一夫多妻制というアイドル界では異例のコンセプトを掲げ、その唯一無二の多幸感で聴く者すべてを魅了してきたアイドルグループ、清 竜人25。
そんな清 竜人25が惜しまれながらも遂に「解散」し、2014年から今までの歴史に幕を閉じます。
解散前の活動として、4月12日にラストアルバム『WIFE』をリリース。4月20日の名古屋DIAMONDHALLを皮切りに、『清 竜人25“メーク♡ラブ♡ツアー”』が始まります。そしてツアーファイナルにあたる6月17日、幕張メッセイベントホールにて行われる『清 竜人25“ラスト♡コンサート”』にて華々しく解散をするとのこと……。寂しいニュースですね。
しかし、今回は全国ツアーであることもあり、最後の清一家の晴れ舞台を非常に心待ちにしている方々も多いのでしょうか。
ミーティアではそんな清家を代表し、清 竜人本人と第3夫人・清 亜美、第7夫人・清 優華に突撃取材を実施!!
ラストアルバムに込められた想いから、「解散」という表現を選んだ理由やそれに纏わる裏話、そして解散後の夫人たちの壮大過ぎる野望までを聞いてまいりました!!
Interview_Arato Kuju & Sotaro Yamada
Edit_Arato Kuju&MILK_TAKANASHI
(インタビュー直後の清 竜人、清 亜美、清 優華によるミーティア独占コメント)
清 竜人25、最大級の多幸感溢れるラストアルバム『WIFE』について語る。
――早速ですが、ラストアルバム『WIFE』のリード曲『愛してる♡KISSしたい♡Hしたい♡』は、これまでの曲以上にタイトルがストレートで口にするのが照れますね……(笑)。
清 竜人(以下、竜人):照れますね(笑)
――清 竜人25の「らしさ」を全て盛り合わせにしたような楽曲だと感じました。竜人さんにとっては、『愛してる♡KISSしたい♡Hしたい♡』はどういった楽曲でしょう?
竜人:そうですね。清 竜人25プロジェクトのラストの楽曲・MVでもありますので。活動していく中でライブでのお客さんの受け取り方を含め、このグループを「豪華」という言葉で表現して頂くことが多くて。一夫多妻制アイドルならではのハッピーさみたいなものが増えていく中、「最終地点はどういう終わり方かな?」と考えたときに『愛してる♡KISSしたい♡Hしたい♡』という曲名でストレートに究極のアイドル表現が出来たら面白いかなと思いました。また、清 竜人25でやったらそんなに卑猥にもならないだろうという意図はあります。
(清 竜人25『愛してる♡KISSしたい♡Hしたい♡』MV。曲名が気にならないぐらいにポップで明るい楽曲)
――夫人のお2人にとってはこの曲はどういう曲でしょう?
清 亜美(以下、亜美):最後の曲だからしんみりする曲がくるかな?とかバッドエンドも想像してたんですけど、こんなに明るい曲でMVも楽しい仕上がりになったので、予想外ですよ。グループが結構盛り上がっているところでの解散で、世間としても解散は早いんじゃないか?と思われている時期ですよね。その辺りは、華のある空気感を添えて解散の時期を考えてくれたんだなぁと感じるから嬉しかったです。曲もストレート過ぎて全然エロくもない(笑)、ハッピーで終われることの幸せを凄く感じました。
清 優華(以下、優華):ストレートな曲ですけれど、清 竜人25だといやらしさを感じなくてポップですよね。普通に聴いていたら、こんな「エッチ!エッチ!」って歌詞も感じないくらいに自然と耳に入ってくる楽曲です。MVについては、みんなで奇抜な衣装を着て、解散を感じさせないような仕上がりが本当に清 竜人25らしくて、最後までハッピー感を貫いている感じも好きで、いい終わり方だと思います。
――凄く細かいこと聞いても良いですか? MVで竜人さんが松葉杖を持って踊っているのがとっても好きなんです。松葉杖を持っているのは演出ですか? 本当に怪我されていたのかを知りたいです(笑)。
竜人:あ、怪我していたって見られることもあるんですか?(笑)
――一同爆笑
亜美:ガチな意味での松葉杖(笑)。
竜人:松葉杖人気が今回すごく高くて、僕も気に入っているんですよ。でも、元々松葉杖を持つっていう案は無くて。衣装合わせでフィッティングした時に「手元が寂しいんで、なんか欲しい」って言ったら、スタイリストが松葉杖を持ってきたんです。
――あんなにダンサブルな松葉杖、初めて見ました。
亜美:確かに。
竜人:松葉杖、放り投げてましたしね。
優華:すごい、使い勝手が良い。
――みなさん、物凄い衣装を着ていますよね(笑)。そもそも、今回の衣装はどういうコンセプトだったのでしょう?
