本当はただ一緒にライブをやれる仲間が欲しかっただけなのかも(清 竜人)
ーーシンガーソングライターとしての定型に収まらない、パフォーマンスにも力を入れた表現に『MUSIC』(2012)で挑戦されて、以後、25のプロジェクトにもつながっていくわけですが、活動を続けてこられてアーティストとして意識の変化はありましたか?
竜人 そうですね……。よく考えると、俺、ソロではフジロックは1回しか出てない(09年)し、SWEET LOVE SHOWERも2回しか出てない(10年、11年)。でも、TIF(『TOKYO IDOL FESTIVAL』)は一昨年も少し出たし、昨年・今年と2年連続で出させてもらっていて。俺、もう肩書きの一番最初がシンガーソングライターじゃなくて、アイドルなんじゃないかなぐらいには思ってきてます(笑)。でも、大丈夫かな……とも(笑)。
亜美 疑問に思いはじめた? いいんだよ、このままで! 全然大丈夫だと思う。竜人くんは、アイドルなんだから!
竜人 2年も一緒にやってると、このやりとりも新鮮味がなくなってくるね(笑)。
亜美 なんか10年ぐらい一緒にいるような気がするもんね。2年を16倍速でやったような感じ?
竜人 やっぱりなんだかんだ言って、最初は一人でやっていた寂しさみたいなものがあって始めたので。最近よく思うのが、25は一夫多妻制のアイドル・グループとして、面白い作品作りをしたいという気持ちで始めたし、そのつもりでもちろんやってるんですけど、よくよく自分を突き詰めて考えてみると、ただ一緒に楽しくライブをやれる仲間が欲しかっただけなのかもなぁって……。
ーーまた、ソロに戻りたいっていう気持ちはないですか?
竜人 ありますけど、でも、まぁ、時期をみてかなっていう感じですかね。
亜美 絶対、寂しくなると思うよ。
ーー夫人の皆さんは、それぞれにもうちょっと活動の幅を広げてみたいとか思ってらっしゃったりしますか?
優華 とりあえず、現状をがんばることですね。個人の目標はそれなりにあるんですけど、今は与えられたものを全力でがんばることを大事にしてます。
亜美 いつまで生きれるのかもわかんないから、今日を精一杯生きたいと思ってます。あと「野望を語る女はモテない」って聞いたんで、欲のないように見せようって思ってます。
竜人 首をかきながら、「モテる」だの「モテない」だの……。もっとアイドルっぽくね(笑)!
亜美 首がかゆいの!(笑)
ーー竜人さんと夫人たちの関係が良いのは見て取れたのですが、夫人同士のチームワークはいかがですか?
優華 たぶん、どこのアイドルよりも仲いいんじゃないかなって。あの……家族なんですけど……本当に家族みたいなんです(笑)。誰が目立とう、とかいう争いがない。
亜美 竜人くんが絶対的なセンターとしているので、グループの中でそれぞれがライバルって感じではないんですね。各々が思っていることは何かあるのかもしれないんだけど、本当にグループとして仲良くないとライブで良いパフォーマンスができないんですよ、清 竜人25は。素がステージ上でも出ちゃうので。
ーーライブでのパフォーマンスでも竜人さんとの掛け合いで、亜美さんは本気で照れているような表情を見せていて。それぞれの素の表情が出ているというのはわかる気がします。
亜美 恥ずかしいんですけど、あれは素なんですよねぇ……。なんか不意に予想してなかったようなことを言われると、本当にドキドキしちゃうんです。
ーー活動を経て、竜人さんに対しては今はどう思っていますか?
亜美 いや、愛しかないですよ〜。
優華 うふふ、愛しかない(笑)。
亜美 あー、優華は嘘だね! 新妻、嘘!(笑)
ーー竜人さんは夫人の中に「お気に入り」はいないんですか?
竜人 最初は、優華が一年遅れで入ってきたので、ファンへの紹介という意味も込めて、ちょっとひいき目にしたりしてたんですけど……その新妻扱いが1年経った今もあんまり変わってない(笑)。僕の感覚としては6人全員とそれぞれ平等に仲がいいんだけど、仲の良さのジャンルが違うような気がしてます。幼なじみ、高校の同級生、元カノ、新妻みたいな……。中野サンプラザでそれぞれとのデュエットソングをやったんですけど、あれが空気感を表している感じはするかも。
ーー清 竜人25って全方位的な最強のグループになりつつあるのかなっていう感じがしていて、今後は特にどういうことをやってきたいと思っているのかを伺いたいです。
竜人 メンバーはどう考えているかはわからないですけど、僕は武道館くらいの規模でライブをやれたらいいかなって思ってますね。
亜美 まだそんなに大きいステージは現実味がないところにあるから、ちょっと想像がつかないんですけどね。自分は個人的に台湾がすごく好きで一人で旅行にも行ったりするんですけど、台湾のファンの方から「25がすごく好きで」みたいなコメントをSNSとかでもらったりするんですよ。だから、アジアでライブやりたいなって思ってます。そっちの方でも25は受け入れてもらえるんじゃないかなぁとも思っていますね。
優華 私も、もっと25でいろんなところに行きたくて、日本でも行ってないところがたくさんあるから、九州とかね。ライブしたいなって思ってます。あとは、テレビとかラジオも、もっと増えたらいいなとは思ってます。
竜人 たまに冗談まじりで話すんですけど、一夫多妻制が認められている国に全員で帰化して本当に結婚するのをゴールにして、ドキュメンタリー映画を撮って終わりたいね、なんて話をしてます。そういうのがこのプロジェクトの終わり方としてはベストな気がしていますね(笑)。
清 竜人25
2014年、清 竜人が立ち上げたアイドルユニット。
プロデューサー兼メンバーである清 竜人とその妻である清 咲乃、清 桃花、清 亜美、清 美咲、清 可恩、清 優華の女子メンバー6名で構成される。妻達とともに、一緒に歌い踊り、ハーレム状態でパフォーマンスを繰り広げる清 竜人、アイドルの固定概念を覆す全く新しいエンターテインメントを披露する。
5thシングル『アバンチュールしようよ♡』
プレミアムBOX限定生産盤(CD+DVD+LIVE DVD)三方背BOX仕様:TFCC-89584 / 5,000円(+税)
完全限定生産盤(CD+DVD):TFCC-89585 / 1,500円(+税)
[ CD収録楽曲 ]
01. アバンチュールしようよ♡
02. Coupling?
03. アバンチュールしようよ♡(Instrument)
04. Coupling?(Instrument)
[ DVD収録内容 ]
・「アバンチュールしようよ♡」Music Video
・「アバンチュールしようよ♡」Music Videoメイキング映像
[ プレミアムBOX限定生産盤 LIVE DVD収録内容 ]
・清 竜人25 コンサート2016春 @中野サンプラザ公演
清 竜人ハーレム♡フェスタ vol.8
9月27日(火)・28日(水) TSUTAYA O-EAST
清 竜人25 ライブツアー 2016 秋
11月8日(火) 大阪BIGCAT
11月9日(水) 名古屋ElectricLadyLand
11月12日(土) 仙台darwin
11月20日(日) Zepp Tokyo
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