日本人が世界の舞台で活躍するための条件として、WONKのキーボーディスト・江﨑文武は「スタンスの問題」だと語る。そう、国籍は音楽家を束縛するものではなくなっているし、どんな場所にいたとしても、世界を視野に入れることはできるのだ。
海の向こうとの距離が限りなく消失し始めている今、世界に臨むアーティストが生まれるのは自然なことである。7月24日に『JUQCY』をリリースするソウルシンガー・Nazも、そうした感覚を持つ人間のひとりである。
幼少の頃から海外の音楽や映画に親しんできた彼女は、自分が暮らす沖縄の風景と同じくらい、イギリスへの憧憬をリアルなものとして抱いていたのだろう。彼女の音楽からは、サウンドの面でも、リリックの面でも、聴こえてくるのは海の向こうのカルチャーだ。彼女のそうした「理想」を、音楽作品として昇華したのが、プロデューサーとして参加した冨田ラボとWONK・江﨑のふたりである。
今回は、1ヵ月後にデビューを控える新星の魅力を紐解くため、プロデューサーとして手腕を発揮した江﨑に接触。魅惑的な声を持つ原石・Nazのポテンシャルについて、そして自身を含む日本人が広い世界で聴かれるための挑戦について話を聞いた。
Photography_Hiroaki Noguchi
Interview & Text_Ryutaro Kuroda
Edit_Miwo Tsuji
NazのデビューEP「JUQCY」が7月24日にリリース
Naz-「White Lie」 Music Video
デビューEP「JUQCY」のリリースを先がけて、WONK・江﨑プロデュース「White Lie」が、6月7日に先行配信。MVも同時公開された。
「White Lie」は、WONKの江﨑文武がプロデュース・作曲をし、長塚健斗(WONK)が作詞、MIX・アレンジは井上幹(WONK)が担当したアップテンポのソウルナンバーとなっており、既に業界内で話題に。今作品の“一押し曲”となっている。
Nazとは
2000年沖縄県沖縄市生まれの19歳。独学で歌を学び、13歳の頃に沖縄で開催された 世界的オーディション番組「X FACTOR OKINAWA JAPAN」に出場。クリスティーナ・アギレラやアデルの曲を歌い、その歌唱力で、審査員たちから絶賛される。その後音楽活動の場を広げ、 高校生でありながら、Nabowa「MyHeatbeat(Belongs To You)」、冨田ラボ「OCEAN feat. Naz」と各アルバムリード曲のゲストヴォーカルを担当する。今後は沖縄とロンドンを活動の拠点とし、さらなる音を追求していく。
世界を見つめる原石
――Nazのデビュー作をプロデュースするという経験が、江﨑さんにとってどういうものだったのか、そこから伺えますか。
江﨑文武(以下、江﨑) : 実は、昔から知っている友達ではなく、依頼されてから初めてお会いする方をプロデュースするってうのは初めての経験だったんです。WONKというバンドでやってきた方法論を、プロデュースっていう形でも実践できたのはよかったと思います。物凄く声が良いので、最初からこんな逸材の作品に携われたのは僕にとってもいい経験になりました。
――どういう経緯で江﨑さんに依頼が来たのでしょうか?
江﨑 : 冨田(ラボ)さんのT.O.C BANDっていうジャズ・ラージ・アンサンブルのバンドで、2、3年前から鍵盤を担当させていただいていて、そこから僕と冨田さんの間で交流ができていったんですけど。その縁で彼がbirdさんのプロデュースをされる時に、僕も作曲で参加させていただいたことで関わりが増え始め、今回Nazちゃんを僕と冨田さんでプロデュースするっていうお話になりました。
――Nazさんの音楽家としての第一印象はどうでしたか?
江﨑 : どういうシンガーでありたいのかっていうヴィジョンが、10代ながらにしっかり出来上がっているなっていう印象でした。少なくとも僕の審美眼では、「なんでも好き」っていう人はあんまりヴィジョンがない人なのかなって思うんですけど、初めにどういう音楽を聴くの?って聞いた時、彼女は物凄く好嫌いがハッキリしていて。嫌いなものをハッキリ言える人は自分の目指すべき方向が見えている人だと思うし、私はこうなりたいっていう意志も持っていたから、凄く将来性のある人だなって思いました。
――自分の目指すべき方向というのは?
