現在、新メンバーオーディション『なれんの!?夢アド!?』を開催中のアイドルグループ、夢みるアドレセンス。ユメトモ(※夢アドのファンのこと)による投票で新メンバーが決定するという本オーディションを、ミーティアはどこよりも熱く細かく追いかけます。その名も『週刊夢みるアドレセンス!』。今回は10月23日に行われたAKIBAカルチャーズ劇場での模様をお届けします。
Text_Sotaro Yamada
前回までのあらすじ
10月3日に新メンバー候補生14名が発表。9日には東京・秋葉原にあるAKIBAカルチャーズ劇場での定期公演にて全候補生お披露目。14日、15日には関東組候補生と関西組候補生にわかれてそれぞれ東京と大阪でリリースイベントに出演。候補生だけでもパフォーマンスを行った。16日には定期公演にて関東組候補生がステージに立ち、17日の『MARQUEE祭vol.7』には体調不良の小林れいに代わって関西組候補生の永戸真優が出演。18日には投票結果の中間発表が発表され、現時点での1、3、5、7位が明らかになった(順に、永戸真優、岡村茉奈、若松来海、内藤もゆの)。
中間発表のあとで
前回もレポートした通り、徐々に候補生同士の関係値ができつつあり、仲の良さもSNS上で話題になっている。しかしこれはオーディションだ。中間発表で現実を知らされると、ほぼすべての候補生たちが悔しい気持ちをブログやツイッターで吐露。また、同日に行われたLINE LIVEには抽選で選ばれたユメトモが参戦し、新メンバー加入について賛成か反対かを、あろうことか候補生たちを目の前にして議論を交わすなど過酷な「アイドルレース」が本格化している。
そして21日と22日には、候補生で唯一の北海道在住者であり最年少の山下彩耶(15)が、現メンバー最年少の京佳(17)と2人でタワーレコード札幌ピヴォ店でのリリイベに出演。山下彩耶のあまりにハイレベルな仕上がりと堂々としたステージングに、現場に居合わせた人、LINE LIVEで閲覧した人々に衝撃を与えた。
地理的な問題でイベントに参加できず、ハンデがあるように思われてきた山下彩耶だが、むしろ他の候補生たちにハンデを与えていたのでは?と思わせるようなパフォーマンスだった。ほかの候補生たちが刺激されないわけがなく、その影響がモロに出たように思えたのが、23日の定期公演『YUMELIVE』だ。
4人揃った夢アド
この日のライブはメジャー1stシングルの『Bye Bye My Days』でスタート。前回までの定期公演では11月15日にリリースされる新曲『20xx』の衣装を身にまとっていたが、この日は赤と黒のチェックスカートに黒ジャケットという『Bye Bye My Days』の衣装で登場。
今日のYUME LIVE4人揃った!
そしてお久なBye Bye衣装。
約2年ぶりにソロ曲もやったよ〜✌有難うございました! pic.twitter.com/Hydz0FlYtP
— 小林れい (@Kobayashi_Rei) 2017年10月23日
体調不良で欠席していた小林れいが復帰。前日の台風の影響で出演が微妙だった京佳も無事に北海道から帰京することができ、久々に4人揃ってのステージとなった。となれば当然、ブチ上がるに決まっている。スタートから大盛り上がりで、特に小林れいのキレのあるダンスと強い声が印象的だった。
2曲目は小林れいのソロ曲『OVERFLOW』。披露するのはなんと18歳の生誕祭以来とのこと。この数日間の不在を取り戻そうという意志を感じる。
ふたたびメンバー4人になり、スタンドマイクにて『夢見る少女じゃいられない』。相川七瀬の大ヒット曲をカバーしたこの曲、アレンジもフリも完全にX JAPANのオマージュになっていて(しかも『BLUE BLOOD』の頃の)、30代以上のロックファンを確実に「暴れん坊将軍」にしてしまう(※X JAPANのTOSHIによる有名なMCより)。こうした曲を持っていることが、夢みるアドレセンスというグループの存在に厚みを与えているなあと個人的には思う。
続いて『ステルス部会25:00』、『アイドルレース』、『ララララ・ライフ』を休みなく披露。フロア後方のスタンディングスペースが物凄い盛り上がりを見せていた。
そういえば、『ララララ・ライフ』は前回の定期公演で候補生ver.でも披露された曲。2週続けて観た人は「さすがメンバーだ」と思ったかもしれないが、改めて感じるのは、この定期公演はファンだけに向けられたものではなく、候補生の学びの場としても機能しているということだ。こうしたセットリストは、本オーディションの本質を匂わせている。つまり、これは「新しいメンバーを選別する」オーディションではなく、「新しいメンバーを(そしてチームを)つくっていく」オーディションだということ。選別するだけなら投票も定期公演もリリイベへの参加も必要ないのだから。
