日々、膨大な数の動画がUPされ消費されていく現代社会。Youtubeの公式発表によると、1分間につき平均100時間もの動画がUPされているそうです。
そんなインターネットの大海原において、これから注目を浴びる動画ってどんなものでしょうか? 最近心に残ったもの、多くの人がハマっているものを思い浮かべると「ユルさ」がひとつのキーワードになるのではないかと思いました。
たとえば、
ピコ太郎がすごい
言わずもがな、飛ぶ鳥を落とす勢いで一躍世界的スターとなったピコ太郎や
平野ノラもすごい
バブリーなキャラクターでブレイクした平野ノラの人気もすごいですよね。ハロウィンコスプレではハーレークインよりも平野ノラを選んでいる女性の方が好きです。(※個人の感想です)
共通点とは?
今年ブレイクしたこの2人の共通点とは….
絶妙な「ユルさ」
いろいろあるけれど、ひとつ挙げられるのは絶妙な「ユルさ」です。
気がつけば頭から離れない、キャッチーかつセンスに溢れた「ユルさ」。ついつい真似したくなる上に愛される「ユルさ」こそが、2016年、ひいては17年18年のトレンドなのではないでしょうか!
なかなか狙ってできるものではないので
スポーツでは憧れの選手が活躍する映像を観てイメージを高めるのと同じように、突き抜けた「ユルさ」を学ぶにはまずは具体的なイメージを蓄積するのが手っ取り早いです。
そこで!世界各国から、インスピレーションの元になりそうな動画を5つ厳選しました。
フィンランド版 YMCA
「ゆるすぎる」ことで有名なフィンランド版YMCA。曲名は「NMKY(エヌエムコイ)」。この映像は30年以上前にフィンランドのテレビ番組で流れたもので、ニコニコ動画やYoutubeの人気が高まるとともに注目を集めました。歌い出しから、バックダンサーの登場まですべてが見どころです。毎日でも観たくなる白ごはん的なゆる動画。
>>これを観てあらためて西城秀樹のヤングマンをみると「ちゃんと頑張っててすごい」って思います。
ユルさの教科書
ハンガリー出身のパワーメタル・バンド、Cool Head Clanのミュージックビデオ。メンバーのいちいちダサい手の振り、固定カメラの映像がほとんどで臨場感がなく、背景はずっとオレンジの地味なグラデーションetc… ユルさの粋を集めた教科書のようなMVです。最終的に、ドラムの人以外誰がバンドメンバーなのか?を見極めながら観るのもたのしみ方の一つ。
>>メタルバンドはオリジナリティ溢れるMVの宝庫。他にも気になる人はこのあたりもチェックしてみましょう。
庭で踊るだけでもほとばしるセンス
きちんと狙って絶妙な「ユルさ」をつくり出すことができるセンス満載なバンド「OK GO」の「A Million Ways」。メンバーが何処にでもありそうな庭でただ踊っているだけのミュージックビデオなのですが、完璧にあった動きと振り付けで、なぜだかずっと見ていたくなります。OK GOは無重力空間で撮影したMVやPerfumeとの共演が話題となったMVなどセンス良すぎて「ユルい」等と言ってられなくなっているのですが、初期の頃のシンプルなダンス作品も傑作ばかりなのでぜひチェックしてみてください!
>>OK GOのMV一覧はこちら
最高にかっこいい登場シーン
「カッコ良すぎる登場シーン」とTwitterで紹介され話題になった、インドの刑事ドラマ。詳細は不明ですが、この刑事がすごい人であることは一目瞭然。かっこよさが突き抜けすぎて「ユルさ」にまで昇華している、一度観ると頭から離れない映像です。
>>インドといえばPPAPカバーもすごかったですよね。インドは別格!
藤波辰爾のドラゴン体操
一部マニアの間で伝説の動画とも名高い、プロレスラー藤波辰爾さんの「ドラゴン体操」
動物たちを模したダンスを子どもたちと一緒に踊るというものなのですが、朗らかな歌声とダンスにより牧歌的な映像に仕上がっています。2分30秒あたりで一瞬子供たちがアップになり全然やる気がない顔をしている所も見どころ。
….と、掘れば掘るほどいろいろと出てきそうなので、今回はこの辺で。
得てして、絶妙な「ユルさ」は意識して出るのではなく醸し出されるものなのだということがわかりますね。ひとつひとつの動画が味わい深いものになっているので、ぜひ繰り返し観て独自のセンスを養いましょう!
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