「第10回京都アニメーション大賞」で奨励賞を受賞。「時間」がKAエスマ文庫よりライトノベル化。
「第10回京都アニメーション大賞」で奨励賞を受賞した小説「時間」が、KAエスマ文庫よりライトノベル化されました。
同作は、一人の男が貫いた、あまりにも切ない愛の物語を描く感動作。鏡はなが手掛けた原作小説に、やなぎ楓(イラスト)、内山周哉(美術・背景)の2人が息を吹き込みました。これまで「京都アニメーション大賞」からは、「中二病でも恋がしたい!」「境界の彼方」「ハイ☆スピード!」「ファントム・ワールド」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」など、多くの話題作が誕生しており、今作もそれらに続く作品になると注目を集めています。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のようにメディアミックスで世を賑わす、そんな作品となっていくかもしれません。
ライトノベル「時間」商品情報
発売日:2020年2月21日
価格:648円+税
原作:鏡はな
イラスト:やなぎ楓
美術・背景:内山周哉
出版:KAエスマ文庫
発行:株式会社京都アニメーション
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「時間」あらすじ
大学で研究室の助教を務める有馬覚は、同大学に通う時任真千子との結婚も決まり、平凡だけれど幸せな人生を送っていた。
だが禍は突然やってくる。正体不明の長球体――それに触れてしまってから、真千子の記憶が少しずつ消え始めていく。
彼女を救おうと「それ」の正体をさぐる覚は、予想だにしない答えに辿りつく。
それは幸せの真っただ中にいた2人に襲い掛かった唐突な理不尽。
2人に待ち受ける、衝撃の未来とは――。
鏡はなの発売記念コメント
小さな頃は何の興味もなかったのに、今は大好きなものがあります。
子供の時は本気で楽しんでいたのに、今は見向きもしないものがあります。
その変化は長い時間がもたらしたものです。
コーヒーが飲めるようになったのも、ケーキを沢山食べられなくなったのも、
すべては時間の賜物です。『時間』の物語の中でも、時間は流れます。
大きく変わるものがあると思います。
それでも変わらないものがあると思います。読者の皆様と、大切な時間を共有できましたなら幸いです。
鏡 はな
京都アニメーション大賞とは
京都アニメーション大賞は、2009年に発足した京都アニメーション主催の文学賞。第1回が開催された2010年より、年1回のペースで開催されている。
「小説(長編・短編)」「シナリオ」「漫画」といった部門があり、それぞれに大賞や奨励賞などが用意されている。今回紹介した「時間」は2019年の第10回で、小説部門の奨励賞を獲得した(同年の大賞は該当作品なし)。過去多くの話題作が同賞から生まれており、近年では2005年の第5回で小説部門の大賞を獲得した「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が有名。「時間」がこれに続けるか、大きな注目が集まる。
KAエスマ文庫について
KAエスマ文庫は、京都アニメーションが発行する文庫レーベル。2011年、前年の第1回京都アニメーション大賞で小説部門奨励賞を受賞した「中二病でも恋がしたい!」と、「夕焼け灯台の秘密」をはじめて発刊し、文庫レーベルとしての活動をスタートさせた。これまで京都アニメーション大賞受賞作を中心に、多くのライトノベルを展開。人気となった作品は京都アニメーションから映像化されるなど、アニメカルチャーとも密接な結び付きを見せている。
時間
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