U-KISSリーダー“スヒョン”の本音~K-POPアーティスト「リーダーのホンネ、末っ子のホンネ」~
K-POPシーンで活躍するグループのリーダーと末っ子にスポットを当てる「リーダーのホンネ、末っ子のホンネ」。それぞれの役割のなかでいいところ、苦労しているところなどをお伺いしつつ、ほかのメンバーから見たイメージなども掘り下げてお届けします!
今回は、日本デビュー5周年イヤーを記念したツアーで全国をまわり、12月21日に初のベスト・アルバム『U-KISS JAPAN BEST COLLECTION 2011-2016』を発売するU-KISSが登場。卓越したヴォーカル力で観客を感動させつつ、軽快な日本語トークでライブをひっぱっていくリーダーのスヒョンは、プライベートな時間でもU-KISSのことを考えているようで……。
スヒョンさんは、自分の悩みは一人で解決して、自分より他のメンバーの悩みを先に解決しようとする人(フン)
スヒョン「U-KISSは、韓国でデビューしたときからみんなで一緒に頑張って、自分がやるべきことをそれぞれがちゃんとやること、というのが事務所の方針で。僕は、フンさんとAJさんが加入したタイミングでリーダーになったんですけど、メンバーがみんな優しいから大変なことはあまりないです。事務所とメンバーの間に僕が立って、事務所からの意見をメンバーに説明したり、メンバーの考えていることを事務所に話したりすることは、僕はいいことだと思うんです。それは他のメンバーにはできないし。大変なことは……ないです!」
イライ「でも、事務所からはどんなことでもまずはスヒョンさんに話がいくので、大変なことも多いと思います」
ケビン「リーダーとしてのプレッシャーもあると思うし、仕事をする時にそれぞれの意見があったりすると、それをまとめるのもスヒョンさんの役目なんです。メンバーによって考え方が違うから」
フン「スヒョンさんは、メンバー一人一人の性格に合わせてくれるし、リーダーとして完璧です。でも、そうやって完璧なリーダーとして役目を果たしていくのが大変なんじゃないかなって思います。スヒョンさんは個人の悩みもあると思うんですが、自分の悩みは一人で解決して、自分より他のメンバーの悩みを先に解決しようとする人なんです。メンバーそれぞれが自分の考えをちゃんと持って、進んでいきたい。そんな気持ちにさせるリーダーです」
ジュン「僕から見たスヒョンさんは、厳しい人だけど、僕が間違ったらすぐ教えてくれる人です。その部分がめっちゃかっこいいと思います。でも仕事以外は普通に話をしたり、ゲームをしたり、友達みたいに接してくれる人です」
キソプ「スヒョンさんは僕たちより年上だっていうのもあると思うんですけど、他のメンバーたちの意見もたくさんあるし、僕も〈こうしたい!〉っていう意見が多い方なんですが、スヒョンさんはそれぞれの話を合わせて、足りないところはちゃんと引っ張ってくれるから。そういうところがカッコイイなって思います」
ケビン「スヒョンさんがカッコイイのは……、顔もカッコイイけど(笑)やっぱり歌ってる時が一番ですね。あと、声だけでリーダーだ〜!!って(爆笑)」
スヒョン「声でリーダーだ〜!!ってなに!?(笑) ケビン、顔赤いよ! 何言ってるの!? (笑)」
ケビン「恥ずかしくなっちゃって(笑)。あ! 歌のパート割りを決めているときが、すごく大変だろうなって思います」
イライ「スヒョンさんは、パートも決めますし、全員のパートを把握しているんです。韓国でも自分の車でU-KISSの音楽しか聴いてないし、他のメンバーが歌っている部分の歌詞まで知ってます」
スヒョン「歌詞までは不安だけど……(笑)。でもパートはね」
イライ「ラップの部分も、僕が忘れちゃっても、スヒョンさんは覚えてます」
キソプ「車のドアを開けて、エンジンをかけたら、“Bingeul Bingeul”が……(メンバー爆笑)」
リーダーになる前、このままじゃU-KISSは続かないと思ったことがあって。だからいますごく頑張ってます(スヒョン)
