風変わりな名前、ロックだけど踊れるヤツ。この2つの要素は、現代のバンドシーンでリスナーから求められているバンドに共通する部分でもある。今回紹介するバンド「夜の本気ダンス」も名前の通り、踊れるロックバンドだ。ファンの間では「夜ダン」との愛称で親しまれる彼ら。2016年、ブームになるんではないか!? と多方面のメディアからも注目されつつある今旬バンドだ。
早わかり! 踊れるロックバンド「夜ダン」ってどんなバンド!?
夜ダンこと、夜の本気ダンスは2016年にビクターエンターテイメントからメジャーデビューしたばかりのバンドだ。京都で結成されメンバーは(G&Vo)米田貴紀(G)町田健人(Ba)マイケル(Dr)鈴鹿秋の4人組で2008年の結成以来、全国各地のフェスやライブハウスをダンスディスコも超越する勢いで、人々を踊りの渦へと巻き込んだ。数千人以上の集客を集めるロックフェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」でも、圧巻のパフォーマンスを披露するなど、メジャーデビュー以前から、注目を集めていた夜の本気ダンス。どこかクラブシーンのようなテイストも盛り込んだ彼らの音楽性は、いわゆるバンドシーンを愛する踊りたいリスナーから多くの支持を集めているのだ。踊りたいけど、クラブよりはライブハウスの方が好きなんだよな…そういうリスナーの気持ちもなんとなく理解できる気がするのだ。
本気で踊りたい人に「夜の本気ダンス」を本気でおすすめしたい理由
景気も良くない時代ではあるが、人々の踊りたい! という気持ちは本能に組み込まれているのかもしれない。少し風変わりなスタイルの音楽が増えている中で「踊れるバンド」というジャンルは確立されつつある。ディスコ感と電子音のスタイルで邦楽ロックシーンに新しい風を吹かせた「the telephones(ザ・テレフォンズ)」(惜しくも2015年に活動休止となったが)が火付け役となったように感じるが、夜の本気ダンスもそれに負けず劣らずなインパクトと実力を兼ね備えている。ロックというシーンでありながら、ダンスミュージックの要素を取り入れる柔軟性。そしてパワフルな生音×ミクスチャー…相反する要素がどちらがどちらの良さを引き立てているように感じる。夜の本気ダンスを聴いた事がない人は騙されたと思って一度聴いて欲しい。メジャー1stアルバム収録曲、「Crazy Dancer」は今までの集大成と言っても過言ではない仕上がりとなっているからだ。本気で踊りたくなる気持ちを体感できるだろう。
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