名前や有名な曲は知ってるけど、米津玄師が実は何者なのか良く分かっていない方は必見
米津玄師は1991年3月10日生まれの音楽家です。徳島県出身。身長は188cmと高身長なのも特徴的です。所属レーベルはSME Records。名前は”よねづげんし”ではなく、”よねづけんし”が正しい読み方です。今回は米津玄師の略歴とおすすめの名曲を順番に紹介します。
米津玄師の簡単なプロフィール
米津玄師はボーカロイドプロデューサー”ハチ”としてインターネットを中心に活動したあと、2012年から本名での活動をスタートさせました。同年2月、「ゴーゴー幽霊船」「vivi」「恋と病熱」と3本のMVを発表したのち、5月16日に1stアルバム「diorama」を発売しました。
2013年5月、1stシングル「サンタマリア」でメジャーデビューを果たします。
10月にはシングル「MAD HEAD LOVE/ポッピンアパシー」をリリース、さらに同月にボカロ楽曲「ドーナツホール」を投稿しました。
2014年4月、2ndアルバム「YANKEE」をリリース。iTunesの年間ランキングで「ベストアルバム」として選出されました。
2015年4月、ワンマンツアー「米津玄師 2015 TOUR / 花ゆり落ちる」を開催。8月には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」をはじめ、様々な夏フェスにも出演しました。
10月、3rdアルバム「Bremen」リリース、日本レコード大賞で優秀アルバム賞に選ばれました。
11月、ライブイベント「JAPAN CIRCUIT vol.54 WEST〜山崎死闘編〜」へandrop、クリープハイプと共に出演。RADWIMPSの対バンツアー「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤」にも出演しました。RADWIMPSは米津玄師が影響を受けたアーティストでもあり、非常に感慨深い対バンライブとなりました。
2016年、ユニバーサルスタジオジャパンの15周年を記念する企画に参加。米津玄師によって描かれたスヌーピーのイラストを使ったコラボグッズが期間限定で販売されました。
9月、5thシングル「LOSER/ナンバーナイン」をリリース。自身のシングル最高位を更新しました。「ナンバーナイン」はルーヴル美術館特別展「ルーヴル No.9 〜漫画、9番目の芸術〜」のイメージソングとして書き下ろされています。また「LOSER」は発売から2年後にHonda「JADE」のCMソングに起用されました。
2017年、映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」の主題歌に抜擢されたDAOKOの楽曲「打上花火」をプロデュース。異例のロングヒットを記録し、自身もセルフカバーしています。
7月、3年9ヶ月ぶりにボカロ曲「砂の惑星」をニコニコ動画とYouTubeにて公開。ニコニコ動画ではボーカロイド楽曲の最速100万再生達成記録を更新しました。
11月、4thアルバム「BOOTLEG」をリリース。20を超えるチャートで初登場1位を獲得。同年のCDショップ大賞最高賞、さらに翌年の日本レコード大賞の最高賞を獲得し話題になりました。
「米津玄師 2017 TOUR / Fogbound」の追加公演として2018年1月9日、10日に「米津玄師 2018 LIVE / Fogbound」を日本武道館にて開催。最終公演ではダンサーの辻本知彦、菅原小春、「灰色と青」でコラボした菅田将暉がゲストとして出演しました。
またNHKの”2020年応援ソングプロジェクト”に参加。5人ユニットFoorinの「パプリカ」をプロデュースしました。
7月・8月にはスタジオジブリの鈴木敏夫がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」にゲスト出演。なお「BOOTLEG」に収録されている「飛燕」は宮崎駿の漫画「風の谷のナウシカ」をモチーフにしています。
10月27日、28日に「米津玄師 2018 LIVE / Flamingo」を幕張メッセにて開催。
さらに12月18日に幕張メッセで行われたザ・ウィークエンドの初来日公演「The Weeknd ASIA TOUR LIVE IN JAPAN」にスペシャルゲストとして出演しました。ザ・ウィークエンドの公演にゲストアーティストが起用されたのは、アジア初でした。
12月31日、NHK紅白歌合戦に初出場。徳島県の大塚国際美術館から生中継で「Lemon」を披露。テレビで曲を披露したのはこの一度きりのみです。
2019年1月、自身初となるアリーナツアー「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」を開催。
5月、菅田将暉と2度目のコラボとなった「まちがいさがし」でプロデュースを務めました。この曲は最新アルバム「STRAY SHEEP」でセルフカバーされています。
9月、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」の主題歌として書き下ろされた「馬と鹿」をリリース。ラグビー人気にも一役買い、さらに多くの人に知られるようになりました。
2020年2月1日より、アリーナツアー「米津玄師 2020 TOUR / HYPE」を開催していましたが、コロナウイルスの影響を受け、3月11日以降の国内8公演、海外2公演の延期および中止が発表されました。
5月20日、「Lemon」が2020年JASRAC賞にて金賞を獲得。インタラクティブ配信、カラオケの分野でも2年連続で分配額1位を獲得し、3冠を成し遂げました。7月29日、米津玄師が作詞作曲を手がけた嵐のシングル「カイト」がリリース。
8月5日に待望の5thアルバム「STRAY SHEEP」をリリースした同日、ハチ名義で発表した「花束と水葬」から、最新アルバム「STRAY SHEEP」まで7枚のアルバムと13枚のシングルが各種サブスクにて解禁。Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」では50位以内に40曲もランクインし、話題を集めました。
8月7日には日本人アーティストとして初めてオンラインゲーム「フォートナイト」でバーチャルライブを敢行しました。さらにユニクロのUTとコラボを発表。アメリカに続いて8月14日から日本でも販売されています。
8月13日、「STRAY SHEEP」の累積売上が102.2万枚となり、自身初のミリオンを達成しました。その勢いは留まらず9月23日には日本レコード協会”史上初”となる、配信開始月ゴールド認定を受けたことが発表されています。
影響を受けたバンドにはBUMP OF CHICKENやRADWIMPSの名前を挙げています。
また漫画家になりたかったほどマンガ好きという一面も。最も好きなのは「ハンターハンター」で楽曲の歌詞にも登場しています。
音楽活動の他にイラストレーターとしても活動しており、自身のジャケット、アニメーションMV、CD特典、ライブグッズなど様々なアイテムのイラストを制作。架空のかいじゅうを描き下ろした「かいじゅうずかん」も出版されています。
YouTubeにあるおすすめ曲10選
ゴーゴー幽霊船
ハンドメイド感溢れるMVと歌詞が非常にコミカルで中毒性が高く、見てる人をグイグイと引き込んでしまう引力の強い曲。随所に不協和音が差し込まれていてシュールです。
破綻ギリギリで何とか構築されていて、それを立て直すことなく最後までそのまま突っ走ってしまうような変態性と爆発力。初期にリリースされた曲でありながらも、持ち前のセンスは既に開花していたことが分かります。
ドーナツホール
2013年にハチ名義で公開されたボカロ曲。2014年にリリースされた「YANKEE」では
米津玄師がカバーした音源が収録されています。
これまでに行っていた打ち込みによる作曲ではなく、生のバンドで録音されており、生命力を感じますね。スリリングで駆け抜けるようなメロディ、焦燥感溢れるギターカッティングが印象的。鋭角なサウンドデザインでありながらもキャッチーで非常に聴きやすいナンバーです。
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