(Rude-a、BASI、ISSEIによるMUTANT CAMPのPR!フリースタイルをMEETIA独占公開)
世代もジャンルも異なる多種多様な出演者が一挙に集う、拡大し続けるヒップホップ・カルチャーのいまが詰まったイベント『MUTANT CAMP supported by MUTANT LABEL & MEETIA』が2017年1月26日(木)、開催される。
MEETIAでは主催のISSEIを始め、同イベントに出演する韻シストのフロントマンでもあるMCのBASI、高校生RAP選手権で頭角を現し新進気鋭のMCであるRude-aの三名を突撃!
2017年の展望、更には運命の出会いに至るまでざっくばらんに語ってもらった。『MUTANT CAMP supported by MUTANT LABEL & MEETIA』を控えた三人のインタビューを前後篇に分けてお届けする。
今回は後篇!
やっと好きにぶっ放せるぜ
――ここまでは主にMUTANT CAMP、そして皆さんの2016年の活動についてお伺いしてきました。次は皆さんの2017年の活動について、お聞きしたいと思います。まず、Rude-aさんは活動の見通しのようなものはお有りですか?
Rude-a:2017年は「やっと好きにぶっ放せるぜ」って感じですね。
一同:おおー!
Rude-a:いま、企んでることも沢山あるんですよ。いままで溜めてきたものを2017年に一気に出していくつもりです。僕自身も20歳になるんで、これから先のアーティスト人生を進んでいく上での「第二章」が開く年になると思いますね。
ただ、俺まだ19歳じゃないですか。いままで19歳だから「なんだお前、可愛いな」って見てもらえてたものが、20歳になったら急に変わるんじゃないかって思うんですよね……(笑)。そこは、ビビってます!
BASI:お前、さっきまで「ぶっ放せる」とか言ってたやん(笑)。
Rude-a:いや、ぶっ放せるんですけど――!
ISSEI:ビビりつつ、ぶっ放すんやな(笑)。
Rude-a:例えばですよ、俺、結構年上の女の人から可愛がられること多いんですよ。
一同:(爆笑)
ISSEI:それ、喩えちゃうやん!実例やろ!
Rude-a:年上のお姉さんが「若いから」って可愛がってくれてたのが、冷たくなっちゃうんじゃないかと思って……!
ISSEI:そこは大丈夫!10代には手を出しづらいなって思ってた年上の女の人もきっと居るから。
BASI:まとめるとこれ、年上の女の人に可愛がられなくなるのが嫌やって話ですね(笑)。こいつはどうもモテたいらしいです!
Rude-a:いやあ、ほんと30歳くらいの女の人に「Rude-aくんの曲が好きです」って言われるとめっちゃ嬉しくて。
ISSEI:ああ、するとほんま年上にウケてるんやな。逆に若い子に「好きです」って言われる?
Rude-a:同世代のファンの女の子はあんまギャルっぽくないんですよね。なんか、その――。
BASI:おい、お前ファンのことディスったらあかんで。
一同:あははは!
Rude-a:ディスりませんって!(笑)。イケイケな感じじゃないんですよね。おとなしそうで、一眼レフとかで休日に写真撮ってそうな感じの人が多いです!
ISSEI:その説明じゃ、どんな人なのか分からんって(笑)。要は下北っぽいんやな?
Rude-a:そうです、下北っぽいです!そういう人に「ファンです」って言われることが多いですね。でも、本当は音楽って人を選ぶものじゃないですよね。だから――、これからも地球上に居る全ての人に向けて音楽を作り続けていきます!
ISSEI:手を取り合って生きていこう!
BASI:お前、急に安っぽいな(笑)
Rude-a:色んな人への感謝や大人になることへの自覚を持ちながら、ぶっ放していけたらなと思いますね。かまします!
ふっと身体が軽くなった
――ISSEIさんは、2017年の活動のビジョンはありますか?
ISSEI:俺の中で一番ハードル高いことって、BASIくんに作ったトラックを聞かせることなんですよ。
トラックメーカーって作ったものを相手にぽんぽん投げる人が多いじゃないですか。でも自分がBASIくんに聞かすとなると、ほんまに納得できたものじゃないと駄目で……。そういう理由もあって、いままでBASIくんのアルバムに曲を提供したことが無かったんです。
ところが2016年のある日、新幹線の中で作ったトラックが「あれ、これなんか良いな」という仕上がりになって。それをBASIくんに聞いてもらったら、早速(歌詞を)書いてくれて。遂に曲が、アルバムに収録されることが決まったんですよ!
――おおーーー!!
ISSEI:「あ、俺の曲、BASIのアルバムに入んねや」って感じです(笑)。こういうタイミングってふとしたときに来るんだなと思いましたね。
今回の経験を経て、ふっと身体が軽くなる感覚がありました。もっとラフな仕上がりでも良いから、自分の作ったトラックをもっとBASIくんに聞いてもらおうという気持ちにもなれて。2017年はBASIくんにもっと曲を作れたら良いなあと思います。
KOPERUとのタッグもあるし、映像も服もあるから忙しくはあるんですけどね。服、音楽、映像と自分の中に色々ある「モード」の地盤を、もっと固めていくような年にしたいですね。
続けてきたことを深めていくだけ
――BASIさんはいかがですか?
BASI:僕の場合は「やりたいこと」というよりは「やらなくちゃいけないこと」が沢山あるという感じでして。
確定ではなくてあくまでビジョンですが、まず上半期にソロアルバムを出そうと思ってます。前作から2年近く空いてるんですけど、これは出したいですね。
それからCOCOLOBLANDと一緒にやっている『STUDIO韻シスト』。毎回ゲストを招いてフリースタイルのセッションをするんですけど、この面子とアルバムを出したいとも考えています。10組近くのMCが居るんですけど、彼等と組んで一枚作りたいですね。
韻シストの7枚目もどのタイミングでとまでは言えないですけど、作りたいと思っています。
これらを上半期にやっていくと、下半期はそれに紐付いたライブ等で埋まっていくので。そういう一年になるんじゃないかと思ってます。
――ソロ、韻シストそれぞれの作品をファンの皆さんは楽しみにしているかと思います。言える範囲でどういった作品になりそうか、聞かせて頂けますか?
BASI:韻シストの方は「音源でだけ楽しめればいい」というものではなく、どの曲からも「ライブ」の感覚がしっかりと感じられるものとなる見通しです。ライブでも楽しめる作品が仕上がると思いますね。
基本的にはソロはそれまで続けてきたことを深めていくだけだと思ってます。どんどん濃度を強めていって、それらを理解してくれる人や感覚が合う人とやっていくというか。年々、自分から出てくるものはメロウな曲となりつつあって。仕上がりは前作と、その前作『RAP U』を足して二で割ったような世界観になると思います。
次のページはBASI、ISSEIが運命の出会いを語る
SHARE
Written by