離婚じゃなくって『解散♡』する一夫多妻制アイドル♡ 彼女たちの本心に迫る!
――清 竜人25の解散について、先ほど亜美さんが「バッドエンドも想像していた」とおっしゃっていましたが、その辺りもう少しお聞かせいただけますか?
亜美:メンバー間で「どうやって終わりにするんだろう?」という会話もしていました。その時は竜人君が死ぬとか、竜人君が夫人全員を殺して終わるとか、離婚して終わるとか、そういう感じかな?みたいなことを考えていました。そうしたら結局はパレードのような終わり方になりましたね。いい終わり方です。
――清 竜人25のコンセプトを考えると、「解散=離婚」という言葉がしっくり来る気はしますね。解散にあたり、そういう言葉を選ばなかったことには意図があったのですか?
竜人:そうですね。活動していく中で、あまりネガティブなワードが似合わなくなってきたと感じるようになったので。そこまでコンセプトを貫き通して「離婚」というのはねぇ……。そういう言葉で発表するよりは、普通に解散って言った方がいいとは思いました。
――竜人さんはこのタイミングでの解散についてどう考えていらっしゃいますか?早すぎた、ないしは遅すぎた、などありますか?
竜人:ベストじゃないかなぁと思います。元々1枚アルバム出して終わりにしようかなぁと思っていたプロジェクトでしたから。でも、1枚のアルバムで表現しきれなかったこともありましたし、ファンの方々のことも考えました。だから最後のツアーでは地方も回って、ラストコンサートも土曜日に箱を押さえる。普段ライブに来られなかった人たちも、そこには来られるようなスケジューリングで終われたらなと思ってプランを組んだ結果、こうなりました。
―――発表された時の映像を見ると、美咲さん(第4夫人)は泣いてらっしゃいましたね。やはりメンバーにとって、解散という事実はショックだったのかなぁと思いました。
竜人:ショックっていうか緊張していたんじゃないですかね?
亜美:私は涙を出す暇もないぐらい緊張していました。1日中緊張していました。「解散を発表したら、ファンの方々からどんな反応をされるかな?」という思いしかなかったです。だからライブ中ずっと吐き気が止まらず、それを堪えてライブをしていたので、発表した後の安心感が半端なかったです。その日に感じていたのは悲しさなんかとは違う感情でした。緊張しすぎて表情もひどくて、さらにそれがDVDになって入っているんで……。解散ライブよりよっぽどこの日の方が印象に残るかもしれないですよ。プレッシャーが凄かったです。
優華:私も緊張しました。しかも大事な曲(※『25♡』)の時にミスしちゃって……。リハでは1回も間違えなかったのに、本番でやらかしちゃって、本当に恥ずかしかったです。絶対忘れられない……。あの曲はトラウマみたいな感じです。
亜美:このアルバムはいいアルバムかもしれないけども、4曲目の『25♡』を聴いたら一瞬時が止まりますよ。
優華:台詞のところ、変わっていないですしね。曲はいい曲なんですが、思いが深すぎて。
(清 竜人25解散発表の瞬間。緊張のあまりに表情がひどい様子……は、本作の特典DVDでご確認くださいませ笑)
――確かに、頂いた資料の中にある歌詞カードには「清 竜人25♡ 解散します♡ ごめんね♡」と書いてありましたが、歌詞カードはこのままでCDもリリースされるのでしょうか?
竜人:それの為の曲ですからねえ。
――解散を伝えるために作った曲だということですか?
竜人:そうです。アルバムに収録するかどうかも迷ったんですけど。
亜美:でもいい曲。曲はね(笑)。確かに『25♡』だけはちゃんとした音源を、私達は聴いていませんね。ライブで歌うためだけに練習していたから。楽しみにしています。1回しかやっていないですし。
――これはもう2度とやらない曲なんですか?
亜美:(竜人に)これまたコンサートでやる?
