YouTubeに投稿したカバー曲の再生回数4400万回以上!Uruの素顔に迫る
YouTubeに投稿されたカバー曲が4400万回以上の再生回数を誇り、絶大な支持を得て去年メジャーデビューを果たした女性シンガーのUru。現在、放送中のドラマ『コウノドリ』の主題歌をはじめ、数々のドラマや映画で彼女の歌が起用されている。そしてワンマンライヴを開催すれば、過去6回の公演すべてが即日完売。そんな各方面から注目されている彼女が、12月20日に待望の1stアルバム『モノクローム』をリリースする。アルバムの話はもちろん、彼女の人間味についても迫っていく。
Interview&Text_Satoshi Shinkai
Edit_Satoru Kanai
挑戦すらしていないのに諦めるのは違う
――個人的な話から入りますが、去年9月に東京グローブ座で開催された『Uru Live『SS』』と、今年1月に大阪の森ノ宮ピロティホールで行なわれた『Sunny After the Rain』も観に行かせていただきました。
Uru : ええ! 本当ですか!! ありがとうございます。大阪でのライブは初めてだったのと、個人的にも大阪へ行くのは初めてだったので、どんな所なんだろうと緊張していました。でも、お客さんがすごく温かくて嬉しかったです。
――ワンマンライヴは全公演チケットが即日完売。本当にすごい勢いですね。
Uru : ありがたいですね。光の演出がすごく綺麗なので、私もステージで歌う自分を客観的にリアルタイムで見てみたいなと思ったりしますが、これは永遠に無理ですね(笑)。遠くから来てくださっているお客さんもいらっしゃるので、毎回、来てよかったと感じてもらえるようなライブにしなければと思ってステージに立っています。終わった頃には反省点の方が多いですが、その都度アンケートもコメントも全部読ませてもらって次に繋げています。
――今日はUruさんの音楽を含め、人としての魅力にも迫っていければと思ってます。
Uru : お願いします。
――勝手なイメージですけど、見た目の印象と中身にギャップがあるって言われませんか?
Uru : ……言われます(笑)。初めは、すごく落ち着いているとか、クールだとか、そういった印象を持たれるのですが、実際はたぶん逆だと思います。
――歌ももちろんですけど、Uruさんのブログ(「Uru diary」)も読んでまして。
Uru : あはははは、すごい。ブログでは、その時々素の自分を思ったまま書いているので、毎回あまりまとまっていないのですが、皆さんが「Uru」を先ほど話したような印象で見てくださっているとすれば、そのイメージとは、たぶんまた違った顔をしている場所なんじゃないかなと思います。
――友だちから「ドライな性格だよね」って言われたから『ほめくり修造』(松岡修造の熱い一言が描かれている日めくりカレンダー)を買って熱い人間になろうとしたっていう記事が好きでした。
Uru : あぁ、そうです。今も飾ってありますよ。熱いといえば松岡さんしか思いつかなくて。
――あはははは、歌の印象とかなりギャップがあります。
Uru : ブログを読んでくださっている方が、「親近感を抱きました」と言ってくださる方もいるので、そういった意味では、いつも応援してくださっている方とお話するような感覚で書いているのかもしれませんね。
――僕も音楽を好きになってから、ブログを読んでさらに好きになりました。そもそも、いつから音楽を始めたんですか?
Uru : 5歳の頃からピアノを習い始めました。それで中学で吹奏楽部に入って、合奏の楽しさを知りました。中学の先生が楽器の演奏について褒めてくださって。そこから益々、音楽が好きになりました。
――ピアノを始めたのはご両親の薦めで?
Uru : 自分から「ピアノを弾きたい」って言いました。正直な所、どうしてピアノを習いたいと言ったのか、はっきりとは覚えていないのですが、憧れのお姉さん的存在の方がピアノを弾く姿を見て「私もやりたい」と思った気がします。あとは、単純にピアノの音が好きで興味があったんだと思います。
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