江﨑 : 日本語の歌を歌う気はないって話していて、なんなら自分は沖縄出身だけど英国人になりたいっていうようなことも言っていました。そのくらい世界の舞台というものをハッキリと意識していたんですね。本当にロンドンに行って活躍したいと言っていて、最初から国外で勝負する気が彼女の中では決まっているようだった。僕はそこに凄く感心しました。
USよりUK、ルーズよりも洗練
――Nazさんとコミュニケーションして行く中で、江﨑さんはどういう楽曲を仕上げたら彼女の魅力にマッチするものが出来上がると思いましたか?
江﨑 : ビートの話をした時に、Nazちゃんが「USのヨレたビートはそんなに好みじゃない」って話していて、そこがひとつの方向性になっていきました。これはWONKでも話題になるんですけど、ドラムの荒田(洸)とかベースの井上(幹)はUSの若干汚れたダーティな感じのビートが好きなんですけど、僕が聴いてきたものはヨーロッパ由来のものが多くて。もちろん、ジャズがベースにあるのでUSのジャズは聴いているんですけど、アメリカのビート・ミュージックが洗練された形でヨーロッパに輸入されて、そこから発信されていったものが好きなんですよね。で、Nazちゃんも割とそういうものを志向している印象を受けたから、2曲(「White Lie」、「Fare」)とも洗練された、ある程度整った曲にしたいと考えていました。
――江﨑さんがヨーロッパ的な音が好きな理由はなんでしょう?
江﨑 : 僕はしっかりとクラシック出身で、ジャズピアノを始めてからもずっとクラシックの奏法を汲んだピアニストばかりを聴いていました。たとえばバド・パウエルみたいな“どバップ”なピアニストよりも、ビル・エヴァンス、キース・ジャレットやブラッド・メルドーのような綺麗なものを志向していました。これは生得的なものかもしれないし、両親に小さい時から聴かされていた音楽の影響もあるのかもしれないけど、自分の肌に合うのはそういう音楽でしたね。
――なるほど。実際に『JUQCY』を聴いた時、僕が感じたのもまさに洗練されている部分でした。
江﨑 : だと嬉しいですね。
――ご本人はビョークが好きって言われていたのと、自然が綺麗な沖縄の出身というプロフィールから、聴く前は自然児的なエネルギーを勝手に想像していたんです。
江﨑 : うんうん、なるほど(笑)。
――そしたらかなりシャープな歌と音楽を聴かせるシンガーでした。
江﨑 : そうなんですよね。沖縄の民族的なものではない、逆に言うとアーバンな歌への強い羨望を感じますよね。彼女自身ロンドンに行くのが憧れなんだって繰り返し言っていたので、自分の歌も洗練された聴かせ方を目指していたのかなって思います。
――なるほど。それこそUKだと、ジョルジャ・スミス的な匂いを感じました。
江﨑 : うん、そうですね。H.E.R.(アメリカ出身)とかを聴かせてみたらNazちゃんはあんまり……っていう感じで(笑)。最近はR&B、ソウル、ヒップホップ、ジャズって混ざってきているので、他にもジ・インターネットとかダニエル・シーザーみたいなものを一通り聴いてもらったんですけど、全然違ったんですよね。共通項があると思って出会ったんだけどマジで異文化交流みたいな(笑)。
――バンドではマッシヴ・アタックとか、ブリストルの音楽を聴いていたみたいですよね。
江﨑 : そう。なので僕にとっては挑戦でしたね。
――というのは?
江﨑 : 僕は自分の人生の中で、UKのロックにどっぷり浸かることがなかったんです。むしろエレキギター的なものを忌避して生きてきたから(笑)。自分の音楽人生の中では、ロックは通ってきていない。でも、「White Lie」はサビの部分でギターが出てくる作りになっていて、それはNazちゃんが好きな音楽とか、今彼女がどういう方向に向かっているのかを僕自身も学びながら制作していったものでした。今回ミキシングとアレンジをやってもらった井上は、UKシーンも押さえてきた人物だったので、どこにギターソロを持ってくるべきか、どういう音質が今っぽいのかっていう部分で意見をもらいながら作っていきましたね。
――それは「Fare」でも言えることですか?
