「ダークサイド」って聞こえはだいぶ暗いイメージ。でも日々生きていれば悲しいこととか切ないこと、ちょっと独りになりたいこととか考え事したいこととか、もちろん落ち込むこととかあるのは当たり前。そんな時、そっとそばにいて寄り添ってくれる音楽を「ダークサイドな音楽」と呼ぶことにします。そうして気がついたらまた、明日に向かっている自分に気がつくのかもしれません。そんなダークサイドな音楽を紹介してくれるのは作詞・作曲・編曲から宅録、イラストまでを一人でこなすネットシーン発のマルチアーティストとして注目を集めているmajikoさんのMIXTAPEです。
AIR『触れていたい』
学生時代からずっと聞いている、落ちた気分に拍車をかけてくれる1曲です。重たく重なったギターが脳内にぐるぐる回っていく感覚は麻薬のようです。
Fleming&John『6,570』
哀愁漂うギターと、特徴的なボーカルの声。
浸りたいときによくリピートして、心の調律を合わせます。
Chouchou『eclips』
ぞくぞくするウィスパーボイスと、耳をくすぐるグリッチ音がきもちい。最終電車の中で聞いたら、このままどこか未知の世界に行けるんじゃないかと期待します。
ストレイテナー『Rest』
ストレイテナーのダークな曲はどれも大好きなのですが、中でもこの曲は個人的に、崖から落ちていくときに見える冷たい目のようで気持ちがいいです。
haruka nakamura『Twilight』
落ちに落ちたら上を見るしかない、そんな時にそっと手を差し伸べてくれる曲だと思います。自然と、涙がこぼれます。
Portishead『Wandering Star』
儚く美しいボーカルと、エロい低音でトリップしてしまいそうになります。この曲を聞いていたときにたまたま会った友人曰く「目が死んでいた」らしいです。
Slipknot『Vermilion,Pt.2』
激しめで攻撃力高い曲しか知らなかった頃、ふいにこのバージョンのこの曲に出会い、でもじんわりと心に浸透していきました。
そのとき初めて怒りと悲しみは隣り合わせなんだなと、実感しました。
Tigran Hamasyan『The Poet』
ソプラノ女性ボーカルと、男性ボーカルの声が見事にマッチしていて、そこへ感情に寄り添うかのようなピアノ。たまりません。
まるで知り合い達と笑顔で別れて一人になった時に、ゆっくりと自分の顔が暗い真顔に変わる感覚のようです。
Franz Felrdinand『Fade Together』
フランツの曲の中でも5本の指に入るくらいこの曲は大好きです。
暖かい日差しや、幸せそうな周りの笑顔が、消滅願望を抱かせる事だってありますよね。
PROFILE
majiko
2010年6月、動画共有サイトに自身の歌を初投稿。2013年人気ライブイベントETA(EXIT TUNES ACADEMY)に初出演を果たすと、その圧倒的な 歌唱力で、観衆、共演者、関係者をも驚愕させる。まじ娘名義で2枚のアルバムをリリース。2017年2月、アーティスト名を「majiko」へ変更し、ポニーキャニオンよりミニアルバム「CLOUD 7」でメジャーデビュー。作詞・作曲・編曲から宅録、イラストまでを一人でこなすネットシーン発のマルチアーティストとして注目を集めている。
【関連情報】
■major debut mini album
majiko『CLOUD 7』
2017年2月15日(水)発売
品番:PCCA-04473
価格:1,620円(税込)
収録曲
01.『prelude』
02.『SILK』
03.『ノクチルカの夜』
04.『昨夜未明
』05.『shinigami』
06.『Lucifer』
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