ポップでもロックでもないアンビバレントな音楽性が魅力的なthe quiet room
図らずもしゅきぴと呟いたことでバズったクワルーの菊池。彼らの魅力はTwitterだけではありません。根本には楽曲から滲み出る面白さがしっかりとあります。「表情豊かに生きる」をテーマに掲げているバンドだからこそ、感情の変化にフィットしているツイートがバズるのは必然でした。
the quiet roomとは?
the quiet roomは3人組ロックバンド。読み方はザ・クワイエットルームです。ファンからクワルーの愛称で親しまれており、SNS等では以前からメジャーデビューが期待されています。所属のレーベルはライブハウスeggmanが擁するmurffin discs/mini muff records。「表情豊かに生きる」をテーマに活動しています。
メンバーは、写真右のボーカルギター菊池 遼、写真中央はギターコーラスの斉藤 弦、写真左がベース前田 翔平。
クワルーは2010年8月茨城県水戸市で菊池、前田を中心に結成。その後はメンバーチェンジを行ったり、時には菊池1人での活動を余儀なくされたこともあり、紆余曲折を経て現在のメンバーに至ります。
6月26日にはミニアルバム「White」をリリースしました。リード曲の「パレードは終わりさ」は日本テレビ系の情報番組「バゲット」のエンディングテーマに起用されました。
CDジャケットはイラストレーターのnatunatunaさんが手がけています。natunatunaさんもクワルーと同じく茨城県出身でメンバーとも親交があります。可愛らしく統一感のあるジャケットはコレクター精神をくすぐります。
フロントマンの菊池はTwitterでも話題に。共感性の高い歌詞が人気の作詞家ならではのポエミーなツイートと共に、”しゅきぴ”を取り入れた呟きが人気を呼び、事務所を巻き込んでグッズを作るまで発展しました。(しゅきぴとは若者たちの間で流行った言葉、”好きピープル”を省略した”好きピ”をもじったもの)
YouTubeにアップされているミュージックビデオには、ポップで爽やかな楽曲が多いですが、「表情豊かに生きる」をテーマに掲げているようにアルバム曲のなかには怒りを表した楽曲も収録されています。
ライブではセトリのなかに激しい曲を盛り込むことで、彼らの多面性がより分かりやすく現れます。
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