aikoも認めたバンド・アカシックの事をもっと良く知ろう。
ギャル×文学といった斬新なジャンルで切り込むバンド「アカシック」。爽やかなサウンドの中にある軽快なメロディー。その融合から生み出される中毒性に、2016年人気爆発するのではないかと注目されるバンドの一つである。あの有名歌手・aikoも認めたアカシック。流行を先取って、アカシックの事をもっと良く知ろう。
ギャルと文学というミスマッチが生み出す刺激たっぷりな”歌詞”
アカシックはVoval:理姫(りひ)、Guitar:奥脇達也、Bass:黒川絢太が2011年に結成したバンド。同年にはKey:Hachiを、2014年にはDrum:山田康二郎の二人を加え、現在は計5人で活動している。バンド名のアカシックとは、アカシックレコードから来ており、その名の通り、よく分からないドキドキするような軽快なサウンドが特徴だ。2014年にはインディーズチャートで1位を獲得。それをきっかけに2015年6月3日、ミニアルバム「DANGEROUS くノ一」でメジャーデビュー。今ノリに乗っているバンドである。
注目してほしいのはVacalの理姫。見た目は”ギャル”。そんなビジュアルとは裏腹に、繊細な歌詞を書く文学的少女でもある。
ーーー「絶滅危惧種の恥じらう乙女は妄想」(『好き嫌い』より)
この一節は彼女が書いた歌詞。どこか詩的な部分が見え隠れする歌詞に、多くファンは共感している。共感している代表的な人が有名歌手・aikoである。Mステに出演した際、アカシックの「8ミリフィルム」という曲を紹介し「共感できた」と高評価。
https://twitter.com/sayaTaylove/status/739786345292300288
新アルバム「凛々フルーツ」は豊かなサウンドが詰め込まれた曲集
3月16日に発売したフルアルバム「凛々フルーツ」は、まったりなソングから爽快感のある曲まで揃っている。まるでミックスフルーツのようなアルバムである。
aikoも絶賛していた「8ミリフィルム」。90年代に流行った純粋なメロディーが懐かしさを思い出させる。注目したいのはキーボードのHachi。サビに入るにつれ音を増やしていく感じが、まさに2000年代に流行ったエレクトロサウンドの演奏になっている。視聴者に快感を与えてくれる曲構成だ。
対照的に「今日から夜は家にいるよ」は、全体的にマイルドな恋愛ソングになっている。軽くひずませたギターから入り、ピアノで緊張。いきなりミュートで緩和。サビに入るとストリングスで爆発といった王道的な展開。しかし、音の入れるタイミングが絶妙で、王道以上の完成になっている。
他にも違ったサウンドの曲が沢山ある。この機会に期待の新星アカシックのアルバムを手に取ってみてはいかがだろうか。
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