永原真夏コラム、3回目です!
こんにちわ!永原真夏です。
あーーーっというまに2019年も師走ですね。
例に漏れず、わたくしもバタバタしております。
一に制作、二に制作、多方面で進んでいる作品たちを、来年はドーンとこの星にプレゼントしたいなあ。
さて、今回の立ち話はこちらになります。
4カウントでいってみよう!
目次
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作家の猿田妃奈子ちゃん
ポケモンセンター渋谷で遭遇したお方
アイドル見習いのお姉さん
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1.作家の猿田妃奈子ちゃん
ひなちゃんこと猿田妃奈子ちゃんは、私の愛する友人のひとりです。ケーキやお菓子を使ってポエジーを表現する彼女の作品は、かわいらしさからはみ出す野蛮さが魅力で大好きです。地球上すべての乙女たちにぜひ触れてみて欲しいのです!
そんな彼女と私は時間が合うとお茶会をして、色んなお話をしているのですが、最近のテーマは恋の話です。冬ですものね。
恋の話の中でも中心となるのは、ウフフアハハなお話ではなく、苦い思い出を語り合うのが我らです。会話中、それぞれがエピソードを披露すると、誰からともなく「ウゥッ、切なすぎて吐きそう!!」「もう聞きたくないけど聞きたい!!」などと順次言い出します。
それは、過去の恋に対する回答ボタンのようなもので、ピンポーンと、喫茶店のテーブルに、ピョコピョコと見えない回答札が上がっていくのです。
そんな中、ひなちゃんがぽつりと放った
「恋はね、終わってからが始まりなんだよ…
という一言が忘れられません。ウウ!
こちらはひなちゃんがくれたクリスマスプレゼントです。
2.ポケモンセンター渋谷で遭遇したお方
ついに、ついに、渋谷にポケモンセンターがオープンしました!!ワーワー!!
しかもミュウツーがお出迎え(しかも映画ミュウツーの逆襲のオープニングの『私は誰だ…』という台詞で有名なあの姿勢で)してくれるといいいます。何ごとか?!
初代からのポケヲタとしてはどうしても行きたく、わたくし初日に行って参りました。
いそいそと向かうと入場規制が掛かっているらしく、謎の駐車場へと誘導され、小雨が降る中待つこと10分。
意外とスムーズに列は動き、すんなりと館内へ。
館内で並ぶこと10分、ふと、前列に並んでいたお兄さんがブツブツ独り言を言っているのに気がつきました。耳をそば立てると、
「今日すでにポケセン行くの三回目だからな〜三回目はキツいよな〜」
と言っていました。ふむ、あのお方は、よほどポケモンが好きなのか、或いはきっと並ぶのが好きか、のっぴきならない事情があるんだな、と私は思いました。
そしてそれから10分後、ようやくポケモンセンターに入場できる!というところで、前列のお兄さんがくるっと振り返り、私たちに突然
「もうすぐ入場できますよ〜!!」
と、この世の輝きをすべて閉じ込めたようなキラキラした笑顔で喋りかけてきたのです。
わたしは思いました。予想通り、めちゃくちゃポケモンが好きなのだなと。
お返事をする間もなく、そのお方はピュイーッとポケセン内へ素早く走り去ってゆきました。
ポケモン好きはみんな友達だぜ!
ポケセン渋谷でピカチュウピアスGETだぜ
3.アイドル見習いのお姉さん
先日韓国に行ってきました。with衣装のりさちゃん、キーボードのありり。
弾丸旅行だったので、朝から晩まで、私たちはゾンビになるまで楽しみました。詰め込んで、全部やりきった!
とーーーっても楽しかったのですが、帰り道はみんなへろへろで、成田空港に帰国後、私とありりは乗り換え駅の原宿で、一度珈琲を飲んで帰ろうということになりました。
珈琲を飲み、ごはんを食べ、さていよいよ帰りましょうか、という時に、突然サンタクロースの格好をした女性に声をかけられます。
「すいません、私、アイドルを目指しているものなのですが、よければ1曲披露させて頂けませんか?」
彼女は、何でもリクエストしてくれたら歌って踊ってくれると言います。
旅の疲れで頭が働いていなかった我々は、なぜか
「じゃあ…宇多田ヒカルのFirst Loveを…」
と、踊りづらそうなリクエストをしてしまいました。
するとそのサンタクロースの格好をした女性は、
「あっ、その曲は難しいので、AKBさんの大声ダイヤモンドでもいいですか?」
と、我らの頼りなさを見抜き、自分で楽曲を選んで下さいました。
はい、ではそちらで、よろしくお願いします、と、私たちが道のわきに座ると、彼女は息を整え、緊張した面持ちで、大声ダイヤモンドを勢いよく歌い踊り始めました。
あまりの気迫に圧倒された私たちは、手拍子を打つくらいしか術がなく、ただ静かに見守るのみ…。
踊り終えた彼女は、名も名乗らず
「見てくださってありがとうございました!!」
とお辞儀をして、走り去ってしまいました。
ぽかーんとしながらも、遠くに去っていく彼女が、泣いていたのを見ました。
とっても緊張したんだな、自分じゃない誰かに向かって表現をすることって、する側も受け取る側も、どこかが張り詰めるんだなと、表参道のイルミネーションの下、思ったのでした。
韓国ぜひまた行きたい
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