フェスでは定番のクリアな瓶におしゃれなラベル。フレッシュ、クリーン、クリアな味わいに、シュワっとしていてするする飲めちゃうお酒、ZIMA。
ZIMAは、果実酒がベースのリキュールでアメリカ合衆国ではクアーズが透明なビールとして発売した。日本では2017年で販売開始から20年が経っているが、変わらず愛され続けている。20年間音楽シーンで親しまれてきたZIMAの取り組みはいつだって新しくてワクワクするものばかり。おもにクラブやパーティーシーン、そしてフェスで愛されているZIMAならではの、新鮮でいつもとは違う楽しみ方を提案してくれる。
そんなZIMAが日本発売20周年を迎え、満を持してお届けするのが『MUSIC FIGHTERS』
だ!
本記事では、4月23日に渋谷のclubasiaで行われた東京公演の模様をレポートします!
Text_Yui Usui
Edit_Sotaro Yamada
ZIMA『MUSIC FIGHTERS』東京公演
東京公演の出演はDJ REN とI Don’t Like Mondays.(略してIDLMs.、愛称はアイドラ)。これから気温上昇とともに各地で爆発的に盛り上がっていく音楽フェスの前哨戦として、DJ RENとIDLMs.(アイドラ)の熾烈なパフォーマンスバトルの火蓋が切って落とされたのである!!!!!
MCの声掛けに観客はスタートからノリノリで、それぞれカラフルなZIMAのボトルを掲げる。バンドとの共演にあわせてセトリを組んだというDJ RENが絶妙なテクニックで場を騒然とさせる。DJのパフォーマンスに慣れていない観客も中にはいたであろうが、バンドキッズたちの大好きな曲のセレクトに、思わず体が踊りだしてしまう。
音とお酒で気分がいい具合に酔いしれたところで、IDLMs.(アイドラ)の登場!
大人っぽいベースの音が轟くSEが流れ、メンバーの姿がステージに浮かび上がる。今日の4人のファッションはあやしく光る真黒なジャケットで揃えられて、ハードな雰囲気と楽曲の安定したリズム感が、観る者の視覚・聴覚をかっさらっていく。
1曲目は『FIRE』。
「本気で行くから本気でかかってこいよ!!」
『MUSIC FIGHTERS』はバトル形式。悠(Vo.)のMCもいつもより挑発的で、交感神経がビリビリ逆立っているのがフロアからもよくわかる。
ほんとうの雄(オス)は、戦闘モードのときにいかに自分を強く大きく見せるかが大事だ。今の彼らなら、気迫だけで虎を殺せるだろう。
(I Don’t Like Mondays.『FIRE』MV)
悠の甘くてシュワっとした微炭酸みたいな歌声。兆志(Gt.)のギブソンレスポールがメタリックな音を響かせ、謙二(Ba.)はUK生まれみたいな太くて重たいサウンドを奏で、秋気(Dr.)のドラムはまるで踊ってもらうために生まれてきたかのよう。日本一クラブに似合うバンドである彼らの、「バンドサウンドの良さを教えてあげたい」というまっすぐな闘志がガンガン伝わってくる。まだ4月なのに、真夏のような熱さを感じる。
観客も彼らもお得意のコール&レスポンスを交えつつ、4曲目の『SUPER SPECIAL』。
(I Don’t Like Mondays.『SUPER SPECIAL』MV)
黒いジャケットを脱ぎ、白いTシャツ姿でムードたっぷりに歌う悠。上着を脱いだ時の黄色い歓声(悲鳴?)はものすごかった。ピンク色の甘い照明の下、間奏部分のギターもまた、耳に甘くからみついてくる。
……すごく、すごくロマンティックだった。まるで、恋人とふたりきりの朝のまどろみの中、カーテンから漏れる朝陽に照らされ、くしゃくしゃになったシーツに丸まりながら愛をささやかれているような、そんな気持ちになる。音に包み込まれるってこんな感じだ。
5曲目は6月7日にリリースされる新曲『SUMMER E.P.』から先行解禁されていた『PRINCE』。体の奥に生音が響く。
(I Don’t Like Mondays.『PRINCE』MV)
人間の内臓はひとつの管状になっていて、真ん中に穴があいているちくわのようなものなんだけれど、人間が管であるのは音楽をそこに通して響かせ楽しむためなのではないか。そう思うほどに、IDLMs.(アイドラ)の音は体にしみわたり、あらゆる部分を刺激してくる。
スタンドから外したマイクを口もとに近づけ、力いっぱい歌い上げる悠。
音楽のためだけに、渋谷club asiaに集まった知らない者同士を、IDLMs.(アイドラ)の音楽がひとつにする。
ラストの曲は『Tonight』! パーティシーンにぴったりの曲だ。観客はJumpし、Clapする。
(I Don’t Like Mondays.『Tonight』MV)
強いのにやさしい。太いのに芯がある。重いかと思ったら甘やか。IDLMs.(アイドラ)のライブはまるで、炭酸の入ったリキュールのよう。
「つらいことやたのしいこと、いろんなことがあると思う。疲れたら、会いに来て」
そう言ってくれた悠の、大きく広げられた両腕にとびこむような気持ちで、我々はこの瞬間を楽しみ、憂き世を忘れ、また明日から、頑張れるのだ。
月曜日なんか、大嫌いだとしても。
【SET LIST】
1. FIRE
2.TOKYO BROTHER
3.FREAKY BOY
4.SUPER SPECIAL
5.PRINCE
6.DON’T LOOK BACK
7.WE ARE YOUNG
8.TONIGHT
次のページは「アイドラのどんなところが好き?来場者インタビュー」
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