AirbnbではなくNotfairbnb
ベルギーのホームレス支援団体「Solidarité Grands Froids」の素晴らしきアイディアをご紹介。ホームレスの過酷な生活環境を訴えるために彼らがオープンさせた特設サイト、その名も『Notfairbnb』。
デザインは一目瞭然、世界192カ国33000の都市で80万以上の宿を提供する世界最大級の宿泊予約サイト『Airbnb(エアビーアンドビー)』。多種多様の宿泊施設や民宿などの物件を掲載する『Airbnb』に対し、この『Notfairbnb』が掲載するのはホームレスの人たちが暮らす過酷極まりない物件。
冷たい石畳や道路の脇にダンボールやマットレスを敷いたり、公共施設などの階段やお店の前で毛布にくるまっていたり、薄暗い路地裏や橋の下に囲いをしていたり、心が痛くなる環境(物件)が掲載されています。
『Notfairbnb』はそんな過酷な環境の物件たちをマッピング、それぞれの物件には「値段」が表示(おそらく環境の酷さやホームレスの体調なども加味してるのかな?)、ユーザーは宿泊予約する代わりに、ページ右側にあるカレンダーボックスや赤いボタンで支援団体に寄付することができるようになっています。
僕らの住むニッポンでも、同じ光景を見かけます。格差や失業率など多くの問題を抱えて日々を生きています。世界の宿泊事情を激変させた巨大サービスのイメージを活用したアイディアはとにかく見事(ネーミングも素晴らしい!)。僕たちも見習うことができるアイディアだと思いました。
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