候補生のキャラを深掘り
この日の「Who Is Next?」のコーナーは、事前アンケートをもとに、候補生のことをより深く知ろうという企画。司会にはさわやか五郎が登場し、メンバー4人がステージにいる中、体調不良の上杉らんを除く関東組の候補生がひとりずつ登場した。
トップバッターは立花華。
最近、彼女の呼び名が「バナナ」に決まった。というわけで、フロアから「バナ姐ー!」という歓声があがる。
バナナに決定いたしました。🍌🍌笑 https://t.co/IBHsYsE1Hb
— 立花華 (@hana__banachi) 2017年10月21日
アンケート結果より、ここではバナ姐の「最近身のまわりであった事件」と「まわりにいるヘンな人」のエピソードが和やかな雰囲気で語られる。このコーナーではお馴染みになりつつあるが、候補生のエピソードにメンバーがどんどん突っ込みを入れ、より強いエピソードをかぶせていき、さらにさわやか五郎が突っ込んで笑いが生まれるという、コントのような展開が始まる。1人当たりの持ち時間は少ないものの、各候補生とメンバーのキャラクターが引き出され、定期公演では欠かせないコンテンツだ。
バナ姐のターンでは、アンケートの答えとはまったく違う方向に話が飛び、小林れいの男前感とバナ姐の胸の揺れがフォーカスされる結果になった。
立花華にはアネゴ感と面白さという特徴があるが、夢アド候補生のセクシー担当を自称(?)するように、やはり一番の武器は色気なのだろうか(ユメトモのみなさんどう思いますか?)。
YUMELIVEありがとうございました❤
楽しかった😆😆😆❤❤
掛け声もありがとう!バナナではなく、バナ姐ってコール嬉しすだーった!
はやく新しい曲披露したいよお!
ツーショットありがとう!😍バナナ姐がんばるるるる。応援よろしくお願いします。 pic.twitter.com/mlnNFI9NRl
— 立花華 (@hana__banachi) 2017年10月23日
2番目は内藤もゆの。
この日は自分でアレンジしたツインテールで登場。そして即、そのツインテールをメンバーにイジられるが、内藤もゆのにはそうした突っ込みを笑顔でサクッと返せる対応力がある。
今日は久々に晴れたのではりきって!ヘアーアレンジしたょ💗
チラ見せ👀💄気になる~って方はカルチャーズ劇場へレッツゴーー!19時開演です(๑›‿‹๑)#夢アド; #なれ夢; #未来の夢アドを決めるのはあなた; pic.twitter.com/5h0LnGnq9I
— 内藤もゆの Moyuno Naito (@Moyuno54Naito) 2017年10月23日
「身のまわりであった事件」では電車での寝過ごしたことが、「まわりであったセクシーなこと」では母親のことが語られた。志田友美がその上を行くエピソード(駅で寝た話と、母親の胸の谷間の話)を語ったため、やや印象が薄れたかもしれないが、こうしてメンバーが候補生の話を超えて来る感じは、候補生とメンバーとの関係性の変化を予感させる。
前回までは、両者の関係はあくまでも「候補生とメンバー」だった。しかし今回は、メンバーが候補生をライバル視し始めている雰囲気が少しある。それはつまり、候補生を認めたということだ。
前回の記事で「内藤もゆのはエース候補」と書いたが、これから志田友美と内藤もゆのによる「エースを狙う美しきビーフ」が始まるのかもしれない。
定期公演ありがとうございました✨
今日は「恋のエフェクトマジック」「おしえてシュレディンガー」を候補生のみで披露させていただきました♪
チェキ会や2sもありがとう。
27日~30日も来てね🦋☘
#夢アド; #なれ夢; #夢アド新候補生; #未来の夢アドを決めるのはあなた; pic.twitter.com/hcGJ0YaaQX— 内藤もゆの Moyuno Naito (@Moyuno54Naito) 2017年10月23日
3人目は水無瀬ゆき。
登場すると「ミナセー!」という歓声があがる。彼女の呼び方は「ミナセ」という名字呼び捨て方式が定着してきたらしい。
たしかに彼女には「ミナセ」という呼び方が合っている気がする。リアクションや笑い方にかなり特徴があり、彼女にイジられ役としての素質を見出している人も多いのではないか。候補生同士のツイッターのやり取りを見ても「ミナセ」が登場する頻度は高い。他の候補生たちとは少し違った愛され方をしている気がするし、それはひとつの才能でもあるだろう。
ミナセが語る「まわりで起きたセクシーなこと」では、楽屋裏でのバナ姐とのやり取りを暴露。笑いながらバナ姐の乳について語る様に、バナ姐もたまらず乱入。アニメ的な効果音とともにバナ姐のおっぱいエピソードが語られ、会場にいた全員がハッピーになった。
今日はYUMELIVE!ありがとうでした!
