2017年10月スタートの秋アニメは大豊作!おすすめ秋アニメ7選
季節の変わり目、アニメ好きにとって非常に忙しい時期がやってきました。クール毎に新しくなるアニメのチェックが始まるためです。そして、すでに10月も後半戦。ほとんどの秋アニメがスタートしています。
2017年秋アニメの特徴は、続編が多いことでしょうか。しかも『銀魂』(テレビ東京系)、『おそ松さん』(テレビ東京系)、『結城友奈は勇者である』(TBS系)、『ラブライブ!サンシャイン!!』(TOKYO MX系)、『3月のライオン』(NHK総合)など人気作の続編も多く、注目を集めています。また『ブラッククローバー』(テレビ東京系)、『食戟のソーマ』(TOKYO MX系)、『いぬやしき』(フジテレビ系)などの人気漫画が原作のアニメも豊富。ネット上でも「今期は豊作すぎる」と話題になっています。
筆者もアニメ好きとして、毎クール全てのアニメの1話を録画してチェック。面白そうと感じるものを継続して見ています。そこで、1話を見て2話以降もチェックしたくなった「おすすめ秋アニメ7選」をご紹介します。
1.『ブレンド・S』
放送局|【TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11 10月7日(土)24:30~】【関西テレビ 10月8日(日)25:55~】【AT-X 10月9日(月)20:00~】【テレビ愛知 10月10日(火)26:05~】
(引用元:公式HP)
4コマ漫画が原作となっている作品。かわいい女の子たちがたくさん出てきて、眼福です。舞台は、従業員が「◯◯キャラ」と属性を決めて接客をしている喫茶店「スティーレ」。そこに新人アルバイトとして入ってきたのが、主人公の桜ノ宮苺香。目つきが悪い彼女に店長・ディーノは「ドSキャラ」をリクエストします。一生懸命働いているうちに、苺香のドSキャラが人気になり……。
(引用元:Youtube)
4コマ漫画が原作ということでサクサクとストーリーが進み、とても見やすいのが特徴。また、女の子キャラは「◯◯キャラ」という特徴があるので言動も分かりやすかったり、素と属性のギャップがかわいかったりと、お楽しみポイントがたくさん。ファミレススタッフたちの人間関係を描いたアニメ『WORKING!!』シリーズとどこか近いイメージでしょうか。
今後、主人公・苺香と店長・ディーノ、スティーレのスタッフ・日向夏帆と秋月紅葉など、恋愛面でも話が展開していくことに期待したい作品です。
2.『十二大戦』
放送局|【AT-X 10月3日(火)23:30~】【MBS 10月3日(火)26:30~】【TOKYO MX 10月5日(木)24:00~】【BS11 10月5日(木)24:30~】
(引用元:公式Twitter)
『物語シリーズ』や『忘却探偵シリーズ』で有名な西尾維新氏の小説が原作で、作画は『聖☆おにいさん』の中村光氏という夢のコラボ作品。題材となっているのは「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の十二支。十二年に一度、十二支の戦士が命と魂を賭けて戦う「十二大戦」が開催されるとある世界。その戦いに勝利した者は、ひとつだけ願いを叶えることが。その権利を手にするため、戦士たちは戦場に赴き……。
(引用元:Youtube)
何と言っても、西尾維新ワールドというか、“現実では絶対にない”設定が魅力的。ダークな描写や息を呑む展開、ややグロなシーンもあり、画面から目が離せません。ストーリー展開の面白さはもちろんですが、注目したいのは作画のレベル。アニメ制作会社の中でもCGを得意としているグラフィニカが担当しているとあって非常に美しく、ストーリー以前に絵の世界に見入ってしまうほど。彩度が低いシーンが多く、作品のダークなイメージを高めているのも惹きつけられるポイントでした。
3.『鬼灯の冷徹』第弐期
