昨年5月にリリースしたシングル『SUN』がパッケージ、配信ともに大ヒット、12月にリリースした最新アルバム『YELLOW DANCER』はオリコン週間アルバムランキング(2015/12/14付)にて自身初となるチャート1位を獲得、その後も現在にいたるまでロングヒットを続け、出荷35万枚を超える大ヒットに。さらには年末に「第66回NHK紅白歌合戦」にも初出場を果たすなど、圧倒的な飛躍を遂げた星野源。
アルバムを携え、1月9日、札幌・ニトリ文化ホールを皮切りにスタートした約2年ぶりとなる全国ツアー「星野源 LIVE TOUR 2016 『YELLOW VOYAGE』」も各地で熱狂的な盛り上がりを見せ、さいたまスーパーアリーナ公演2Daysを始め、トータル約10万人を動員する自身最大規模のツアーとなった。
開演前から熱気に包まれた大阪城ホール。ライブスタートをつげるナレーションが流れ始める。ナレーションを担当したのは声優の銀河万丈氏!ライブの途中途中にナレーションが流れ、ライブをナビゲーションした。呼び込みとともに、シックなスタイルで登場した星野源。その登場とともに会場のボルテージは一気に上がる!割れんばかりの歓声と拍手が起こる中、1曲目「地獄でなぜ悪い」からライブがスタート。
約2年振りとなる本ツアー、各会場で大きな盛り上がり見せたが、ツアーファイナルとなる大阪城ホールは約10,000人の観客で埋め尽くされ、星野は「最終日ありがとうございます。めちゃくちゃいい景色、すごい!」と最高の笑顔でMC。その後も、35万枚を突破し、大ヒット中のアルバム『YELLOW DANCER』から、「Down Town」「ステップ」「ミスユー」「Soul」などをパフォーマンス。自身が敬愛するブラックミュージックとJ-POPを融合した、“YELLOW MUSIC”のグルーヴでフロアを揺らしていく。続いて「夢の外へ」「Crazy Crazy」などシングル楽曲が披露され、会場はますます盛り上がりを見せる。
その後、会場内に作られたセンターステージへ「なんかプロレスの入場みたい」と笑いながら徒歩で移動、弾き語りパートで「くせのうた」「くだらないの中に」などを披露。このライブで唯一カヴァー楽曲として披露された「スーダラ節」の弾き語りバージョンも印象的なものとなった。
メインステージに戻り、星野自身もラストでマリンバを披露する「Nerd Strut」から「桜の森」へ。次に披露された「Snow Men」では照明とスモークで雪の世界へ入り込んだかのような幻想的な空間が作られた。
昨年大ヒットを記録し、2015年を代表する1曲となった「SUN」では星野自身が「自由に踊ろう!」とMC。イントロのアナログシンセのノイズが始まると同時に大歓声が。ダンサーも登場し、YouTubeで2500万再生を超えるMUSIC VIDEOさながらにダンサーとの絡みをみせ、キャノン砲で金テープが発射され、会場全体の熱気も最高潮に!その後、「めざましどようび」テーマソング「Week End」、年明けから「ユーキャン」CMソングとしてオンエアされている「時よ」などすでにお馴染みとなったアルバム楽曲たちも星野がダンサーとの絡みを見せたり、振付を披露するなど、会場は大いに盛り上がり見せ、本編が終了。
アンコールでは星野扮する“ニセ明”が登場、まさかのフライングも含め「君は薔薇より美しい」を熱唱。ダブルアンコールでは感無量の表情で「また近々ツアーをしたいと思ってるので、その時はよろしくお願いします!」と再会を約束し、アルバムでもラストに収録されている「Friend Ship」で3時間近いライブは幕を閉じた。
まさにアルバム『YELLOW DANCER』で星野源が作り上げた“YELLOW MUSIC”を中心とした一大エンターテイメントが集約されたライブとなった。
Photo:岸田哲平、古渓一道
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