Naz-「Fare」 Music Video
江﨑 : いや、今のは「White Lie」に限った話ですね。「Fare」はどちらかと言うとWONKでやってきた制作のフロウと相違ないものというか、自分達がやってきたものを昇華させるようにできたと思います。
――それはどういう意味で?
江﨑 : 「Fare」はNazちゃんが作ったデモを聴いた段階から、僕らのやっているフューチャー・ソウル的な文脈がある音楽だと思ったので、アレンジの仕方はWONKでのやり方をそのまま適用できそうだと思いました。今回は作詞にも(「White Lie」はWONKの長塚健斗が作詞を担当)ミックスにも身内がいたので、それはひとつ大きかったなって思います。個人的には全員初めましてのチームより、繋がりのあるところでモノつくりをするほうが、いいものになるようなところがあって。ソウルクエリアンズの文脈とかを見ていても、友達であることでいいクリエーションが生まれてると思うから、今回はそこも大きな要因になったと思います。
――以前、僕がメールでNazさんにインタビューをした時、彼女は「江﨑さんは私の声の一番良いポイントを見つけてくれる人だった」って言われていました。彼女の声を上手く引き出すというところは、実際に江﨑さんの中で意識していたことですか。
江﨑 : そうですね。これはWONKで曲を作ってきた中で凄く感じたことなんですけど、作家がこのメロが良い!って思っても、歌い手の気持ちが入らないメロだったり、高さや技術的な面でギリギリなところを攻めるようだと良い表現にならないんですよね。そこは僕の中で凄く意識していたから、まず最初に綿密に音域をチェックしていきました。
――敢えて言語化すると、彼女の声はどういうところに魅力がありましたか?
江﨑 : 何を歌っていても声の質がそもそも良くて、スモーキーとまではいかないんですけど、いい渋さがある声。ビブラートで聴かせるタイプではないというか、どちらかと言うと節回しみたいなところでの表現力が凄い子だなと思いました。
――じゃあちょっと汚れた歌い方もできる方だった?
江﨑 : うん、まさにその言い方はしっくりきます。だからこそちょっと洗練された楽曲とのギャップが生まれてくるというか、ちょうど良いバランスが生まれたかな。
日本の音楽シーンが抱える課題
――「White Lie」は華やかで聴かせどころの多いアレンジをされていて、そこに彼女の将来的な立ち位置への期待を感じたんです。
江﨑 : というのは?
――彼女の声質やキャラクターだったら、もうちょっとオルタナティヴな存在になる可能性もあったと思うんです。そんな中「White Lie」のアレンジからは、「彼女はそこに留まるようなシンガーじゃない」っていう意識を感じたんです。
江﨑 : ああ、それはまさにそうです。あの楽曲の冒頭には、広めのホールでやっている拍手の音を入れていて、そこにはこれから大きな舞台に立って欲しいなという僕らの願いも含まれています。彼女は全編英詞のシンガーとして日本から飛び立っていくわけですけど、まずは日本からデビューすることになっているじゃないですか。
――はい。
江﨑 : そうするとこれはJ-POPなのかどうなのかとか、邦楽なのか洋楽なのかっていうような、どうでもいいところで語られてしまう可能性はどうしてもあって。そうなった時に、勝手にマイノリティなものとして分類されちゃうかもしれないっていうのが嫌だったし、僕は時代的にそういう感覚が本当にナンセンスだと思っていて。
――仰る通りだと思います。
江﨑 : WONKもそういうところで共通の問題意識を抱えているから。別に日本人が英語でやろうが中国語でやろうが韓国語でやろうが、音楽表現としては何の問題もないのに、どうしてもそういう部分で壁を感じることはありますよね。でも、Nazちゃんは一緒にもっとデカいところに行けるんじゃないかっていう、そういうことを勝手に思っていたところはあるかもしれません。
――じゃあNazさんを「日本のブラック・ミュージック」云々の観点で語る必要はないし、彼女自身ある意味そんな場所は気にせず外の世界に飛び出した方がいい?
