますね。でも、10代の方が、許されることの幅が広いと思うので、今はワガママ言いまくってます(笑)。私は、大人の意見で自分の活動をしたくないので、常に自分の意見を言って、やりたいことをやっています。それは、20歳になっても、変わらないと思います。
――吉田さんにとって「10代」の10年間は、どんな時間でした?
吉田 : 本当に「音楽」しかない10年間でした。私は、小学校1年生から歌を習っているので、音楽を聴いていない時期がなかったし、外にいる時間も、家にいる時間もずっと音楽を聴いているような生活でしたね。音楽から、1分も離れたことはなかったんじゃないかなって思います。
――吉田さんが10代の頃に思い描いていた、「大人」は、どういうものでしたか?
吉田 : ぶっちゃけ、「子供」も「大人」も、あまり変わらないんじゃないかなと思うんです。シワが増えたりとか、見た目の変化はもちろんありますけど、中身はそんなに差がないんじゃないかなって。特に、この世界は、やりたいことをやっている人が集まっている場所なので、年齢はそんなに関係ないような気がするんですよね。
――12月にリリースした「I don’t look back」では、<過ぎた時間は過去なんだ/君は前だけ向いて後ろは見ないでほしい>と歌っていますね。
吉田 : この曲を作ったのは、18歳の時で、ちょうど「これから大人になるんだな」って思っていた頃だったんですよね。過去は考えずに前だけを見て、培ってきたもので、ぶつかりに行く、という精神状態で書いていました。
吉田凜音 – I don’t look back / RINNE YOSHIDA – I don’t look back [Short Video]
――これから新しく始めたいことはありますか?
吉田 : 同世代のアーティストが増えてきたので、みんなで音楽を作ってみたいです。仕事としてじゃなくて、「遊び」で! プライベートで音楽を作ると、また違ったものができるんじゃないかなと思うんです。ゲームをするような感覚で作ってみたいですね。00世代を集めて、私主催のイベントをやっているのですが、そうした近い世代が集まる場所って、自分にとってすごく刺激になるし、アーティストとして、人として強くなれる気がする。なので、そういうのは、10代や20代のうちに、どんどんやっていきたいですね。
あとは、自分で1から音楽を作ることにも挑戦してみたい。今現在は、自分で打ち込みはできないけれど、やろうと思えばできない事はない気がするので、これからも色々なことに挑戦していきたいです。
吉田凜音(Rinne Yoshida)
公式サイト
https://rinneyoshida.jp/
https://www.instagram.com/rinne1211/
https://twitter.com/rinne1211
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UC7PlT7Hwww2iA_6Mx13r5rQ
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