5115
これまで紹介した2曲と比べると、早いテンポの曲で小気味よいリズムで歌詞が紡がれていく「5115」。軽やかなメロディを脇目に、どこか感情的で達観しているような歌詞は辛辣に心のなかに響いてきます。ピアノメインのこの楽曲のように音数は少なくシンプルで、これほどまでに奥深い楽曲に感じられるのは、諭吉佳作/menのすごさ。
別室で繭を割った
ライブでもよく披露されている楽曲で、人気の高い楽曲。終始続く不穏なメロディ、途中入り込んでくる不協和音が印象的です。本人いわく、これまでで一番純粋な愛を表現した曲であるそう。
むげん・
オーディションでの出会いから意気投合した諭吉佳作/menと崎山蒼志の共作。この曲は諭吉佳作/men名義ではなく、崎山蒼志の2ndアルバム『並む踊り』に収録されています。次世代を引っ張る期待のティーンともいえる2人の歌声が共鳴しあい、ひとつの世界観が生まれており、聴けば聴くほどその世界観に引き込まれていきます。
16歳にしてトラックメイカーとしての才能を遺憾なく発揮している諭吉佳作/men。サカナクションの山口一郎や音楽プロデューサーの蔦谷好位置などからも期待されている注目のアーティストです。まさにこれから日本の音楽シーンを担う存在になっていく彼女に期待せざるを得ません。いまだ個人名義でのCDリリースはされていませんが、将来的にやっていくことになるのか、それとも現在のスタイルを継続していくのかというところにも注目ですね。
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