スヒョン「例えばライブで、他のメンバーが歌ってる最中に感情が込み上げてきて歌えなくなっちゃうこともあるじゃないですか。特にメッセージ性が強い曲は、歌詞がちゃんと伝わらないといけないと思っているから、他のメンバーが歌えなくなったら、僕が歌おうかなって思って。どうしても歌えない時もあると思うから、気にしながら見ていることもあります。でもラップは無理ですね。リズム的に。ミュージカル〈RUN TO YOU〉でラップに挑戦したけど、普通に歌うときよりもエネルギーを込めないといけないんです。ラップする時の喉の使い方って全然違うんですよ」
ジュン「確かに、僕も歌うときとラップする時はちょっと違いますね」
イライ「僕は全然違います。歌う時は自信がなくて……(メンバー爆笑)」
ジュン「僕もそうです(笑)」
ケビン「でも、バラードとかミディアム・テンポの曲で、2人がヴォーカルをとる曲も良かったよ〜」
スヒョン「イライは、歌うときの声がストレートというか、ピュア? 純粋? そんな感じ。それが一番いいところだと思います。イライのヴォーカルは」
フン「クセがないというか。いい部分です」
スヒョン「僕自身、学生のときはいまみたいに他の人をまとめることは好きじゃなかったんです。そういうことは、他の人に任せる性格というか。僕自身が大好きで、他の人は気にしない。でもU-KISSはメンバーと一緒にやりたいと思って」
ケビン「U-KISSのためにスヒョンさんが努力をしたんですよね」
スヒョン「僕がリーダーになる前のU-KISSは、メンバーそれぞれの性格も違うけど、それをうまくまとめる人がいなくて。だから、いまよりもメンバーの間に少し距離がある時期があって。でもこのままじゃU-KISSは続かないかも?と思って……。だからいますごく頑張ってます(メンバー拍手)」
フン「さらに、チームワークが生まれていったんです」
スヒョン「いまはメンバーみんなが頑張ってくれているので、仕事面でのお願い事はないんですけど、プライベートなことだと、どこかに遊びに言って一緒に過ごしたいです。あと、性格がメンバーそれぞれ違うから、他のメンバーのことをちゃんと聞いて、たくさん話して、もっと頑張っていきたいです。僕が理想とするリーダーは、カリスマがあるリーダーなんですけど、僕はできないんですよ(笑)。さっきジュンが言った通り、普段は友達みたいに……たまに僕がメンバーより子供みたいな行動したり、いたずらをしたりもするしね。でも、活動をするときはしっかりしなきゃいけないと思っています」
Text_KANA NAGASAWA
U-KISS/2008年の夏、世界を舞台に活躍するアーティストを目指し、アメリカ、中国などで海外生活経験のあるメンバーを含めたメンバーで構成された6人組グループ、U-KISS(ユー・キス)。U-KISSという名は、先端を意味するユビキタスの頭文字「U」と、英語でいう「あなた」の「YOU」を指し、あなたとキスをという言葉につながる「KISS」は「Korean International Idol Superstar」という意味を持っている。2008年8月、ミニアルバム『N-Generation』のタイトル曲「子供じゃない」でデビュー。2011年12月14日に日本デビュー・シングル「Tick Tack」をリリースし、オリコン・ウィークリー・ランキング初登場5位を記録。その後、シングル13枚、オリジナル・アルバム5枚を発売したなか、2015年3月に発売したアルバム「Action」で初のチャート1位獲得したことも話題に。2度の日本武道館公演の成功や、スヒョンとケビンのソロ作発表など、常に注目を集める彼らは、新曲発表の度に、より洗練された新たなイメージで私たちを驚かせてくれる。果てしない可能性を持つU-KISSの今後の活躍から決して目が離せない!!
オフィシャルサイト:http://u-kiss.jp/
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