4月7日から全国で公開される森見登美彦原作のアニメーション映画『夜は短し歩けよ乙女』の主人公役の声優を星野源が、主題歌をASIAN KUNG-FU GENERATIONが手がけることが発表されました。
『夜は短し歩けよ乙女』 特報映像
森見登美彦のベストセラー小説を豪華面々で待望の映画化
アニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』の原作は2006年に森見登美彦が発表し、第20回山本周五郎賞ほかを受賞したベストセラー小説『夜は短し歩けよ乙女』。京都の街の移りゆく季節を背景に、主人公・“先輩”と彼が恋をした黒髪の少女が巻き込まれるさまざまな出来事を描くストーリーとなっています。
監督を湯浅政明、脚本を上田誠がそれぞれ手がけ、キャラクター原案は中村佑介、主題歌をASIAN KUNG-FU GENERATIONが担当します。声優もとても豪華となっており、主人公の“先輩”役を星野源が演じるほか、花澤香菜がヒロインの黒髪の乙女役を、神谷浩史が学園祭事務局長役を、そして秋山竜次(ロバート)が願掛けのためにパンツを穿き替えないパンツ総番長役をそれぞれ演じます。
主人公の“先輩”役を演じる星野源
主題歌はまさに適役、ASIAN KUNG-FU GENERATION!
それぞれキャストからのコメントも到着しているのでご紹介します。
星野源 コメント
湯浅政明監督からある日、直筆の手紙が送られてきました。お会いしたこともないのになぜ?と思いながら封を開けると「星野源さんに主人公を演じていただけたら、絶対に面白い作品になります」と直筆にてオファーの言葉がありました。映画「マインド・ゲーム」を観た12年前のあの日から人知れず湯浅監督作品を敬愛していた私は、お断りする選択肢が浮かびませんでした。
“先輩”役、とても楽しみです。何卒よろしくお願いします。
花澤香菜 コメント
大学生の時、森見先生の文章がとても好きで、原作のあの語り口に笑いながら、あっという間に読み終えてしまいました。今回、私が“乙女”を演じることと、小説がアニメ化されることを同時に伺ったので、同時に驚いて、とにかく万歳でした!“乙女”というキャラクターは、面白いことに夢中になって、色んなこと体験して吸収するタイプ。そんな彼女が“恋愛”をしたら、どうなるんだろうというところを、是非見守っていただけたらと思っています。
神谷浩史 コメント
森見登美彦先生の文章がそのまま動き出したような湯浅監督のフィルム世界の住人の声に選んでいただけたことを非常に光栄に思います!想像を遥かに超えているにも関わらず「そうそうこんな感じ!」とまるで答え合わせをしているような錯覚に陥る不思議な映像体験でした!事務局長は原作のエッセンスを膨らませていただき、相当に愛すべき人物になっていると思います!その部分に苦労させられましたが…今から完成が楽しみです!
秋山竜次(ロバート) コメント
マネージャーから声優のお仕事の話が来ましたと言われた時、「役は…人間?」と聞いたんです。これまでライオンとか“人間じゃない役”が多かったので「人間です」と言われた時は、正直ほっとしました。続けて「ちなみにどんな役?」と聞いたら「パンツ総番長です」って。いやいや確かに人間だけども、パンツ総番長って!!役作りは大変でしたが、意外にも僕が演じた“パンツ総番長”はとても一途で、ロマンチストで、愛嬌のあるキャラだったので、演じていて、凄くやりがいはありましたね!
映画はすごく斬新で、オシャレで、味わったことないエンターテインメントに仕上がっていると思いますので、お楽しみに!
あ、ちなみに、僕も上半期はパンツをまだ一回も履き替えていません(笑)
中井和哉 コメント
台本を読んで難しい役だと思い、アフレコに臨んでホラやっぱりと思いました。世俗から解き放たれているようで、割合しっかり現実を生きてる。不思議な天狗を演じているようで、ただの学生のような気もしてきました。藤原啓治さんの樋口なんか見なきゃよかった。あれ最高ですから。でも、悪戦苦闘はしましたが、監督が辛抱強く導いて下さった私なりの樋口なので、完成を楽しみにしたいと思います。
『四畳半神話大系』
そういえば、森見登美彦、湯浅政明、上田誠、中村佑介、ASIAN KUNG-FU GENERATIONという面々は、2010年にフジテレビ「ノイタミナ」ほかにて放送されていたアニメ作品『四畳半神話大系』とまったく同じというからさらに期待が高まります。この機会に『四畳半神話大系』も再度見返したくなりました。
昨年は『君の名は。』が大きな話題となりましたが、今年は『夜は短し歩けよ乙女』が大きな波を引き起こしそうです。
■作品情報
『夜は短し歩けよ乙女』
2017年4月7日(金)から全国公開
(c)森見登美彦・KADOKAWA / ナカメの会
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