やっと現れた日本の新歌姫・西野カナのトリセツ(魅力)を紹介!
2016年「日本有線大賞」「日本レコード大賞」の2冠を達成し、名実ともに日本を代表する歌姫になった西野カナ。2017年はその勢いのまま、自身初の単独2大ドームライブツアー「Kana Nishino Dome Tour 2017 “Many Thanks”」の開催も決定し、誰もが認めるトップアーティストになりました。『会いたくて 会いたくて』や『トリセツ』など共感できる恋愛ソングで話題を集めてきた西野カナですが、もはや楽曲だけでなく、ファッション、ビジュアル、音楽性、歌唱力、すべての面で注目すべき存在になっています。7月には新曲『Girls』もリリースし、話題の尽きない西野カナの魅力を3つのトリセツにしてまとめました!
新歌姫 西野カナって?
まずは西野カナのプロフィールを紹介しましょう。
出典:公式サイト
平成元年生まれという事もあり、「平成生まれの女性アーティスト」という肩書きで紹介されることもあります。三重県出身で三重に対する愛情が深く、史上最年少で「みえの国観光大使」に任命されました。
2005年、16歳の時に「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」に参加。応募総数4万人の中からその歌声に可能性を見出されデビューへの切符を掴みます。
3年間のデビュー準備期間を経て、2008年2月20日にシングル『I』でメジャーデビュー。以降、リアルな恋愛観を綴った歌詞と、類まれな歌声が話題を集め、女性ファンを中心にブレイク。
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特に10代20代の女子から圧倒的な人気を誇り、そのキュートなルックスから数々のファッション誌の表紙を飾るなど、ファッションアイコンとしても絶大な支持を集めます。
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2010年にリリースした2枚目のアルバム『to LOVE』が95万枚を売り上げる大ヒットになり、切ない恋心を歌った失恋ソング『会いたくて 会いたくて』が約500万ダウンロードのスマッシュヒットを記録。同年の「NHK紅白歌合戦」に初出演し、注目の女性アーティストとして頭角を現し始めました。
2011年には初の全国ホールツアー『Kanayan Tour 2011〜Summer〜』を開催。最終日は自身初の日本武道館公演を敢行し、注目アーティストからトップアーティストへの階段を上り始めます。
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その後、飾ることのないカップルの心温まる愛情を描いたラブソング『Darling』や女性の心を取り扱い説明書になぞらえて表現した『トリセツ』など、西野カナ特有の歌詞と世界観をもった楽曲で、世間の認知とファン層を広げていきました。
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そして、西野カナが大きな実績を残す2016年には、7月に6枚目となるオリジナルアルバム『Just LOVE』が、平成生まれのアーティストでは初となるオリコン週間アルバムランキング2作目のアルバム2週連続1位を獲得。20万人規模の全国アリーナツアー「Just LOVE Tour」を開催。29枚目のシングル『Dear Bride』が「日本有線大賞」、28枚目のシングル『あなたの好きなところ』が「日本レコード大賞」を受賞。女性ソロアーティストとしては、2005年の倖田來未以来の大賞受賞となり、ここに日本の新歌姫が誕生しました。
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2017年は自身初の単独2大ドームライブツアー「Kana Nishino Dome Tour 2017 “Many Thanks”」の開催を控えている状態です。
日本の歴代歌姫といえば、安室奈美恵、浜崎あゆみ、宇多田ヒカル、倖田來未などソロアーティストとして社会現象を起こすまでに活躍した女性を思い浮かべるのではないでしょうか。ここ数年はアイドルブームもあり、女性ソロアーティストが音楽シーンの主役になることはありませんでした。その女性ソロアーティストの新たなアイコンとして西野カナが日本の音楽シーンに選ばれたのです。西野カナが日本待望の新歌姫と呼ばれる3つのトリセツを紹介しましょう。
西野カナのトリセツその1 ルックス
プロフィールにも書きましたが、かわいいルックスとファッション誌の表紙も飾るおしゃれさで、10代20代の女子から絶大な支持を集めた西野カナ。元々は類まれな歌唱センスを売りにしていたので、アイドル的なルックス売りをしていた訳ではありません。しかし、本人が意識しなくても、素材の良さやキレイでありたいと努力する女子力で、ファンやメディアから「西野カナはかわいい」と評価されるようになりました。