竜人:コンセプトはあるようで無いんですけど……(笑)。ただ、あんまりアーティスト写真やMVで今までみたいにメンバー同士で絡んだりし過ぎると、生々しくなりすぎると思って。逆に楽曲自体がストレートなので、その他諸々のビジュアルイメージはちょっと「飛んだ」ものというか。そういうものするとバランスが良いなと思ったんです。
亜美:まさかこんな衣装で終わるとは、思っていませんでしたよ。
竜人:亜美のTwitterに、最初のアー写と最後のアー写が対比で載っていたけど、最初のアー写めっちゃ可愛いのに、最後のやつは顔の半分くらい見えてない(笑)。
私のアイドル人生 pic.twitter.com/0M0uuIFw3l
— 清 亜美 (@kiyoshi_ami) March 6, 2017
(亜美さんのアー写を比較!本当だ!最初の写真可愛い!)
――デビュー当初の楽曲と今回のアルバムを比較すると、曲のアレンジも変わってきているのかなと思います。例えば『アバンチュールしようよ♡』はストリングスの音色がゴージャスです。制作について意識したことはどんなことでしょうか。
竜人:前回の『PROPOSE』に比べて今回はプログラミングものが多いですが、生音を意識するようにはしています。例えば、プログラミングものでも生音をサンプリングしているようなものを使ってもらったり。また、デジタルチックな音響というよりかは生っぽいものを意識してもらってアレンジしてもらったものは多いですね。『アバンチュールしようよ♡』辺りは全部生で録りましたし、音楽性でいうと前回の方がアイドルっぽかったかな。今回は少しショーというかファンタジーっぽさを意識しています。オーケストレーションやビッグバンド感をイメージして作っていった感じはありますね。
(清 竜人25『アバンチュールしようよ♡』MV)
――また、『LOVE&WIFE&PEACE♡』がラストにあることも印象に残ります。この曲があることで、アルバム全体が感動的な仕上がりになっていると思いました。夫人のお2人も改めてこの曲を聴いてみてどうでしたか?
優華:実はまだアルバム聴いてないんです(笑)。
亜美:です(笑)。いつもリリースと同時に聴くくらいです。でも「感動的」だって取材の時に言って頂けると嬉しいです。確かにライブでもラストに歌うことが多くて、お客さんと一体になって盛り上がる曲です。多幸感溢れる曲なので、それがアルバムラストの曲になるというのがいい感じになっていると思いますよ。ライブのラストと同じ様な感じで。
優華:私にとっては1番好きなMVです。全体を通して大好きな曲なので、ラストに収録されているのは素敵だなと思います。あと、竜人さんが前「この物語はまだまだ続くけど、その先は自分で想像して欲しい」みたいなことを言っていたじゃないですか。それを聞いたら凄くしっくりくるなーって。
竜人:(清 竜人25は)「幸せに暮らしましたとさ」で終われるのがベストなので。ストーリーは続いているけれど、絵本は終わるみたいな。
優華:素敵だよね。
亜美:素敵です。
――アルバムの1曲目『愛してる♡キスしたい♡Hしたい♡』とラスト『LOVE&WIFE&PEACE♡』は、どちらもダンス☆マンさんに編曲を依頼されていますよね。一曲目とラストが対になっているように感じて、興味深かったです。その辺りも含め、アルバム全体の構成にもかなり気を遣われたのでしょうか?
竜人:ダンス☆マンの楽曲が対になっているのは、偶然っちゃ偶然なんですけどね(笑)。でも曲順もしっくり来ていますし、曲の構成や1つ1つのピース感みたいなものは意図していたところでもありますので、気に入っています。
――清竜人25とダンス☆マンさんのサウンドメイクの相性はバッチリで、最高だと思うんです。竜人さんにとって、ダンス☆マンさんの音楽的な魅力はどういうところにあると感じていますか?
竜人:彼はもともとファンクど真ん中みたいな方なので。跳ねるリズムみたいなものを持っている音楽性とサウンドメイクの個性は清 竜人25と相性が良いと思っていて。プラスアルファ、それこそモーニング娘。さんの曲も編曲されていましたよね。アイドルカルチャーにも精通されている方なので、色々な面で相性が良かったと感じますね。
(清 竜人25『LOVE&WIFE&PEACE♡』MV。子供たちと暮らす清 竜人25のメンバー。とてもハッピー)
次のページは清 竜人25「解散」後の夫人たちの進路は、専業主婦……?!?!
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