近年のダンスシーン拡大で、様々なダンスエンターテイメントが世間に日の目を見るようになった現代。MEETIAでは色々なダンスやダンサーを紹介しているが、今回はJ-POP音楽にスポットを当てたダンスエンタメを紹介しよう。
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ストーリー性の有る演劇的な世界観をジャズダンスとJ-POPで創り上げるエンターテイメント集団「梅棒」だ。
リスナーに親しみやすいJ-POPと楽曲をダンスで表現するジャズダンス。そして、そのすべてを体現する演技を組み合わせて作られるダンス演劇は、梅棒ならではのダンスエンターテイメントとして知られている。
そんな梅棒エンターテイメントが楽しめる新作公演『GLOVER』が、2016年10月15から東京・大阪で開催決定。
本舞台では梅棒はもちろんのこと、マシューボーンに認められた大貫勇輔、AKB48を卒業した梅田彩佳、ドラゴンクエストライブスぺクタクルツアーで勇者役を演じた松浦司、Mステで話題になったダンサーRuiなど豪華ゲストの出演も話題になり、開演前から各メディアでも話題になっている。
今回は、舞台公演開催を記念して、新たなダンスエンタメを作り上げる梅棒がどんなダンスチームなのかを紹介しよう。
笑って泣いて感動を呼ぶダンスエンタメ集団 梅棒とは?
梅棒は現在、伊藤 今人、梅澤 裕介、飯野 高拓、鶴野 輝一、遠山 晶司、遠藤 誠、塩野 拓矢、櫻井 竜彦、楢木 和也、天野 一輝、野田 裕貴で活動をしているジャズダンスを踊る集団だ。
リーダー伊藤今人を筆頭に、ダンサー、俳優、MC、DJ、デザイナー、サラリーマン、カメラマンという多彩な一面を持つメンバー構成。J-POPや懐メロなどのヒット曲にのせ、ダンスでストーリーを展開する新たなエンタテインメントを提案する。「演劇×ダンス」の独自のスタイルでダンスコンテストに挑戦し数々の賞を受賞。
特に、日本最大のダンスコンテスト「DANCE DELIGHT Vol.16」では審査員特別賞を獲得し、梅棒スタイルをダンスシーンに知らしめ、2012年に行われた日本最大の振付作品コンテスト「Legend Tokyo Chapter.2」では、ダンス業界以外のエンタメ重鎮が審査員を務める中、最優秀作品賞とオーディエンス賞を獲得し、1つのエンターテイメントとして梅棒スタイルを確立していった。
各々のメンバーがダンサーや役者などで活躍する中、自身の公演も開催している。年々進化を続ける梅棒エンターテイメントは開催が決まればメディアに取り上げられるなどダンス業界内外で注目を集める存在になっていった。
「ダンスだけじゃない。演劇だけでもない。そこのハイブリッド感が持ち味。世代も性別も選ばず誰でも感動を味わえるエンターテインメントを目指している」
その信念通り、見るものに感動を与えるスーパーエンターテイメント集団として今後の活躍が期待されるダンスチームだ。
梅棒のこれはおさえておきたいおすすめ動画
ダンスエンタメといえば百聞は一見に如かずなので、梅棒のダンス×演劇×J-POPを組み合わせたダンスエンターテイメントがよくわかる動画を紹介しよう。
梅棒紹介ムービー 「梅棒」UMEBOU the movie ver. 2012
出典:Youtube
まず最初に紹介する梅棒の動画はこちらだ。
梅棒のイメージMVといってもいいこの動画は、ダンスチームの紹介動画としても先駆けとなるMV。
2012年は日本最大級の振付作品コンテスト「Legend Tokyo Chapter.2」の優勝をキッカケに、梅棒の名前が一気にダンス業界で有名になった年だ。
かねてから親交のあるパパイヤ鈴木をコメンテーターとして迎え、J-POPで踊る男のジャズダンサー達という梅棒のスタイルを魅せている。動画内ではHIPHOPの振付やブレイクダンスの要素も入っていて、梅棒のダンススキルの幅もよくわかる動画だ。
