(ライブ直後のXOXによるMEETIA独占コメント!)
XOXが12月23日、Zepp DiverCityにてワンマンライブ『XOX COLLECTION 2016 Autumn/Winter』を開催した。
とまん:前回のワンマン(※XOX COLLECTION 2016 Spring / Summer)がラフォーレミュージアム原宿での開催で、今回はZepp DiverCityということで規模が倍以上になっています。だから、ダンスだったり表現をもっと「大きく」して全てのお客さんに伝わるようにしなくてはと。
――XOX COLLECTION直前特集!~とまんが語る今後
とリーダー・とまんが語るように「Spring / Summer」から半年、大きく規模を拡大した今回のワンマンライブ。MEETIAでは『XOX COLLECTION 2016 Autumn/Winter』に密着!メンバーの会場入りからリハーサル、本番までを追いかけた。
今回は熱狂に包まれた、『XOX COLLECTION 2016 Autumn/Winter』の本番にフォーカスし、レポをお届けしたい。楽屋、リハーサルなどの裏側は後日公開します!!
XOX、『OVER&OVER』をテーマにした圧巻のステージ。観客席はさくらピンク一色!
17時の開演時刻を迎えると、会場内はメンバーの登場を今か今かと待ちわびるファンの期待感でにわかに浮足立ったような雰囲気に。OPENING SEが流れ出すと、ステージに張られた紗幕にレーザーが投射、光の線で描かれたメンバーのシルエットが映し出される。
この一連の演出に、XOXのイメージカラーであるさくらピンクのペンライトの光に満たされた会場から「凄い!」と声が上がる。
大歓声の中でも、中々姿を見せないXOXのメンバーたち。この「焦らし」がびっくりするほど効果的で、特に女性ファンの声援は「黄色い」どころか「真っ黄っ黄」とでも言うべき熱を帯び始める。
紗幕越しにサングラスを掛けたメンバー5人が姿を見せ、一曲目『Skylight』のイントロが流れ出す。
『Skylight』はそれまではユニゾンも多かったXOXの楽曲に大幅にソロパートが増加、バトシンの他、田中理来、木津つばさがラップに初挑戦、とまんが『星の王子さま』をテーマに作詞に参加した2016年現在のXOXの音楽性が余すところなく体現されたとも言える、金字塔的な楽曲だ。
センターはバトシン。横並びの5人は『Skylight』ならではのスタイリッシュな振りを披露した。
『XOX COLLECTION 2016 Autumn/Winter』の魅力の一つがメンバー5人の強烈な個性を引き立て、それでいてXOXのグループとしての一体感も感じさせるファッションだ。
バトシンいわく、今年のファッション・シーンのトレンドであるという『OVER&OVER』。
袖だけが長い服や、シルエットが太めのパンツなど「大きめのサイズ感」をフィーチャーしたトレンドだ。今回のXOXのワンマンライブにも『OVER&OVER』は取り入れられており、メンバーの衣装はモノトーン主体の上下がゆったりとしたサイズ感のものが主だった。余談だが、モノトーンのカラーリングは2階建てのステージの美術とも色合いが統一されており細部へのこだわりも感じられた。
『Skylight』を始めとするラップや、『OVER&OVER』を取り入れた衣装はブラックミュージックやヒップホップ文化からの影響を強く感じさせる。
メンバーのバトシンはKANDYTOWNのファンであり、田中理来はSuchmosやLucky Kilimanjaroといたグルーヴィーな音楽を好み、二人はフリースタイルバトルもするという。メンバーの音楽的なバックボーンが楽曲からファッションに至るまでしっかりと形になっている。
とまんや志村禎雄のスイートな歌声や、“和製ティーンエイジ・ポップス”というキャッチコピーに現れている楽曲全体のキャッチーさもまたXOXの魅力だ。
スタイリングにおいても、楽曲面においても、こうした「ジャンル横断性」は今後もXOXのキーとなる要素となっていくのではないだろうか。
次のページはランウェイでのファッションショー!XOXの独創的なステージ
SHARE
Written by