Twitterの30秒動画で有名なカノエラナが2ndミニアルバムmini album「カノエ上等。」と30秒ソング集「30秒~カノエの楽しい歌日記~」を2月15日に同時リリース。彼女のこれまでの軌跡を振り返るとともに、新たなことに挑戦していく彼女の姿勢が伝わる、とても良い仕上がりのアルバムとなっています。ミーティアではそんな彼女に今回インタビューを実施、30秒動画について、アルバム収録曲についてさまざまな角度からお話を伺った。
*「カノエ上等。」はカギカッコまで含めたものが正式タイトル
Interview_MIIM
戦う姿勢を込めた2nd mini album
――まず「カノエ上等。」というアルバムタイトルが気になりました。メジャー1st mini albumは「カノエ参上。」でしたが、「上等」という単語を使おうと思ったのはどんなきっかけからなんでしょうか?
カノエ:「カノエ参上。」というタイトルにしたのは、メジャーデビューするにあたって、そこに向かってぴょんと飛び込んでいくイメージがあったからなんです。メジャーのラインに立ったし次はどうするってなったときに、今度は戦っていこうと思って『「カノエ上等。」』というヤンキーっぽいタイトルをつけてみました(笑)。
――戦っていこうという強い姿勢が込められたタイトルなんですね。ジャケットアートワークも曲名がいろんなフォントでデザインされているのが面白いなと思いました。
カノエ:最初見たときはびっくりしました。わたしって1曲1曲が全然違う曲なので、それを表している気がしていて良いなと思いましたね。
カノエラナ「カノエ上等。」初回限定盤ジャケット
カノエラナ「カノエ上等。」通常盤ジャケット
――カノエさんの書かれる曲って身近なモチーフを元にした共感性がとても高い歌詞を持っていますよね。それはやっぱりTwitterで30秒動画をやっているのが大きいのかと思っていて。最初に投稿したのは2015年ごろでしたっけ?
試しにチューリップのうた pic.twitter.com/pmj9zN6ou8
— カノエラナ (@kanoerana7) 2015年4月9日
カノエ:そうですね、2015年4月に『チューリップのうた』をあげたのが最初です。Twitterに動画機能が付きたてのころで、そのときはまだ30秒しか動画があげられなかったんです。最初はカバーとかが多かったんですけど、自分の曲をあげるようになってからは、「物語の起承転結をサビの30秒だけでどれぐらい表現できるか」っていうことへの挑戦、勉強のつもりであげるようになりました。それがいつの間にか伸びていって…でもこれをきっかけで知ってくれた人がたくさんいるので続けていて良かったなと思います。
――特に聴いてくれる人が増えた転換点となる曲はどれになりますか?
カノエ:『たばこ吸うのやめてよ』が最初にグっと伸びた曲ですね。あとは『大事にしてもらえよ』がけっこう大きな転換点だったと思います。
♫たばこ吸うのやめてよ♫
作詞作曲・カノエラナ
とことん苦手です…すり替えたい。
RTしてくださると嬉しかです〜#30秒動画 #30秒弾き語り #カノエラナ pic.twitter.com/c7PJYjk58E— カノエラナ (@kanoerana7) 2015年8月17日
【大事にしてもらえよ】
オリジナルです〜出来ました。
RTしてくださると嬉しかです〜。#30秒動画 #30秒弾き語り #カノエラナ pic.twitter.com/RlDBSEDdmT— カノエラナ (@kanoerana7) 2016年1月22日
――ちなみにあれって1本つくるのにどれくらいの時間がかかっているものなんですか?
カノエ:あれは15分です。
――15分! 歌詞まで含めて?
カノエ:はい、そうです。
――ていうことは、もう即興的な感じでメロディーと歌詞が思いつけるんですね。
カノエ:なんとなく1個のテーマがあって、それに基づくメロディー、歌詞を30秒くらいになるようにつくっていきます。録ってみてから、時間が少ないと足すし、逆に多いと短くしたりして仕上げていきますね。今はだいだいつくったら勝手に30秒になってたりします(笑)。
――もう30秒という感覚ができてしまっているんですね、それはすごい…。モチーフはどういうところから探しているんですか?
カノエ:日々の暮らしの中で「これおかしくね?」「なんかすごくね?」って思ったものを、そのまんまわたしの言葉として書き留めておいて、ぱっと思いついたときに書いたりします。どうしても書きたくてたまらないときは、その場で録音したりもしますね。
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