今日は2曲候補生のライブで出させてもらえました☺
盛り上がってもらえて嬉しかった~っありがとうございます。
ライブの煽り?もやってみましたの!
らんちゃんはきっと首にネギ巻いて体調治してると思う☝
来週は候補生のみのリリイベです! pic.twitter.com/WUSIjNBrgP— 夢アド新メンバー候補生の公式 (@yumeado_new) 2017年10月23日
4人目は望月朱音。
「10年後の自分はどうなっていると思う?」の質問に「アイドルが大好きなので、10年後の27歳もアイドルやってると思います」と答えると、フロアから拍手が。
さらにはこの発言に誘発されてか荻野可鈴や志田友美も「10年先もアイドル」宣言をしたため、ユメトモを10年先まで安心させることになった。彼女にはもしかすると、相手の本音や様々なエピソードを自然に引き出すインタビュアーのような才能があるのかもしれない。
AKIBAカルチャーズ劇場19:00〜
もうすぐです😊
学校台風で休校になったからたくさん練習できた♪
リハ終わったよーん!
みんなに会えるの楽しみ✌気をつけてきてねー!! pic.twitter.com/NxMKOZMS9n— 望月朱音@夢アド候補生 (@akane_05201) 2017年10月23日
5人目は若松来海。
独特な間を持つ彼女は、自分に起きた出来事として、自転車をこぎながら月にみとれてしまい田んぼに突っ込んだエピソードを語る。彼女らしいと思えるエピソードだが、運転中は危ないので気をつけましょう。
そんな危なっかしいところのある若松来海には、志田友美がナンパ撃退法を伝授。男役を演じた病み上がりの小林れいをしっかり傷つけ、ナンパ撃退に成功した。
YUMELIVE!ありがとうございましたっ
気づけば出演させていただけて3回目😲💫
今日は恋のエフェクトMAGICでしたまる😍🌈写真はバナ姐こと、華ちんに撮ってもらったよん💗
今日はゆっくり休んで、週末に備えることっ!😤#くらげちゃん; #若松来海; #くらトモの輪; pic.twitter.com/YcZqLxjBIX
— 若松来海(くらげ) (@milk_shirogohan) 2017年10月23日
その後、候補生だけで『おしえてシュレディンガー』と『恋のエフェクトMAGIC』を披露。最後にメンバーふくめ9人での『20xx』を披露し、終演となった。
日に日に変わる候補生たち
この日の候補生たちのライブパフォーマンスには、かなり目を見張るものがあったと思う。明らかに全員が上達していて、これが「候補生」のパフォーマンスだと知らされなければ、部外者には全員が本物のアイドルに見えただろう。
歌、ダンス、パフォーマンス時の表情、オーディエンスとのアイコンタクトやあおりまで、すべての部分で一週間前とは別人だった。みんな堂々としていて楽しそうだった。そして何より、ライブがオーディエンスとのコミュニケーションになっていた。一週間で、こんなに変わるものだろうか?
これがポテンシャルというものだとしたら、このメンバーを最終候補に選んだ夢アド運営はかなりの目利きだと言うべきだろう。
メンバーが候補生をライバル視し始めているような雰囲気が出てくるのも納得だ。いや、意識的にはまだライバル視していないかもしれないが、候補生たちに対して本能的に何かを感じているのではないか。候補生とメンバーとの間で、何かしらの化学反応のようなものが起こる予兆がある。
特に、この日は水無瀬ゆきが目立っていたように思う。ビブラートを効かせた歌声はよく通り、楽曲をしっかり自分のものにしていた。細かい目線の配り方やオーディエンスのあおり方など、ライブをコミュニケーションの場へと昇華させたのは、彼女の力によるところが大きいのではないか。また、貼り付けたツイートに現れているように、体調不良で急遽欠席した上杉らんへのさりげない気配りも好印象を与える。「チーム」という概念への理解度が高いように思う。
5人の候補生たちが一週間前とは別人のようなパフォーマンスを披露できたのは、単なる慣れの問題なのか。隠れた努力が実を結び始めたということなのか。それとも、先週の中間発表などで何かが吹っ切れたのか。先週と今週の定期公演でこれだけ違いを見せることができるなら、来週や再来週はどうなってしまうのか?