江﨑 : うん。僕は早く海外に行った方がいいと思っていて、なんなら、日本でのセールスとかはそんなに気にしなくてもいいんじゃないかと思います。これはどのレーベルだとか、どのアーティストがっていう話ではなく、日本発のコンテンツや表現を、どうやったら海外の潮流に乗っけることができるかっていう意味で、僕らにとって共通の挑戦だなって思っています。
――個人ではなく、日本の音楽シーンの課題?
江﨑 : そう。D.A.N.とかceroとかyahyel、もちろん僕らWONKもそうですけど、皆いろんな方向から自分達の音楽を海外で受け入れてもらうために挑戦しているから。そんな中でNazちゃんは、海外に向けてちゃんとやっていくんだぞっていう騎手のような存在になれるんじゃないかなって思いました。
「僕らの世代で変えていく」
――昨年は88risingの躍進、日系のミツキが海外のメディアで高評価を獲得、今はBLACKPINKが非常に注目されるなど、アジア全体の気運は大きく変わってきています。その中でどういう音楽を、どういうスタンスでやっていくことが必要だと思っていますか。
江﨑 : 僕は本当にスタンスの問題だと思っています。ひるまず自分達の音楽を発信していくこと。どうしても海外の人が思う日本らしさを意識してものつくりをしちゃう人達は多いと思うんですよね。たとえば着物を着て歌えばいいとか、MVに富士山や東京タワーを映して、いかにも「日本情緒」を感じるものを撮るとかっていうのは見かけるんですけど、でもそういうことじゃないと思います。普通に洋服を来て洋風の生活を送っているわけで、わざとらしい日本っぽさを持たなくても、海外の人はどこかしらに日本の要素を見出してくれるから。
――音楽には、その国特有の訛りが自然と出ますよね。
江﨑 : そうです。88risingとかは割とアメリカ的な手法で盛り上がっているとは思うんですけど、彼らがアジアから出てくる音楽もカッコいいよねっていう認知を与えたことは間違いないし、そこに対して完全に日本は立ち遅れている感じがあるので。そこを変えていくのが僕達のやるべきこと。若い世代で変えていかなきゃいけない部分だと思っています。
――「国内」と「国外」っていう視点ではなく、世界の中の日本っていう視点を前提として持っていなければいけない。
江﨑 : 本当にそうですよね。Nazちゃんくらいの世代だと、YouTubeやストリーミング・サービスを通して、海外のコンテンツに当たり前に触れられるようになったし、それこそインドネシアのリッチ・ブライアンはまさにそういう環境から出てきた人ですよね。インタビューとかを見ると、彼の場合は小さい時からスカイプがあって、自分と同じようなヒップホップを聴いているUSの子がいたら、TwitterでスカイプのIDを交換し合ってコミュニケーションを図ってたみたいだから。
――凄いですね。
江﨑 : 最初は拙い英語だったけど、「この音楽カッコよくない?」っていうコミュニケーションを積極的にし始める。そうする内に英語がどんどんできるようになって、欧米の人達とも言葉の壁もなくコミュニケーションができるようになったと。で、これがインターネット世代における本当の意味でのグローバルなんだっていう話をしていて。もはや国境っていうものはなくなってきているって感覚を持つことは、そんなに大袈裟なことではないと思います。
――逆に言うと、今回の『JUQCY』の制作では、海外で聴かれることを念頭に置いた曲作りをされたということだと思います。そうした時、サウンド面で意識したことはなんですか。
江﨑 : 日本の音楽って、海外で聴いて欲しいと思って作っていないというよりも、単純に日本で独自進化しているミックスっていうのが凄くあると思っていて。そういう意味では、今回はミックスの面でワールドスタンダードなものを狙っていきました。特にキックの出し方だったりロー感の部分は、世界的に流行っている質感を押さえたいと思っていましたね。凄くざっくりとした言い方ですけど、「外の感じってこうだよね」っていう、音の部分での共通言語を探った感じというか。J-POPっぽさは排除した音作りにはなったと思います。
――なるほど。最後にWONKでの活動についても伺えればと思います。
江﨑 : 今2年ぶりの新作を作っていて、今年リリースするつもりなので期待していて欲しいのと、僕らも海外公演を打っていきたいなって思っています。それこそNazちゃんとも切磋琢磨するというか、僕らもより大きな舞台でやっていきたいなと思っています。
Naz 新譜情報
「JUQCY」 ※読み:ジュクシ
発売日:2019/07/24(水)
収録曲:5曲
価格:¥1,800(税抜)
NCS-10232
4988002788279
Label:SENT
Distributor:SPACE SHOWER MUSIC