そして、ダンスだけでなく、演劇にも力も入れる梅棒ならではの世界観あるMVはアーティストのMVと変わらない出来栄えに仕上がっている。
梅棒の代表作 3人の幼馴染が描くストーリーをダンスで表現
出典:Youtube
梅棒の代表作ともいえるダンス演劇作品。この「男ならやってやれ」には梅棒のダンスエンターテイメントがすべて体現されているといってもいいだろう。
幼なじみ3人が登場するストーリーで、子供のころ仲良かった3人は成長してそれぞれの道を歩み始める。だが、ある事件をきっかけに再会、友情を確認するという内容。
使用している楽曲はB’zの「LOVE PHANTOM」。
この楽曲を使ったダンス作品でDANCE DELIGHTで特別賞、Legend Tokyoで2代目レジェンドを獲得した。
舞台公演に進出 東京・大阪2大都市を満員に
出典:Youtube
2012年からは、梅棒の単独公演がスタートする。
この動画は2014年に開催された舞台「ウチの親父が最強」の動画だ。使用している楽曲はPENICILLINの中でも世間で知られている「ロマンス」を使用。
この舞台は東京・大阪で23公演全てを前売りソールドアウト。当時、ダンス公演としては異例の約4,600人の動員を記録した大ヒット作となった。
笑い、涙、そして喜び「家族」をテーマに、疾走感あふれるダンス、音楽、演劇的ストーリーが混然一体となったダンス演劇作品。
この時には梅棒スタイルがダンス界にも浸透している時期に入っており、ダンスメディアを含む各メディアで大きな注目を集めた。
ハンカチ必須 誰もがいつかは通る感動ストーリー
出典:Youtube
笑って泣けるド感情ダンス集団と呼ばれる梅棒の中でも、ハンカチ必須の感動ダンス演劇作品がこの「パパ、I LOVE YOU」だ。
男手1つで小さい娘を育ててきた父親と娘。そして、娘の元に現れた運命の恋人。いつかは訪れる娘の結婚をテーマに親子愛を表現した作品。
裏を読む作品が多い現代、気持ちいいまでの王道ストーリーは、こういうのが見たかったんだよねと思わせてくれる展開になっていて、使用しているゆずの「Reason」との重なりもよくマッチしている。
世の男性、女性なら誰もが身近に起こりうるストーリーだけに、作品をみて目頭を熱くする観客も多い。
梅棒の舞台 梅棒 6th OPUS 「GLOVER」(グラバー)開演迫る
J-POP、ダンス、演劇を使って魅せる新しいダンスエンターテイメントを創造する梅棒。彼らのエンターテイメントを奥底まで感じるには、やはり生で見るのが一番伝わりやすいだろう。
耳から頭と心に伝わるJ-POPサウンドと見ていてわかりやすいストーリー。そして、圧巻のダンススキル。そんな梅棒の新作舞台は下記日程で開催される。
《梅棒 6th OPUS 「GLOVER」(グラバー)》
東京公演 2016年10月15日~23日 @東京グローブ座
大阪公演 2016年10月25日~27日 @森ノ宮ピロティホール
【出演】
〈梅棒〉
伊藤今人 梅澤裕介 飯野高拓 鶴野輝一 遠山晶司
遠藤誠 塩野拓矢 天野一輝 野田裕貴
〈GUEST〉
大貫勇輔
梅田彩佳
松浦司 Rui YOU CRAZY SHIZUKA NANOI Marcolini
KENZO MASUDA 菊池祐太 佐久間夕貴
田中英恵 田中美聡 福島由佳 柳澤佳純
ダンスエンタメが見るものに与える衝撃は思っているよりも強い。生で見るならなおさらだ。梅棒がお届けするダンスエンターテイメントをぜひとも体感してほしい。
執筆:NOZATATSU
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