5.アンビリーバーズ
https://youtu.be/naJcqMBbAn4
おそらくアップテンポものの中で初めて彼がギターを封印した楽曲です。「今は信じない 残酷な結末なんて 僕らアンビリーバーズ 何度でも這い上がっていく」という文面が象徴するように、歌詞もこれまでの作品にはなかったくらいすごく前向きで、歌詞の面でもサウンドの面でもひとつの転機となった楽曲だと思います。ミュージックビデオの光と闇のコントラストも非常にgood。
6.ゴーゴー幽霊船
https://youtu.be/2PqxOytUjz0
『ゴーゴー幽霊船』はまだ米津玄師名義では世間一般にはあまり知られていなかった初期の名曲です。ミュージックビデオでは、少女がテレビの頭を持つ怪物に鈍器で殴りかかると、その後まるで壊れてしまったかのようにギターが狂ったメロディーを奏でだすなど、映像と楽曲がリンクした面白い仕掛けも施されています。この楽曲が収録されている、おそらく日本のロック史に残るであろう傑作アルバム『diorama』は何度聴いても色褪せることはありません。
7.フローライト
https://youtu.be/WLEPU7DqLzg
キラキラとしたギター、シンセの音色がまるで宝石みたいな『フローライト』。イントロのギターフレーズが白眉なのは言うまでもなく、メロディーラインも思わず口ずさみたくなるキャッチーさを持ち合わせています。都市的なものが似合う楽曲『LOSER』や『アンビリーバーズ』とは対称的に、この楽曲は自然がとても似合います。『フジロック』など大自然の中で行われるフェスでこの楽曲を太陽の下聴くことができたらきっと最高の体験となるでしょう。
8.orion
https://youtu.be/lzAyrgSqeeE
最後に紹介するのは『orion』。『フローライト』が太陽の似合う明るい楽曲だったら、『orion』は星空が似合う寄り添うような楽曲です。ザ・チェインスモーカーズに代表されるように、音数をなるべく減らし、歌がより際立つようにアレンジされたこのナンバーでは、彼の魅力的な歌声を存分に堪能することができます。3枚目のアルバム『Bremen』発売からしばらく経ち、年内には4枚目のアルバムがリリースされるんじゃないかと予想されていますが、また再び僕らを良い意味で裏切った、変身した姿を見せてくれることでしょう。彼は恐れを知らず、「何者か」に生まれ変わり続けます。
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