放送局|【TOKYO MX 10月7日(土)25:00~】【Ameba TV 10月7日(土)25:00~】【サンテレビ 10月7日(土)25:00~】【BS11 10月7日(土)25:00~】【KBS京都 10月7日(土)25:30~】【AT-X 10月9日22:30~】
(引用元:公式Twitter)
雑誌『モーニング』に連載されている大人気漫画が原作の『鬼灯の冷徹』。2014年にアニメ化された第1期の続編です。物語の舞台は、地獄。閻魔大王の第一補佐官である鬼・鬼灯(ほおずき)が主人公。この鬼灯は超敏腕補佐官。本職である閻魔大王の補佐はもちろん、地獄に来た亡者の呵責や獄卒たちの指導、現世の視察と何でもこなしてしまう人物。その鬼灯を中心に様々な仲間たちが登場します。
(引用元:Youtube)
この作品は続編ではありますが、1話完結型なのでHPのキャラクター設定を押さえていれば途中から見ても楽しめるようになっています。ブラックジョークが飛ぶこともあり、思わずクスッとできるゆる~い作品です。言い表すなら、「仕事終わりにビールを飲みながら見たいアニメ」。全神経をアニメに集中させるのではなく、ビール片手に友だちからのメールに返信しながら見るのにちょうどいい。ダラッとしながら、気を抜いて見られるのが魅力的です。作中に出てくる子鬼や動物たちもかわいくて癒やされます。
4.『いぬやしき』
放送局|【フジテレビ 10月12日(木)24:55〜】
(引用元:公式HP)
『GANTZ』の作者として知られる奥浩哉の漫画がアニメ化されるとあり、放送前から話題になっていた『いぬやしき』。主人公は、冴えないサラリーマン犬屋敷壱郎・58歳。会社からも家族からも疎外された日々を送っていた矢先、胃がんにより余命3ヶ月を宣告されるという切ない状況から物語は始まります。
自暴自棄になっていたとき、地球に飛来したUFOの事故に巻き込まれてしまい、たまたま居合わせた高校生・獅子神皓と共に宇宙人の手によって機械の体に生まれ変わることに。人知を超えた力を得て、人助けをしたいと願う壱郎と犯罪に力を使っていく皓を中心に、それぞれの活躍と苦悩が描かれています。
(引用元:Youtube)
まだ1話しか放送されていないため、この先どうなるかが楽しみ。原作通りに進むのか、はたまたオリジナルの展開が入るのか、期待しながら見れそうです。そして、声優陣にもぜひ注目してみてください。犬屋敷壱郎は小日向文世、獅子神皓は村上虹郎、安堂直行(獅子神皓の幼馴染であり主要キャラクターのひとり)は、本郷奏多という豪華ぶり! 聞き慣れた声優さんの声・演技とは違う、俳優さんならではの演技やフレッシュさが楽しめます。さすが俳優さんなだけあり、「違和感ない」「うまい」と惹きつけられました。
5.『魔法使いの嫁』
放送局|【TOKYO MX 10月7日(土)25:30~】【MBS 10月7日(土)27:38~】【AT-X 10月8日(日)21:00~】【Ameba TV 10月8日(日)23:00~】【テレビ愛知 10月9日(月)26:05~、テレ玉 10月11日(水)23:00~】【BS11 10月11日(水)25:30~】【北海道放送 10月11日(水)26:26~】【ニコニコ生放送 10月12日(木)24:00~】
(引用元:公式HP)
今期のアニメのなかでも期待値が高い作品です。舞台は現代のイギリス。チセこと羽鳥智世は、生まれながらにして人ならざるものが見える15歳の少女。そのため周りから疎まれ、孤独に苛まれてきました。
そんなチセを弟子兼将来の花嫁として迎え入れたのは、魔法使いのエアリス・エインズワース。エアリスと共に暮らしていくうちに、チセが少しずつ心を取り戻していき……。
(引用元:Youtube)
個人的に“制服を着た女の子・男の子の日常アニメ”ばかりで、ファンタジー性の強い作品はあまり見てこなかったのですが、『魔法使いの嫁』は単純に面白い。
