夏の手前、短い春のまっただなかです。あったかい春の光に照らされて僕らは家の外への意識が高まります。BBQ、キャンプ、街中のデート、そろそろフェスも始まりますね。歩きながら、電車に揺られながら、バスから景色を眺めながら、クルマでドライブしながら。いろんな「移動」のときにこんな音楽があったら最高。
そんなMOVEなキブンをアゲてくれる「移動する音楽」を紹介してくれるのはR&B,JAZZ,FUNKをルーツに持つアンサンブルと,2MCの掛け合いが特徴のAFRO PARKERさんのMIXTAPEです。

Nas『N.Y. State Of Mind』

地下鉄での移動の際に、なにか物足りないと感じたらこの曲。いつもより少し音量を大きくし、風を切るように肩をなびかせて歩けば、まるで自分がニューヨークの地下鉄で移動する一人の若きギャングスタになりかわったかのような錯覚に陥ることができます。「俺は今ギャングスタなんだ」と笑みが溢れてしまいそうになってもそこは我慢。あくまで目は座らせたまま、周りを威圧するのに徹しましょう。
(BOY choice)

Van Halen『Jump』

「1984」収録。気持ちを高揚させてくれるシンセが印象的なvan halenの名チューン。高速道路を走りながらこの曲をかけると、たちまち離陸します。危ないので、くれぐれも真似しないようにお願いします。
(加地 choice)

Craig David x Big Narstie『When the Bassline Drops』

住んでいる場所が車社会なので、移動は専ら車なのですが、抜けの良いキックとスネアがカーステから鳴ればアガります。てことで2stepをチョイスしました。
(WAKATHUG choice)

Hevia『Tanzila』

スペインのMIDIバグパイプ奏者Heviaの一曲。ランニング時に聴くとただの街並みがオープンワールドを疾走するような景色に変わります。
(弥之助 choice)

Erykah Badu『Apple Tree』

スーパーオシャレな気分にさせてくれるクールさ＋周囲から奇異の目で見られると分かっていても頭でリズムをとってしまう極上グルーヴ。これを聞きながら歩こう。
(BUBUZERA choice)

SUPER BUTTER DOG『LOVERS法』

かっこよさ、アホさ、ディープさ、全てがちょうどいい最強のバンドの一曲。ちょっと遠出する時のワクワク感をより高めてくれます。
(KNOB choice)

Ash Ra Tempel『Echo Waves』

「移動」と聞くと、無心になって電車でどこかに行きたくなる。そういうときに聴きたくなる曲。時間をかけて徐々に移り変わっていく曲の展開と、外の風景。そんな楽しみ方も、たまにはいかがでしょうか。
(TK-808 choice)