今、女性声優アーティストの楽曲が面白い。年々その面白さは加速する一方だ。可愛らしい楽曲はもちろんだが、花沢香菜を筆頭におしゃれな楽曲が近年は増えてきている印象がある。サウンドのクオリティも年々高まってきており、声の魅力を存分にもちあわせている声優の歌声とかけ合わさることにより、見事な作品がどんどん誕生している。今回はそんな人気女性声優の中から8組のアーティストをセレクト、ぜひお気に入りのアーティストを見つけてみて欲しい。
1.花澤香菜
ミトや沖井礼二、北川勝利など「渋谷系」と呼ばれていたミュージシャンが花澤香菜の多くの楽曲を手がけている。おしゃれなコードワークに彼女独特のやさしく包み込むような美しい歌声が乗っかり、日本中探してみてもここでしか聴けないようなサウンドに仕上がっている。声優アーティストの中でも抜群の音楽性を持つ「ミューズ」のような存在だ。
2.悠木碧
『君の名は。』名取早耶香の声優としても有名になった悠木碧。彼女の楽曲は音も歌詞もメルヘンでファンタジックなものに満ち満ちている。楽曲の多くは変拍子や幻想的なサウンドを得意とするbermei.inazawaが手がけているが、まさに彼女の歌声に適任といえるだろう。先日発売された、悠木碧の声だけで楽曲が構築された『トコワカノクニ』も大変興味深いものだった。
3.上坂すみれ
サウンドだけでなくジャケットやミュージックビデオのアートワークにも定評がある上坂すみれ。『恋する図形(cubic futurismo)』では縦型ミュージックビデオに挑戦、衣装や美術への徹底したこだわりが感じられ、彼女の楽曲の魅力を視覚的にも高めている。ロシアをこよなく愛するアジテーター。
http://king-cr.jp/artist/uesakasumire/
4.上田麗奈
最近アーティスト活動をはじめた声優の中でも一番注目されるのが上田麗奈だ。2016年12月に発売された1stミニアルバム『RefRain』が本当にすばらしかった。数々のアニメソングを手がけるfhánaの佐藤純一が作曲編曲を手がけた『マニエールに夢を』、サウンドプロデュースチーム「MONACA」の田中秀和が作曲編曲を手がけた『ワタシ*ドリ』が特にすばらしい。2017年最も期待ができる声優アーティストといってしまってもいいかもしれない。
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