ボカロPが楽曲を手掛けるサブカル発ポップシーンの新星・YOASOBIとは何者なのか。
『ずっと真夜中でいいのに。』や『ヨルシカ』の台頭が記憶に新しいサブカル発ポップシーン。同ジャンルから新たな星が生まれようとしています。
そのミュージシャンの名はYOASOBI(ヨアソビ)。ボカロP出身のAyase、シンガーソングライターのikuraからなる2人組のポップユニットです。彼らはいったい何者で、どんな音楽をシーンに送り出しているのか。この記事では、いまをときめくポップユニット・YOASOBIのプロフィールやディスコグラフィー、人気曲・おすすめ曲を紹介します。
YOASOBIのプロフィール
YOASOBIは、コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる2人組のポップユニット。2019年に結成され、活動をスタートしました。
彼らの音楽の最大の特徴は、小説をモチーフに制作をおこなう点。これまで発表された3作品はすべて、投稿型SNS・monogatary.comにて公開されている小説を原作としています。かねてからボカロPとして実績のあったAyaseの楽曲を、一度聴けば耳から離れないikuraの声で形にする。読み物として描かれた世界を上質なポップミュージックへと昇華することで、YOASOBIはあっという間に若者から絶大な支持を獲得するに至りました。
2019年11月に公開された第一弾楽曲『夜に駆ける』MVは、公開から1か月で100万再生を記録。その後も爆発的に数を伸ばし、翌年4月には1,000万回を突破しました。2020年7月現在の再生回数はおよそ3,500万回。YOASOBI最初の作品が、現在進行形で反響を呼び続けるモンスター楽曲となっています。また、2020年1月リリースの第二弾楽曲『あの夢をなぞって』は、原作小説『夢の雫と星の花』がコミカライズ化。彼らの音楽が、小説から音楽、音楽からマンガというメディアミックスの橋渡し役となりました。さらに最新曲『ハルジオン』は、LINE MUSICのウィークリーチャートで1位を獲得。『ずっと真夜中でいいのに。』や『ヨルシカ』のブレイクでトレンドとなりつつあるサブカル発ポップのニューカマーとして、まさにいま熱い注目を集めているのが彼ら、YOASOBIです。
YOASOBIのメンバー
Ayase
YOASOBIのコンポーザー。
2018年12月よりボカロPとして活動を開始。独特の感性で切り取ったドラマティックなメロディ・歌詞の世界が評判となり、一躍人気コンポーザーの仲間入りを果たした。
2019年11月には、これまで発表してきたボカロ楽曲を自身の歌唱でセルフカバーしたアルバム『幽霊東京』を発表。収録の楽曲『幽霊東京』や『夜撫でるメノウ』が再生数100万回を記録するなど、シンガーとしても存在が認められつつある。
以前は顔を明かしていなかったが、YOASOBIとして活動を開始して以降は、各種メディアで写真が公開されている。
Ayase個人Twitter
Ayase個人Instagram
Ayase個人YouTubeチャンネル
ikura
YOASOBIのボーカル。
小学6年からギターで作詞作曲をはじめ、中学3年から本格的に活動をスタート。シンガーソングライター・幾田りらとして活動するかたわら、アコースティック・セッション・ユニット・ぷらそにかにも、ボーカル、ギター、トランペット、キーボードなどで参加する。
透明感を持ちながら力強さや憂いも兼ね備える彼女の歌声は、YOASOBIの唯一無二の魅力となっている。
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YOASOBIのディスコグラフィー
YOASOBIにはこれまで、CDとしての音源リリースがなく、配信限定で4作のシングルを発表しています。この項では彼らのディスコグラフィーとして、4作のデジタルシングルの情報について記載します。
夜に駆ける
1stデジタルシングル『夜に駆ける』
2019.12.15 release
01.夜に駆ける
作詞・作曲・編曲:Ayase
原作:星野舞夜『タナトスの誘惑』
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