FUKIの歌声はどんな人にとっても優しく寄り添ってくれるような存在だ。9月21日にリリースされる1st Full Album「LOVE DIARY」はそんなFUKIが、365日リスナーと寄り添えるように願いをこめたアルバムに仕上がっている。FUKIの代表曲「キミじゃなきゃ」「キミがスキ」「キミへ」の“キミ3部作”や、意外な一面を見せた「ふたりいろ」「星になるから」、ライブでの演奏も楽しみな「泣きたいんでしょ?」などバラエティ豊かな楽曲が揃っているが、共通しているのはタイトルにもある通り”LOVE”という言葉だ。恋愛だけでなく、友情や親への愛など誰もが共感できるテーマがFUKIの歌詞世界には優しく流れている。「飾らないでいたい」という彼女の等身大の歌声をぜひ堪能して欲しい。今回はリリース直前の彼女にインタビューを行った。
ライター:三角
365日そばに感じて欲しいアルバム「LOVE DIARY」
ーー去年の10月23日にデビューシングル「キミじゃなきゃ」がリリースされておよそ1年、初のフルアルバム「LOVE DIARY」がいよいよ9月21日に発売しました。リリースを迎えて心境はいかがですか?
FUKI:嬉しい限りですね、発売が本当に楽しみです!
ーーレコーディングなどフルアルバム完成までの道のりは大変でしたか?
FUKI:実は意外とそんなことはなくて、けっこう制作もさくさくと進みました。
ーー今回アルバムのタイトルが「LOVE DIARY」ということなんですが、このタイトルはどうやって決まっていったんでしょうか? タイトルが先にあったんですかね。
FUKI:日記って毎日書くものじゃないですか。いつもわたしの音楽をそばに感じていて欲しくて、そういった意味で「LOVE DIARY」と名づけました。タイトルはもともと先に決まっていて、そこから曲を制作していった感じになります。シンプルに歌声を聴かせたい気持ちがこめられたアルバムで、365日ずっとそばにいると感じてもらえるような、決して飽きさせないアルバムにしたかったんです。
ーー1曲目にはまさに「365」が収録されていますね。印象的なピアノからはじまる、FUKIさんらしい泣けるメロディーがとても美しい曲です。
FUKI:この曲はプロデュースをしてくださっているEIGOさんと初めてつくった曲で、4年前くらいにはあった曲なんです。ライブでもけっこう歌っていたんですが、やっと今回入れられることになり、とても嬉しかったです。
——EIGOさんは最初の印象はどうでした?
FUKI:最初は実は怖くて(笑)。でも話してみるとすごく良い人で、本当に出会えて良かったなと思っています。わたしにとってはなくてはならない存在です。
ーーシングルとコンセプトアルバムを今まで出されていましたが、今回はフルアルバムということで制作意識に違いはありましたか?
FUKI:そんなになかったですね。曲をつくってレコーディングして…っていう作業はずっと普段からやっていて、その中でできあがっていったものなので、そこまで「つくるぞー!」と気合入れまくるみたいな感じではなかったです(笑)。
ーー自然にできていった感じなんですね。今回は12曲収録されていますが、この中でFUKIさんにとって特に思い入れのある楽曲はありますか?
FUKI:いろいろあるんですけど…やっぱりリードシングルの「365」は初めてEIGOさんとつくった曲なので自分の中でとても大切です。いままで自分ひとりでやっていて表現しきれなかったことが、EIGOさんのおかげで初めてちゃんと形になったんです。自分自身で今聴いてみても、メロディーも歌詞も”ハッ”とさせられるので、この曲はぜひみなさんに聴いていただきたいですね。あとはやっぱり「ふたりいろ」とか「星になるから」ですかね。今までのFUKIにない感じの曲で、新しいことに挑戦した曲でもあります。新たなFUKIの一面が見せれたかなと思うので、ぜひ聴いてみてください。今までの曲を聴いてくれていた人たちからは意外だと思ってもらえる曲だと思います。
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