注目は豪華キャストだけじゃない、映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』
藤原竜也・伊藤英明が初共演する映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』が注目を集めています。
先日ついに予告編が公開。衝撃的な本編映像や主題歌の一部が明らかになりました。
(映画公式サイトより)
本作は未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件の真犯人を名乗る男がメディアの前に現れ、大騒動を巻き起こすクライムサスペンス。
豪華キャストだけじゃない、本作の魅力をご紹介します。
主題歌は『感覚ピエロ』書き下ろし
まず注目したいのが、予告編の中で解禁された主題歌。
鋭いアップテンポながらどこか危うさのあるロックが緊迫のストーリーと相まって、たまらない疾走感です。
(映画予告編 主題歌に注目なら00:43からどうぞ!)
主題歌を歌うのは以前ミーティアでも紹介させていただいた、大阪発の4人組ロックバンド〈感覚ピエロ〉。
〈感覚ピエロ〉は2013年のバンド結成と同時に自主レーベルも設立、ずっと自分たちのプロデュースで活動しているインディーズバンドです。
昨年はテレビドラマ主題歌を担当、そして今回の映画主題歌抜擢と、メジャーな活躍や人気を誇る一方で、インディーズとして独自の路線を走っています。
(バンド公式サイトより)
本作の主題歌『疑問疑答』は、〈感覚ピエロ〉が本作のために書き下ろした新曲。
実際に映画を観た上で、映画の持つ世界観を音楽で表現したといいます。
映画の世界観と、感覚ピエロが表現したい“刺激的なロック”とが互いにクロスし生み出されたのが「疑問疑答」です。強烈に、泥臭く、それでいて繊細。そんな人間の奥底に潜む心の生々しさとエグさを、楽器とメロディと歌詞で表現しました。
(『感覚ピエロ』横山直弘のコメントより一部抜粋、引用元:M-ON!MUSIC)
本作監督の入江悠は主題歌について、「映画を観た人が最後まで油断できないようなロックな音にしたい」というイメージがあったと説明し、〈感覚ピエロ〉はその思いを完全に理解してくれたと絶賛しています。
監督はリメイクの名手・入江悠
ロックの楽曲や舞台作も映画にリメイク
主題歌のロックにこだわりを見せた入江悠監督。
(入江悠公式サイトより)
入江監督の出世作『SR サイタマノラッパー』も音楽をテーマとした作品です。
低予算の自主制作映画ながらロングランヒットとなり、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞。
続編も制作されシリーズ化、2017年4月にはテレビドラマが放送されます。
映画、ドラマ、MVと、幅広く活躍する入江監督の作品には、他媒体の作品を映画にリメイクしたものも少なくありません。
漫画が原作の『日々ロック』(2014年・映画)や『ふたがしら』(2015年・テレビドラマ)、
小説が原作の『ジョーカー・ゲーム』(2015年)、
さらに『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(2011年・映画)ではロックバンド『神聖かまってちゃん』の曲をモチーフにしたオリジナル脚本で映画を制作。
2016年には劇団イキウメの舞台作品を映画にリメイクした『太陽』を公開しています。
戯曲も公演のDVDも「うわっ、面白い!」と思って、そこから映画用の脚本を開発し始めました。
(入江悠のコメントより一部抜粋、引用元:CINRE.NET)
今回は韓国映画のリメイクに挑戦
本作は韓国映画『殺人の告白』(2012年)のリメイク。
韓国で実際に起きた未解決連続殺人事件に着想を得た作品で、15年前に発生した未解決事件の真犯人を名乗る謎の男を韓国の人気俳優、パク・シフが演じています。
(パク・シフ日本公式ファンクラブサイトより)
本作では事件の発生を阪神淡路大震災・地下鉄サリン事件が発生した1995年に設定するなど、日本を舞台にする上で工夫や改変が行われています。
映画の精度と質を徹底的に高めるためにディティールを叩いては壊し、また積み上げていく作業
(入江悠のコメントより一部抜粋、映画公式サイト)
企画実現には2年半かかり、脚本は37稿の改訂を重ねたという本作。
韓国のサスペンス大作とリメイクの名手・入江監督、一体どんな作品が生まれたのでしょうか?
(映画公式ツイッターより)
まとめ
11年前、藤原竜也が殺人ノートを持つ天才大学生を演じた『DEATH NOTE』(映画・2006年)にハラハラドキドキさせられた人間としては、藤原竜也が謎の連続殺人犯を演じるというだけでもうワクワクしてしまいます。
また同じく11年前、『弁護士のくず』(テレビドラマ・2006年)で正義感にあふれたちょっとドジな新人弁護士役をつとめた伊藤英明が、本作では白髪まじりのコワモテ刑事を熱演。
(映画公式ツイッターより)
大人の貫禄を備えた大物俳優2人は一体どんなキャラクターを生み出したのか、期待が高まります。
映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』は6月10日に公開予定です。
映画公式サイトはこちら。
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