2016年6月25日(土)初となる大阪城ホールでのワンマンライブを成功させたバンド「SHISHAMO(ししゃも)」。初の大阪城ホール、初の関西でのアリーナ公演ともなった今回のワンマンライブ、その名も「SHISHAMO NO OSAKA-JOHALL!!! 」には彼女達の姿を見ようと多くのファンが詰めかけた。今年1月には東京の日本武道館でのワンマンライブも行った彼女たち。そんなガールズ3ピースバンド「SHISHAMO」とは一体!?
ガールズ3ピースバンド!「SHISHAMO」の魅力とは…
SHISHAMOは2010年に高校の軽音楽部で結成された3ピースガールズバンドだ。活動を開始した当初はコピーバンドとして、学祭に出演する程度だったようだが、2011年に軽音楽部の顧問からオリジナル曲を作ってみないか? と提案され「宿題が終わらない」を制作。翌年には「TEENS ROCK IN HITACHINAKA」で最優秀賞を受賞し、「宿題が終わらない」はタワーレコードで限定リリースされ、インディーズ音楽ファンから注目をグッと集めた。10年ぐらい昔のバンドブーム時には3ピースガールズバンドはあまり珍しくなかったように感じるが、今の音楽シーンはどうだろうか? バンド内に紅一点として女性メンバーがいるってバンドはまぁまぁいるけど…こんな正当派ガールズ3ピースバンドって貴重な存在なのでは? メンバーの平均年齢は21歳。この若さゆえの感覚を多いに盛り込んだ楽曲が10代の若者の心をガッチリと掴んでいる。
SHISHAMOは次世代ガールズバンドの築きとなれるのか!?
高校の軽音楽部からバンドを結成し、その後うなぎ上りで新曲をリリース、大きなステージでのワンマンライブを成功している彼女たち。2016年の夏は大型ロックフェスティバルや、野外イベントなどに多数出演が決定している。若干20歳を越えたばかりの少女に近い女の子3人が奏でる音楽は、女性らしさを感じる丁寧なメロディーや、若者が感じる平凡な毎日に潜む些細な感情にそっと寄りそうかのような歌詞を武器にしている。SHISHAMOの道はまだまだ始まったばかりだ。大きなステージなどの経験や「オトナ」になっていく上で、彼女たちがどんな成長を遂げるのか楽しみで仕方がない。彼女たちを見た10代の女子たちがガールズバンドを結成するかもしれない! なんて妄想してしまう。過ぎ去ってしまった「ガールズバンド」というブームメントに新しい風が吹き始めたという事は紛れもない事実である。
SHARE
Written by