巷に溢れる“コラボレーション”の数々。特にアパレル分野では頻繁に行なわれており、「コンバース×『ジョジョの奇妙な冒険』のコラボスニーカー」、「サカイ×ハイアンのビーチサンダル」、「グッチ×ココ・キャピタンのコラボアイテム」など、連日様々なコラボニュースを目にする。その中でも、今回注目したいのが〈CULTCLUB〉(カルトクラブ)だ。
◆ありそうでなかった、東京発のアートコレクティブブランド〈CULTCLUB〉。
『CULTCLUB』は世の中の才能をつなぐアートコレクティブ。これまで 世の中に存在しなかった ものを作り出 すことを目的として設立され、世界各地て日゙々増えているメンバーたちはそれぞれの方法でCULTCLUBの啓蒙 活動を行っています。毎シースン゙ 、ワールトヷ イドに活躍するアーティストとタックを゙ 組み、エキシビジョ ンや、プロダクトを展開してまいります。
引用元:プレスリリース
ストリートで話題のリアルなアーティストたちとタッグを組み、アイテムを発信したり、エキシビジョンを展開したりしているブランドは珍しい。ポイントでアーティストとコラボをしたケースは少なくないが、「アートコレクティブブランド」と銘打っているケースはこれまで無かったのではないだろうか。
そんなカルトクラブは、2017FWシーズンから本格始動をはじめるという。このタイミングでタッグを組む記念すべきアーティストは以下の通り。
〈GANGSTER DOODLES〉
カナダ・バンクーバー出身の落書きアーティスト。彼のイラストは日常的にある身の回りの文房具のみで描き上げられている。マーカー、ポストイット、シャーピー…などで、アーティスト、プレイヤー俳優、ギャングスターたちをオリジナリティとユーモアが溢れるイラストにし続けている。
引用元:GANGSTER DOODLES 公式Instagram
〈JEROEN〉
オランダ・アムステルダムに拠点を置くイラストレーター・デザイナー。幼少期から影響を受けてきたコミック、アニメ、映画のカルチャーアイコンたちを独特のスタイルでミックスし、表現。ロンドン、ニューヨーク、メルボルン、アムステルダムなどPOPカルチャーの聖地で披露されたギャラリーは、いずれも成功を収めている。
〈YUNG LENOX〉
彼が初のアートショーを行なったのはニューヨーク。当時6歳。はじめはただのお絵描きだったが、YUNG LENOXと彼の父の物語を映像に落とし込んだムービー『LIVE FAST DRAWYUNG』は、トライベッカ映画祭でプレミア上映されることに。そんな若きアーティストが生み出すアートは国際的な評価も受けている。
引用元:カルトクラブ公式HP
◆気になるアイテムは、想像以上にクール。
ホットなアーティストたちとのコラボアイテムはどんな仕上がりなのだろうか。2017FWアイテムの一部をご紹介したい。
<TOMATO SOUP MUG/ TOMATO SOUP TEE by YUNG LENOX>
PRICE:¥2,500 / ¥6,800
<2LIVE POUCH by YUNG LENOX>
PRICE:¥7,800
<MJ CUSHION by YUNG LENOX>
PRICE:¥8,800
<23 CREWNECK by YUNG LENOX>
PRICE:¥13,000
<SNOW BUNNY STADIUM JKT by JEROEN>
PRICE:¥12,000
<MARGE MONSTER BIG POUCH by JEROEN>
PRICE:¥7,800
<GANGSTER DOODLES CREWNECK by GANGSTER DOODLES>
PRICE:¥16,000
<CRUSH COACH JKT>
PRICE:¥12,000
※価格は全て税抜表示となります。
〈2 Live Crew〉や〈Michael Jackson〉など、80年代アーティストのアイテムも登場。シャレが効いていて、クールなアイテムたちはつい手に取りたくなってしまう。ワードローブに加えたくなること間違いなし、だ。
ちなみにシーズン中は、コラボアーティストの来日イベントや個展も開催予定。彼らをより身近に感じ、より一層アイテムに愛着を持つチャンスでもある。
その第一弾として、7月21日〜31日に東京・表参道にある「BOOKMARC」にてギャングスタードゥードルスのエキシビジョンが開催。7月21日19時には本人が来日し、シャンパンレセプション&サイン会も開催されると言うから見逃せない。さらに、作品の総括となる『GANGSTER DOODLES BOOK』も6月に発売されている。全336ページ、布張り、箔押し、という豪華仕様のこの本には、彼のすべてが詰め込まれている。
ファッションとアートの距離がまた一歩近づくこの機会、見逃すわけにはいかないだろう。
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