この記事を読んでいるユメトモのみなさん。
あなたが夢アドの箱推しなら、定期公演は見に行くべきです。
夢みるアドレセンスは、いま、ハイペースで変わりつつあるようです。
新たな景色を見に、ちょっと急いだ方がいいかもしれません。
(夢みるアドレセンス『Bye Bye My Days』MV)
なお、いくつかの重大発表がなされたので、まとめて掲載。
・定期公演に3名が合流
10月30日の定期公演には、関東組の候補生に加え、関西組より永戸真優、岡村茉奈、北海道より山下彩耶の3名が合流。
・関東組のみでイベント決定
10月27日と28日は、関東組候補生のみでリリイベ出演
27日……タワーレコード横浜ビブレ店 19:00〜
28日……タワーレコード川崎店 18:00〜
・仙台に中間発表組が遠征
10月29日に仙台イービーンズで行われるリリイベには、メンバー4人に加え、候補生より永戸真優、岡村茉奈、若松来海、内藤もゆのが参加。
・夢みるアドレセンス×KASICO〜ハロウィンメイクでJR渋谷駅山手線ホームの看板をジャック!!!〜
自撮り写真加工アプリ【MakeupPlus】【BeautyPlus】のイメージモデルとして夢みるアドレセンスが起用され、超巨大広告が山手線渋谷駅をジャック。
荻野可鈴、志田友美、小林れい、京佳がそれぞれ妖艶にかつド派手にハロウィンメイクされた広告は、早朝から渋谷駅ホームを歩く人々が振り返るほどの大きなインパクト。
クリエイティブデザイナーには、音楽や広告、ガールズカルチャーのクリエイティブを中心にグラフィック、映像、アニメーション、テキスタイルデザインなどを用いたグラフィカルで明快な表現を得意とするKASICO。
とにかくかわいいいアイドルとして評される彼女たちがハロウィンコスメで美しく妖艶に化ける広告看板はファンのみならず誰もが目を引くビジュアルで早速ネット上でも話題に!
夢アドメンバーのSNS上でも早速アップされており「普段とまったく違う夢アド4人の表情にキュンとなる!」「おしゃれ!!カッコイイ!!」「今年のハロウィンはMakeUp Plusで決まり!」などの声が続出している。
渋谷、山手線の新宿方面のホームになんと夢アドがどどーーーーーーんっと登場🙀🎃💓💓今日から一週間はられてるからみんな見にいってくんちぇ〜❣半分だけだとマジで誰??笑 #メイクアッププラス#HalloweenTrain#ハッシュタグおしかったねぇ; pic.twitter.com/1UBkBvptLn
— 荻野可鈴 (@karin_ogino) 2017年10月23日
今日から、渋谷駅山手ホームを夢アドがジャックしちゃうよ😋🤞♡
でかいのー😂🙏✨✨✨
普段から使ってる meitu のポスターのモデルができてうれしい…💞
見かけたら是非2ショット撮ってあげて🤤#メイクアッププラス; #HalloweenTrain; pic.twitter.com/PgAHEJm7pf— 志田 友美 (@Yuumi_Shida) 2017年10月23日
セットリスト
1. Bye Bye My Days
2. OVERFLOW(小林れいによるソロ)
3. 夢見る少女じゃいられない
4. ステルス部会25:00
5. アイドルレース
6. ララララ・ライフ
候補生たちのトーク(MC:さわやか五郎)
7. おしえてシュレディンガー 候補生ver. (立花華、内藤もゆの、水無瀬ゆき、望月朱音)
8. 恋のエフェクトMAGIC 候補生ver. (立花華、内藤もゆの、水無瀬ゆき、若松来海)
9. 20xx feat. 候補生(立花華、内藤もゆの、水無瀬ゆき、望月朱音、若松来海)
イベント情報
・『20xx』リリース記念forTUNEイベント(先着順)
日時:11月25日(土)東京都内某所
11月26日(日)大阪府内某所
詳細はこちら
・『5th Anniversary Tour”真夏のYUME LAND”』追加公演
日時:11月22日(水) 19時開演
場所:渋谷WWW X
詳細はこちら
※現体制でのラストライブ
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