原作を読んでいないため、展開は全く読めませんがほっこりするシーンと緊張感が走るシーンの緩急が心地良い! それもそのはず。アニメーション制作に『進撃の巨人』や『甲鉄城のカバネリ』のWIT STUDIO、製作に『新世紀エヴァンゲリオン』や『攻殻機動隊』のProduction I.Gが名を連ねていました。アクションシーンやハラハラ・ドキドキする展開が得意な2社ですから、緩急の付け方が秀逸なわけです。そして、チセの心の闇に共感できたり、エアリスの全てを受け入れる懐の深さに憧れたり……。キャラクターが魅力的なのもポイントでしょうか。
6.『少女終末旅行』
放送局|【AT-X 10月6日(金)21:30~】【TOKYO MX 10月6日(金)22:30~】【BS11 10月6日(金)23:00~】【サンテレビ 10月6日(金)24:00~】【KBS京都 10月6日(金)25:30~】【テレビ愛知 10月7日(土) 26:50~】【TVQ九州放送 10月9日(月)26:30~】
(引用元:公式HP)
『少女終末旅行』は、カワイイ女の子ふたりが登場する日常系(?)アニメです。舞台は、文明が崩壊して長い年月が経った未来。廃墟となった巨大都市と朽ち果てた機械が散乱する世界では、ほとんどの生き物が死に絶え、少女・チトとユーリだけが生存しています。2人は愛車であるケッテンクラートに乗って日々あてもなく世界を彷徨っていく、という日常のお話。
(引用元:Youtube)
チトとユーリが行なっていることは、日常系アニメの代表作『ゆるゆり』や『みなみけ』のような登場人物同士がワチャワチャしている何気ない日常の行動なのですが、いかんせん設定が特殊。これまでの日常系アニメとは別ジャンル、と言っても過言ではありません。
第1話はオムニバス形式になっており、サラッと見ることができますが、1話ごとに『少女終末旅行』の世界像がはっきり出ています。絶望的な状況なのに、ゆるく生きている2人の少女、というギャップがたまりません。
7.『血界戦線 & BEYOND』
【放送局|MBS 10月7日(土)27:08~、TOKYO MX 10月8日(日)24:30~、BS11 10月8日(日)24:30~】
(引用元:公式HP)
内藤泰弘氏による漫画原作で、大人気だった第1期からの続編です。舞台となるのは、かつて紐育(ニューヨーク)と呼ばれていた街。一晩で異世界と現世を繋ぐ「エルサレムズ・ロット」と呼ばれる街が出現しました。そこでは超常日常や超常犯罪が発生し、混沌としているのが当たり前になっています。その街の均衡を守るべく活動を続けるのが秘密結社「ライブラ」。ひょんなことから新人として活動を始めたのが、主人公のレオナルド・ウォッチです。
(引用元:Youtube)
第1期では、キレイに物語が終わっていました。後半の展開はアニメオリジナルがほとんどでしたが、原作を読んでいる人も納得の結末だったように思います。そのため第2期放送決定を聞いたときに、「何やるの!?」と思った方も多いハズ。しかし蓋を開けてみれば変わらない世界像が繰り広げられており、テンポのよさも抜群。そして、このアニメの推しポイントであるBGMのセンスの良さも健在でした。ちなみにBGMを担当しているのは、1期から引き続き岩崎太整さん。『モテキ』や『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』『SR サイタマノラッパー』シリーズも手掛ける売れっ子クリエイターです。オープニング、エンディングの重ね方はもちろん、作中に使われているBGM楽曲や挿入歌のタイミングもバッチリで勝手に感情が高ぶります。
アニメはいちばん身近な最強の娯楽。
深夜アニメはすでにディープなエンターテインメントではなくなっており、幅広い層に受け入れられる文化となりました。お金もかからず気軽に楽しめ、一番手軽で身近、かつ奥が深い娯楽なのです。秋の夜長、ぜひアニメ鑑賞に興じてみてはいかがでしょうか。
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