ナノ「家族的。」

毎月テーマを変えて、さまざまな人に選曲をお願いしている「MIXTAPE」企画。
今回のテーマは「家族的。」。「家族」にはいろんな意味が含まれます。安心、繋がり、ぬくもり、メロウ、共存、思い出、父、母、兄弟……。「家族」という言葉から派生する感性や感覚でミックステープをお届けします。
アメリカ・ニューヨーク州出身。卓越した歌唱力と、日本語と英語を使い分けるバイリンガルシンガー。ナノの「家族的。」。

Come Home / One Republic

「家族」というか「居場所」というテーマだなと感じる曲です。
自分の中にある、サイレントで、フラジャイルで、深い思い。外には中々出せない思い。
迷って弱っている自分を、包み込んで受け止めてくれる「居場所」に帰れる安心感。
それは人それぞれ異なる人や場所だけど、そんな居場所があるだけで、人生救われる時がありますよね。

Wind Beneath My Wings / Bette Midler

この曲は元々母が好きで、小さい頃は「メロディーが綺麗な曲だな〜」くらいにしか理解はしていなかったけど、大人になってから改めて聴いてみて、歌詞を読んでみたら、自分が正に家族に対して感じている思いだったり、感謝の気持ちを表していて、すごくディープな曲だなと。
音楽への道を歩み始めてから、たくさんの葛藤や挫折があった時も、変わらず応援してくれて、愛してくれていたのが家族で、家族の支えがあることのありがたみを改めて実感しました。

Tears in Heaven / Eric Clapton

子供の頃に父親が良く流していた曲。とても良い曲な上に、歌詞とその誕生ストーリーがずっと心に残っています。
Eric Claptonが当時失った息子へ宛てた曲で、その悲しみが生々しく歌から伝わってくる。今でも聴くとエモーショナルになります。

Nobody’s Home / Avril Lavigne

思春期の頃に誰しもが悩んだり、孤独を感じたりしますよね。そんな複雑な気持ちを代弁してくれるような歌詞だと思います。
「I」ではなくて「She」という、客観的な目線で書かれている歌詞が印象的で、より深く心に刺さった理由だと感じます。

3月9日 / レミオロメン

この曲と出会った時、タイトルを見て、母親の誕生日が3月16日なので、「あ、近い！」という単純な理由で最初は親しみを感じて好きになりました。
曲のフィーリングもすごく温もりを感じさせてくれて、後から知った曲の誕生秘話が重なり、何と無くこの曲を聴くと「家族」を思い出したりします。

手紙〜拝啓十五の君へ〜 / アンジェラアキ

初めてこの曲聞いた時はかなりの衝撃を受けました。歌詞の発想と、曲の構成と、アンジェラアキさんの優しくもパワフルな歌声。
全てがマリアージュしてとにかく美しい曲だなと感じます。歌詞のメッセージ性が真っ直ぐで、どの時代でも共感できる思います。

Let It Be / The Beatles

家族の影響で聴くようになって、好きなったビートルズ。そのたくさんの楽曲の中でも、大好きな名曲です。
ビートルズはやはり色んな音楽の原点でもあり、自分の音楽性にもインスピレーションを与えてくれました。
世代を超えて残る曲ですし、ビートルズの音楽と出会わせてくれた家族にとても感謝しています。