竜人:やるでしょ。
亜美:改めて現実を突きつけるのね……(苦笑)。
――このグループは「タブーに挑むグループ」というイメージが強いですよね。そもそも一夫多妻制は純粋に法律で禁止されていますし、恋愛禁止を掲げるアイドルグループもあります。しかし、清 竜人25はそういう枠に捉われていないなぁと感じます。
皆さんにとってタブーとはどういう意味合いを持つものなのでしょうか。あるだけナンセンスなものなのか、あるからこそ楽しいと感じられるのでしょうか。
竜人:清 竜人25に関していうと、もともと何かに対してのアンチテーゼを意識していたわけではないです。ただ、そこがメインじゃないからこそアクセントとして批評性などが常にふんわり香るようなグループに出来たかなあと思うわけです。そういう見方・聴き方をしてくれてもいいし、それを見て逆に自分の人生をばかばかしく思ってくれる人もいていいですよね。
亜美:一夫多妻制というコンセプトはもちろん、恋愛も要素としてはありますよね。それでライブでもきわどいことをやっていてもウケるのは、多分女子メンバーに一切色気がないからかなぁと(笑)。
――そうですか?(笑)
亜美:大きいと思います!スタッフさんからもよく「竜人君にしか色気がない」って言われます。女メンバーがみんな男っぽい性格で。色気要素がないからこそ、いやらしくなくエンターテインメントとして、みなさんが不快感なくこのグループのパフォーマンスを観ることができるのではないかなぁと思います。
優華:確かに。
――メンバーを最初に集めた時には、あまり色気がないというか、そういう基準で集めたんですか?
竜人:それは全く考えたことはないんですが……。でも、凄くきれいな姿をしている子もいたんですよ。すらっとしてちょっとタイプの違う可愛さというか。モデルみたいな活動してますみたいな子がね、それなりにいて。変な話、タイプの違う清 竜人25も作れたといえば作れたんですが、それだと僕が目指すポップさを実現できないと思いました。愛嬌があって可愛らしい女の子の方がこのコンセプトにおいては魅力が出るのかなって。
亜美:でもほんとに良いメンバーだなと。絶妙な人たちが集まっている。
6月以降は……専業主婦?!あみーぱみゅぱみゅ?!夫人たちの今後の野望について
――ところで6月以降の皆さんの活動予定は?
亜美:みんな専業主婦になって、竜人君とそれぞれラブラブに過ごすっていうことになっています(笑)。
――専業主婦(笑)!! パートに出たりはしないんですか?(笑)
亜美:それは将来に向けての野望を語ればいいんですかね?
優華:じゃあ野望を語ろうか。
竜人:野望ねえ……、(亜美・優華に対して)2人は仕事とか興味あるんですか?
亜美:食っていくためにねぇ! ありますよ! 私はそうですね……ソロアーティストデビューしたいですね! それもトイズファクトリー(※清 竜人25の所属レーベル)から(笑)。 私はアーティストになりたくてアイドルのオーディション受けたのもあるので。これでトイズにコネクションが出来たっていう(笑)。
――ソロデビューいいですね。プロデューサーに中田ヤスタカさんを迎えたり(笑)。
亜美:あみーぱみゅぱみゅ? あみぱみゅしたいです(笑)。で、私が竜人君のこと食べさせてあげるよ。
竜人:今っぽくていいねそれ。逆に俺が主夫になるっていう。
――竜人さん、ヒモでもいいんじゃないんですか?
亜美:それがいいかもしれないですね。3年間十分働いていただいたので。老けたし(笑)。なので、ちょっと休んで頂いて。
優華:ゆっくりしてください。
竜人:その分稼いできてよ。
亜美:食わしてあげるよ。おいしいお肉とか。
――ちなみに亜美さん、仮にソロデビューされるとなったら、「清」の姓はそのままで活動するんですか?
亜美:そうですねえ、「元々は清 亜美だったよ」ということで、「元清亜美」(もときよしあみ)とか「前清亜美」(まえきよしあみ)とか(笑)。この活動の歴史が残るネーミングがよくないですか?!
――一同爆笑
竜人:いいねそれ! 俺、先走って発表しちゃうよ。
――優華さんはどうでしょう。
優華:そうですね。いろいろと刺激を受けたので、私もアーティストになろっかな。
――トイズファクトリーからソロデビューですね(笑)
優華:ちょっとオーディション受けに行きます。
清 竜人25の運命の出会いは、やっぱりメンバー?!そして竜人のサイコーな答えとは?!
――ミーティアでは必ずインタビューの締めくくりに皆さんの運命の出会いについて聞いているのですが……最後に、お三方の「運命の出会い」について聞かせて頂けますか?
亜美:恋バナですか!?
――もちろん、恋バナでもOKですよ!
