ただ生きているだけではただ過ぎていく毎日を
無理矢理にでもキラメかせるべく
無茶苦茶なトキメキに飛び込んでいく
連載6月号です
前回は初めましての自己紹介と
それを兼ねた
ずっと大好きなもの、気がつけば遠くなっていませんか?
大好きなものと、そこにあった思い出ともう一度出会ってみてはいかがでしょう
というテーマでお送りしましたが
今回は馬鹿一本でいこうと思います
make.2
〜 とりあえず海に行け 〜
時間も季節も行き方も人数も関係ない
とにかく海に行きましょう
思い立ったらそう今、今でも良いです
立って
そんな感じで行くのにうってつけなのが海です
準備も予約もお金もいらない
すごくデカい、変化する、すごい
拾った昆布を投げつけても怒られない
プールなんか四角に水が入っているだけなのに、
海はすごい
今回のトキメキをつくる基本は
<とりあえず思い切った行動をしてみちゃうこと>
つまりこのテーマは夏だから書いているわけじゃありません
海は大好きだけど所謂“海水浴場”に行くことの方が少なくて、冬に、夜に行く海が忘れられなかったりする
ちょっとした非日常や知らない景色と出会えちゃう時間の、そのための目的地が海なんじゃないかと思うのです
一人で今から行こうと決める瞬間とか
なんの計画もなく向かっている最中の得体の知れないドキドキとか
好きな人と眺めた海でふざけて落とし合ったことよりも、それが二月で電車に乗れないくらいびしょ濡れで、当然恐ろしく凍えながら何駅か歩いた帰り道とか
友達と「朝日見たくない?」で当日集まっちゃったこと自体が面白くて仕事の後に笑いながら終電に駆け乗ったこととか
浜辺でゆっくりと星なんか眺められないくらいの悪天候に見舞われたのに、なぜか誰一人店にも入らず岩場の陰で耐え続けたのに、自分たちの遠く背中側から空が明るくなったこととか
なんか馬鹿になっていっかなって
普段は選ばない行動で美味しいご飯に出会えたり
気にもしたことなかった景色の綺麗さに気付けたり
その時に聴いた曲や見えたものが特別になったり
予想もできていなかった考えが生まれたり
忘れていた自分を思い出したり
美しくなくても一生笑える思い出ができたりする
例えなんとなくで歩いて行った海が全然綺麗じゃなくたってその間にきっときらめく何かが大正解
パワーが必要な時には美味しいものを食べたり好きなことをしたりすると思うのだけど、それっていつもの延長線上にしかならないこともあるし
じゃあ旅行に行っちゃおうなんて思えたとしても、いつどこでどうしようかなって考えることが多かったりして
じゃあそれを省いて海に行ってしまいましょう
もちろん、行けるならどこだっていいんだけどね
面倒な気持ちを張っ倒して動いてみたら絶対に何かが動くし、人生において突発的に進めた瞬間って絶対に間違いないから
ということで以下
超必要だったので行ってきた超海こと沖縄です
一緒に泳いでくれた亀と、一緒に寝ると言い張ったのに朝放られていた亀
ご飯が美味しい、ていうか白米が美しい
したことと言えば主に眺めて泳いだくらい
何もせずただ過ごしました
ちなみに沖縄の海に辿り着くまでに出遭ったトキメキは、おじいさんが手作りしたマジの絶叫マシーン
ご興味のあるおかしな方はぜひお立ち寄りください
今回振り返っていたら海の写真が多すぎてセレクトで一夏終わるんじゃないかと思ったけど、ひとつのことだけでこんなにも思い出が募るってことがもう特別ですね
これからは何が起こるかな
最後にほんの少しだけどそれぞれの無敵ポイントを上げてしまうとっておきの魔法を
夜+海+花火=手の届く宇宙
そういう馬鹿みたいな自分だけの思い込みが大事で
そしてこれが炎の剣で敵を散り散りにするあたし
皆様もどうぞ意図してトキメキを
動くためじゃなく、止まるためでも大丈夫
ほら立ちな
〜 今月トキメかされたもの 〜
ピューロランドで見た“♪ハローキティ”のコピバン
Twitter:スタジオの様子
SHARE
Written by