僕は高校生活を6年間も過ごした。。。
中学卒業からのこの6年間が自分の中で最も暗黒期と言える期間だったんです。
受験で公立の高校に入学するも1年の2学期にはドロップアウト、高校の卒業資格だけは取らないとなと思い、地元のヤンキーのみなさんが代々御用達の単位制高校に移る事になるんです。
そこは色々な授業項目の中で自分のスケジュールに合わせて時間割りを組めるとこで、必須単位さえ押さえとけばあとは自由に好きな事を学べるという最高の環境やなって今では思いますね!
そして第二の素晴らしいスクールライフが始まると思っていたんですけど、定単位さえ取れたら卒業できる所なんで服装は自由やし、生徒の年齢もバラバラで、自分が驚いたのは、おばあちゃんが単車のナンバープレートを折った状態で登校してるのを見た時はどうなってんねん?って目を疑うしかなく、学校近くの駐輪所なんかはほとんど単車かピッカピカの中型のバイクが綺麗に並んでたりするし、喫煙所は常に誰かがいてパンパンな箱詰め状態、、、で当時の自分には十分なカルチャーショックだった。
ただただ周りも気にせずに授業を受けては試験に合格し単位をもらう、これを繰り返すだけ、、、
また試験が終われば、自分で受けたい教科を受けに行くという流れなので友達なんてのは全くいなかった。
多分、学校で人と喋るなんてのもなかったように思う!
お昼の食堂なんかは完璧に北斗の拳の世紀末化していた、ヤンキーの団体や夜のお仕事してるような人、見るからに控えめな子に先生達、ジャンルがまだまだ多すぎて目眩がいつもなので昼休みはできるだけ早く食事を済ませては一目散に静かな場所に逃げる、それしかなかった。
ややこしい事にかかわりたくないし5年間も行くと久々の時なんかは、みんなが年上なのか年下なのか分からなくて輪になんか絶対に混ざれない。
単位制に移ってからまた別にラップに興味を持ち自分でもやり始めた、なので環境という環境が全部変わったかのようで、逆に新鮮だった。
それからは、受ける授業の数も減り学校に行くのも減り始めたそこからは真剣にラッパーとして夜な夜な別のクラブ活動に明け暮れていた、そして同い年のみんなは大学に進んだり就活を始めたりといつの間にか自分だけ取り残されている事に気付き、また学校に引き続き通い始めた。
だが時すでに遅し、当時の同世代や近い世代は皆単位を全部取り卒業していた。
もう自分の単位を計算すれば後一年は通わなくてはならなかった、もう地獄だ、、、その地獄に一人で卒業まで無心で単位を取りにだけ行かなきゃならなかった。
たまにヤンキー漫画なんかも読んだりもするけれど、そのまんま、いやそれ以上に濃いヤンキーや不良、現役バリバリって感じの人ばかり。
女の子だってバレンタインになれば友チョコを配ったりしていたけど「それ以上食べんといて!後はお客さんのやねん」って話し声が聞こえてきた時もあった。
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