亜美:でも運命の出会いといったら、このグループ以上のものはないです。メンバー全員、こんなに相性の合う人たちと一緒に活動ができて、本当に良かったです。アイドルグループって誰と誰が合わないとか、女同士のアレコレとかあると思うんですが、(笑)、一夫多妻制というコンセプトと竜人君という男性が一人メンバーにいたこともあってか、私達のグループはメンバー間でぎすぎすすることはなかったです。私達のグループは、仲が良いことがライブに対して良い影響に作用していったと思います。このメンバーじゃないとできなかったと思うし。運命の出会いってまさにこのグループのことだなと思います。
優華:一緒ですね。こんなに仲良いって絶対ないと思うんですよ。それくらいずっとべったりしていて、楽屋でもたわいもないことで遊んで笑ったりして。みんながみんなのこと大好きだよね。それが本当に伝わりますし。そんなグループ他にいないからこそ、私達独自の「多幸感」に影響しているんだなと思います。竜人君も本当に、みんなのこと大好きだよね。
亜美:好きでしょ~!!
優華:だって幸せそうな顔してるもん。
亜美:このグループを始めたばかりの頃の竜人君とは変わりましたね。
――どんな風に変わったんですか?
亜美:もっと人に対して心を開いていなかったです。心の閉ざし方が半端ない匂いがしてたけど、もー開いちゃったね!
竜人:みんなのことは俺が選びましたからね。だから、やっぱり俺が仲良くなりたい子を選んでいるんじゃないの? 下心ではなくって。
――最初の頃はもっと怖い印象がありましたか?
優華:ちょっと怖かったかもしれないです。特に、私は途中からメンバー加入したんですが、竜人さんのインタビュー等を見ていると、ずっとぶすっとしていて喋らないですし。この人やっぱり怖いのかな……?って思ったら、意外とよく笑うんですよね。
――確かに、前も取材がそんなに好きじゃないとおっしゃっていましたね。
竜人:そんなに好きじゃなかったです。というのも、僕1人だと全て1人で受け答えしないといけないんですが、でも今はよく喋るのも何人かいるので。周りに支えられています。
――そして竜人さんの運命の出会いは……。あ、僕、めっちゃ好きな竜人さんのツイートがあるんですけど……ちょっと読み上げますね?
「貴女との出逢いを運命だと思いたくない。 僕は、神様ではなく、貴女に選ばれた人間だと信じたい。」
貴女との出逢いを運命だと思いたくない。
僕は、神様ではなく、貴女に選ばれた人間だと信じたい。— 清 竜人 (@ryujin_kiyoshi) January 26, 2017
――一同爆笑
優華:やばいめっちゃいい!!
亜美:もーーーー好き。竜人君のこういうところが大好きです。
竜人:そういうことですよ。
――記事に貼りつけたいと思ってたんですけどね。(※貼りつけちゃいましたね♡)
竜人:じゃあ俺の答えはそれで(笑)。また最近そんなポエムできてきたんですよね。じゃあこの記事の入稿までに、またいいのが出来たら貼ってください(笑)。
亜美:めっちゃ楽しみにしてる!(笑)
――それでは2個ぐらい貼り付けますかね。そんな感じで(笑)、本日はどうもありがとうございました!!
【おまけ】
後日編集担当が竜人さんツイートを改めてチェック……。このふたつ、よかったですねえ……。
私があの世まで持っていく秘密を、貴女にだけこっそり伝えたいので、同じ墓に入って貰えませんか?
— 清 竜人 (@ryujin_kiyoshi) March 22, 2017
(単純にぐっときますな♡)
他人の恋愛を批判する時間があるなら、自分の大切な人に愛を伝えた方が良いです。
君が誰かの悪口を言ってる隙に、俺はあの子に愛してると言っちゃうぜ?— 清 竜人 (@ryujin_kiyoshi) February 26, 2017
(まさにおっしゃる通り♡)
ある取材のとき、自分のポエムツイートを話題に出されるという公開処刑をくらっていた竜人さんが最高に面白かった。彼はとても照れていた。その記事も竜人さんの今後のツイートも超楽しみ
— 清 亜美 (@kiyoshi_ami) 2017年3月19日
(最後に、とある日の亜美さんのツイートより)
清 竜人25:
2014年、清 竜人が立ち上げたアイドルユニット。
プロデューサー兼メンバーである清 竜人とその妻である清 咲乃、清 亜美、清 美咲、清 可恩、清 優華の女子メンバー5名で構成される。
妻達とともに、一緒に歌い踊り、ハーレム状態でパフォーマンスを繰り広げる清 竜人、アイドルの固定概念を覆す全く新しいエンターテインメントを披露する。
(オフィシャルサイトより抜粋)
清竜人25オフィシャルサイト
Twitter:
清 竜人
清 咲乃
清 亜美
清 美咲
清 可恩
清 優華
リリース情報
清 竜人25 New Album「WIFE」
4月12日発売!
初回限定盤 4,500円+TAX
通常盤 2,800円+TAX
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