出典:Twitter
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年齢を重ねるたびにキレイになる西野カナ
2017年でデビュー10年目を迎える西野カナ。10年前の18歳の時は、年相応のキュートさでかわいいと言われていましたが、28歳になった現在は大人の女性としての美しさも兼ね備えて、キュート&ビューティーの両面性を持つ女性に。
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こちらは、7月26日リリースの新曲『Girls』のMV&メイキング動画です。ロングヘアーからばっさりと、切りっぱなしボブになったことで凛々しさが増し、街を堂々と歩くシーンと相まって強く生きる女性という一面が出ています。動画のコメントにも
「歳を重ねるごとに美しく可愛くなっていく。いつまでも応援しています」
「西野カナ最近なんかめっちゃ可愛くなった気がするのはおれだけか?」
「綺麗に可愛くなってきたね」
「西野カナこの髪型かわいい」
「永遠に若返る薬でも飲んだのだろうか。いつもキラキラしてるよ」
といった、大人の女性としてのルックスを評価する声が多く寄せられています。等身大の自分や女性の曲を書いてきた西野カナならではの成長ではないでしょうか。
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加えて西野カナのルックスで興味深いのは彼女の美容法です。
「化粧水と保湿ボディークリームをたっぷり塗る」「ビタミンEを摂取すること」などの保湿。「寝る6時間前は何も食べない」「身体を動かす」などのダイエット。「大豆製品を食べる」「お腹がすいたときはこんにゃくデザート」などの食事管理。
を実践しているようなのですが、何か気づきませんか?
これは、世の女性なら1度は試している、または習慣化している美容法なのです。そう、高い美顔器を買ったり、お高いエステサロンに通い詰めたり、話題のスーパーフード漬けの食生活だったりといった、セレブがやるような美容法じゃなくて、誰もが出来そうな美容法を実践しています。
こういう世間が共感できる部分こそ、愛されるルックスを生み出す秘訣なのかもしれません。
西野カナのトリセツその2 共感性
歴代の日本の歌姫達にはそれぞれ圧倒的なカリスマ要素がありましたが、西野カナのカリスマ要素は何でしょうか? それは共感性だと思います。カリスマと共感、一見逆の言葉に見えますが、ここまで共感性で支持を集めることが出来れば、それはカリスマと呼んでいいと思います。なにより現代的ですし、今の時代の歌姫らしいカリスマ要素ではないでしょうか?
女性の心を代弁するようなリリック
西野カナといえば恋愛ソングです。失恋、両想い、片思い、遠距離恋愛など恋に属する全シチュエーションを楽曲で網羅しています。楽曲はすべて西野カナが作詞をしていて、自身の経験や友達とのガールズトークで得た情報など、等身大の女性を描いたリリックになっているので共感を呼ぶのでしょう。
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上記は男性になかなか理解してもらえない女性の内面、乙女心を「取り扱い説明書」になぞらえて描いたことで話題を呼んだ『トリセツ』です。いわゆる女性あるあるを歌った楽曲なのですが、この楽曲は「世の男たちはこれを聞いて女心を勉強しろ!」という曲ではありません。この曲の深いところは、男性に訴えかける曲ではなく、普段女性が男性に言えないことを代弁していることです。
実際にこの楽曲に出てくるような言葉をストレートに全部彼氏に言う彼女はいないと思います。これは、ガールズトークの一種なのではないでしょうか。女の子が数人で集まって、彼氏の話をするときに「こういうところを分かってくれない」とかちょっとした愚痴を言い合う。そんな一種のストレス解消を手伝ってくれる話相手のような楽曲だと思います。
このことから、西野カナの恋愛ソングは、恋愛マニュアルを打ち出すような一方的なものでなく、リスナーの話し相手になる、普段言えないことを代弁するといった、共感を得ることで前を向いてもらうリリックマジックを持っています。これはトリセツだけでなく、西野カナのすべての恋愛ソングに当てはまることです。
ここ最近、この西野カナのリリックマジックに気づいた男性ファンも急増しているようです。女性の心理をぶつけられているという聴き方でなく、心をさらけ出した女の子と会話をしているという感覚で聴くと、西野カナの楽曲をより深く楽しめむことができます。
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