01 White Lie ※6/7(金)先行配信・MV公開
Music:Ayatake Ezaki(WONK) Words:Kento NAGATSUKA(WONK)
Produce & Arrange:Ayatake Ezaki(WONK)
Arrange:Kan Inoue(WONK)02 Clear Skies
Music:Keiichi Tomita(TOMITA LAB) Words:Lori Fine
Produce & Arrange:Keiichi Tomita(TOMITA LAB)03 Rain Wash
Music:Naz Words:Naz Produce & Arrange:Keiichi Tomita(TOMITA LAB)04 Fare ※5/10(金)先行配信・MV公開
Music:Naz Words:Naz
Produce & Arrange:Ayatake Ezaki(WONK) Chorus:Kento Nagatsuka(WONK) Arrange:Kan Inoue(WONK)05 These Boots Are Made for Walkin’(Nancy Sinatra Cover)
Music:Lee Hazlewood Words:Lee Hazlewood Sound Produce & Arrange:Ayatake Ezaki(WONK)
「White Lie」が、ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて6/7より先行配信スタート!
※音楽ストリーミングサービス:Apple Music、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimited、AWA、KKBOX、Rakuten Music、RecMusic、Spotify、YouTube Music
※ミュージックビデオはApple Music、YouTube Music、RecMusic、dTVでご覧いただけます。
https://jvcmusic.lnk.to/White_Lie
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WONK
東京を拠点に活動するエクスペリメンタル・ソウルバンド。
2016年9月に全国リリースした自身初のフルアルバム『Sphere』は第9回 CDショップ大賞 ジャズ賞を受賞。ジャズやソウル、ヒップホップなど様々な音楽に影響を感じさせる彼らの幅広い音楽性は多方面から注目されておりデビューわずかながら2017年に第16回 東京JAZZやSUMMER SONIC 2017、翌2018年にはFUJI ROCK FESTIVAL ‘18などへの出演も果たす。さらにその活動は日本のみに留まらず、2017年2月にはヨーロッパ2大都市公演(パリ、ベルリン)を成功、同年12月にはシンガポール公演、翌2018年9月には台湾公演を成功させる。 また米Blue Note Recordsを代表するシンガーJosé Jamesの2017リリースのアルバム『Love in a Time of Madness』のリードトラック 「Live Your Fantasy」のリミックスを担当、さらに2018年には米ロサンゼルス出身のソウル・R&BバンドThe Internetの最新アルバム『Hive Mind』収録楽曲「La Di Da」の公式カバーを担当するなど国外ビッグアーティストとのコラボレーションも果たしており、海外からも多くの注目を集めている。
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江﨑文武(Ayatake Ezaki)
1992年 福岡市生まれ。WONK キーボーディスト /音楽プロデューサー。
東京藝術大学音楽学部卒業、東京大学大学院修士課程在学中(幼児の音表現支援について教育工学の研究室で研究中)。
中学の頃より自身のジャズピアノトリオを結成し全国で演奏活動を展開。サマーソニック2017, 東京ジャズ 2017, フジロックフェスティバル 2018など数々の大型フェスに出演するほか、パリ、ベルリン、シンガポール、台湾など海外公演も多数。CDショップ大賞201うう7『ジャズ賞』受賞。数々のアニメーション音楽・映画音楽の制作にも携わり、映画『なつやすみの巨匠(出演:博多華丸、国生さゆり、板谷由夏、リリー・フランキー)』では音楽監督を担当。冨田恵一(冨田ラボ)T.O.Cバンドのキーボーディストとしても活動しているほか、他アーティストへの楽曲提供やプロデュースワークも多数。
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