喫茶店のために行きたい「街」がある
おしゃれなカフェやレストランはもう飽きた。
珈琲は飲まないし煙草も吸わない割に「純喫茶」が大好きな私の”東京・お気に入り純喫茶記録・第5弾です。
若い世代の間でもじわじわ注目を集めているノスタルジックな喫茶店文化。
でもそんなブームとは裏腹に、マスターの高齢化や経営難などで素敵なお店がどんどん閉店していってしまっているのが現実…。
そんな文化を守るべく…今回もずっと残しておきたい大好きなお店を紹介します。
今回も、まずは「純喫茶って何?」ってところから。
「いわゆるカフェや普通の喫茶店と何が違うの?」という部分を、わたしなりにまとめてみました。
・お酒がメニューにない
・タバコが吸える
・レザー調、ベルベット調などの高級感のある椅子やソファがある
・年季の入ったレトロな雰囲気の内装
・漫画や雑誌が置いてある
・ゲーム卓がある
・クリームソーダやミルクセーキがある
・美味しいサンドイッチやナポリタン
全てに当てはまらなくてもOKだけど、当てはまれば当てはまるほどイイ!というのが私の基準。
今回紹介するのは、台東区の純喫茶2店。
ローカルな魅力をたっぷり味わいたい人にオススメです。
コーラル / 鶯谷
鶯谷駅から歩いて、約2分のところにある「コーラル」。
鶯谷といえば、駅を降りてすぐに広がるホテル街のイメージが強いですが、実はこんな喫茶店や味のある飲み屋もある楽しい街。
くるくる回るファンシーなイラストの看板が目印です。
色褪せたパステルカラーの看板。
消えかかった「喫茶 コーラル」の文字が、お店の歴史を感じさせます。
店前で見つけた自転車のカゴには、「鶯谷感」漂う雑誌を大量に発見。
そんな「コーラル」で頼んだのは、クリームソーダとマロンケーキ。
・クリームソーダ(¥600)
クリームソーダを頼んで、チェリーが乗っているとテンションが上がるのは私だけじゃないはず。
グラスといえチェリーといえ、アイスの形といえ「THEクリームソーダ」と言える、完璧な見た目です。
まぁるく綺麗なフォルムに盛られたアイスクリームは、シャリシャリ感が少ないしっとりクリーム系。
・マロンケーキ(¥350)
実はケーキやフードの種類も豊富なコーラル。
トーストやサンドイッチはもちろん、焼き魚御膳や定食系まで。
お昼ご飯を食べにやってくる常連さんも多いみたいです。
マロンケーキは、小ぶりで食べやすいサイズ。
人気のケーキセットは、コーヒーや紅茶とセットで¥600です。
丁寧なママ?が一人で切り盛りしていて、優しく声をかけてくれます。
決して綺麗とは言えない店内ですが、なぜだか長居してしまう落ち着く空間です。
【コーラル】
住所:東京都台東区根岸1-2-19
アクセス:鶯谷駅から徒歩2分
電話番号:03-3875-5988
営業時間:不明
定休日:不明
ハトヤ / 浅草
つくばEXP・浅草駅から歩いて約5分のところにある「ハトヤ」。
浅草にはレトロな喫茶店がたくさんありますが、こちらのハトヤは創業90年以上、老舗中の老舗です。
店前のショーケースには「ハトヤ」の文字。
お店の名物メニュー、ホットケーキやホットドックのサンプルが並びます。
ドアにプリントされた鳩さんマークも可愛い。
そんな「ハトヤ」で注文したのは、ミルクセーキと玉子サンド。
・ミルクセーキ(¥500)
ミルクセーキって、喫茶店によって結構味が違ったり、時にはとてもまずかったり(笑)するのですが、
ハトヤのミルクセーキは私の中でもかなり上位!という位美味しい。
しっかり泡立つほどにミキサーにかけてある感じと自然な甘みが最高で、その上ポッキーが添えてあるなんて。
毎回飲みたいレベルの、お気に入りメニューです。
・玉子サンド(¥600)
一見ホットドックやホットケーキ推しっぽいハトヤですが、実は玉子サンドも人気メニュー。
和風な味付けの玉子焼きがサンドされているのですが、これがまた絶妙な塩加減とバター加減!
甘じょっぱくてシンプルで、いくらでも食べれるお味です。
ちなみに、隣にちらりと写っているのは、シュガーポット。
赤と白のハトヤカラーが可愛い…!
私はタバコ吸わないけれど、喫茶店にきたら灰皿もチェック。
ハトヤの灰皿は、なんと鳩マーク入り!
灰皿にお店のマークやロゴが入っているのは、なかなかレア。
観光名所だらけの浅草で、ホッとできる老舗純喫茶「ハトヤ」。
とにかくそれぞれのメニューがこだわっていて美味しいので、ランチにもぴったりのお店です。
浅草観光のついでに寄ってみて。
【ハトヤ】
住所:東京都台東区浅草1-23-8
アクセス:つくばEXP・浅草駅から徒歩5分
電話番号:03-3844-5313
営業時間:8:00-18:30
定休日:不定休
今回紹介したお店は、数ある私が大好きな純喫茶のうちの2つ。
珈琲が飲めない・煙草を吸わない女の子でも大丈夫!
昭和情緒溢れる、レトロな「純喫茶」をぜひ体験してみて。
次回・第6弾もお楽しみに…!
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