11歳から大阪の心斎橋で路上ライブを始め、手売りCDを1万枚売って上京。2015年にデビューして以降、1年半で楽曲総再生回数は4500万回以上を記録し、ツイキャスの視聴者数200万人と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの井上苑子(いのうえそのこ)さん。2017年1発目のシングル『メッセージ』は映画『ReLIFE リライフ』の主題歌や、Galaxy S7 edgeのCM曲に抜擢されるなど4曲すべてにタイアップが付いていて、リリース前からファンだけでなく関係者からも注目が集まっている。新曲の話はもちろんのこと、“SNSの活用” “今年最後の10代” “大人になるための条件”などの3つのキーワードを軸に今まで明かされなかった、彼女の本音を探ってみた。
Text_Satoshi Shinkai
誰かと共有したいと思っちゃう
――先ほどSHIBUYA109で『超十代 超学割SPECIAL EVENT』に出演されているのを観に行きました!
井上苑子 : ありがとうございます!
――渋谷で暴動が起きてるのかと思うぐらい、井上さんファンが集まってて。
井上苑子 : いやいや…モデルさんがすごく可愛いので、その子達を観に来てたんですよ。
――いやいや、井上さん目当てですよ。
井上苑子 : ありがとうございます! 気を遣っていただいて、すみません!
SHIBUYA109×超十代 超学割SPECIAL EVENTありがとうございました💋
28日の超十代たのしみ☺
まゆうちゃん、せいかちゃん、ナナちゃん、めいたん、あすかちゃん、きてくれてたみんなも超かわいかったなあ。❤️
あすかちゃんと写真撮れてない。。 pic.twitter.com/8ZhJgExWtc— 井上苑子 (@inouesonoko) 2017年3月23日
――先ほどのステージを観て、改めて井上さんは喋りが上手だなって。
井上苑子 : いやいや、そんなことないです!
――ラジオを聴いていても話すネタが尽きないし。
井上苑子 : 尽きなくないですよ! ラジオの打ち合わせは「何を話そうかな」って感じで、いつも考えています。「最近なんかあったっけ?」なんて困ってるぐらい、喋りは本当にダメダメなんです。
――普段はボケたい人ですか? ツッコミたい人ですか?
井上苑子 : ボケるって恥ずかしくて出来ないんですよ。むしろバサっと切るツッコミの方が、自分的には合ってるかなって思います。
――ラジオでお母さんのエピソードを聴いていると、逆にお母さんは天然な方なのかなって。
井上苑子 : 母親は完全にボケです! いつもボケたり、親父ギャグを言ってて、もうヒドイですね。関西のおばちゃんって感じで、ツッコんでほしいからボケる!みたいな結構面倒くさい人で(笑)。
――いきなり脱線してしまいましたが、新曲の話を…。『メッセージ』は映画『ReLIFE リライフ』のために書き下ろしたそうですが、曲作りは苦労しましたか?
井上苑子 : 原作がすごく好きだったし、頭の中で鮮明に物語が残っていたので書きやすかったです。自分なりに、原作と別の視点からヒロインの女の子を書いてみました。
――「告白したいけど、どうしよう」っていう心の揺れ動きが、絶妙ですよね。
井上苑子 : 最近の女の子って、LINEとか電話ばっかりだと思うんですけど、『ReLIFE リライフ』の場合は“この幸せな時間がもうすぐ終わってしまう”というお話なので、『メッセージ』は直接気持ちを伝えなきゃいけない女の子を表現しました。普通の告白ソングより少し切ない気持ちも描いてます。
――井上さんといえば、『ReLIFE リライフ』をはじめ『ストロボ・エッジ』、『花より男子』など、キュンとする少女漫画好きとして有名ですよね。
井上苑子 : そうですね、キュンとする漫画は大好きです!
――漫画を読んでいる時、興奮して声を出すことはありますか?
井上苑子 : 結構唸って読んでしまいます!
――ははは! 先日のLINE LIVEで『どんなときも。』のPVを観る企画があったじゃないですか。映像が流れてる最中に、井上さんが「可愛い〜!」って連呼するから曲がちゃんと聴こえないって事態になりましたね。
井上苑子 : あの時はすごく喋ってましたね! 家で映像を観ている時も、結構ひとり言を言ってて。好きなシーンは携帯で撮って友達に送ったりします。一人は嫌なので、誰かと共有したいと思っちゃうんですよ。LINE LIVEは誰かが観ていることが前提なので、たくさん喋りました。
――LINE LIVEやツイキャスを配信している時は、リアルタイムで人と繋がっている感覚ですか?
井上苑子 : そうですね。テレビって緊張はするんですけど、ほとんどが生放送じゃないので見られてる感じがあんまりなくて。逆にLINE LIVEやツイキャスはリアルタイムでその時々の発言をすぐに誰かが拾ってくれたり、配信中に視聴者の反応がダイレクトに伝わるのでテレビよりも気が張りますね。「発言をちゃんとしとこう!」って心がけてます。
――ツイッターやインスタはどう使い分けてますか?
井上苑子 : インスタってオシャレなイメージがあるので、最近はフィルムカメラで撮った写真とか、自撮りというより他の人に撮ってもらった写真を載せてます。逆にツイッターは自撮りを多めに載せたり、今後の活動を告知したり、頻繁に更新してます。
――どちらの方が反応がありますか?
井上苑子 : やっぱりツイッターですね。インスタも使いますが、人との交流の場ではなくて、言ったら自己満が入っている部分もあります。
――ツイッターは見ている人にメッセージを投げかけるツールで、インスタは好きな写真を公開するから「見たければ、どうぞ」っていう。
井上苑子 : そんな感じです!
――新譜に話しを戻します。先行配信をした『どんなときも。』はLINE MUSICでリアルタイム1位、デイリーチャート1位、着うた&BGMチャート1位、ウィークリーチャート1位に輝いて、リリース前から大反響ですね。
井上苑子 : 『どんなときも。』は2日に1回「今日もCM観たよ!」って連絡がくるぐらい、周りからもすごい言われます。普段、連絡を取っていなかった大阪の友達から「突然ごめん!」ってLINEが来たりして、色んなところに届いてるんだなと思って嬉しいです。
――昔から井上さんを知っている人は、「気が付いたら、手の届かないぐらい有名人になった」と思ってたりして。
井上苑子 : とんでもないです!(笑)。今をときめく山﨑賢人さんと飯豊まりえさんが、CMに出演されてるおかげですよ。(飯豊)まりえとは高校からの友達なので、こうして一緒に仕事ができて嬉しかったですね。
修学旅行
ルームメイトの井上苑子ちゃんそんちゃんと1週間ずっと一緒★ pic.twitter.com/nEHIe1jJzN
— 飯豊 まりえ (@marieiitoyo) 2014年11月8日
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