宇多田ヒカル、ネットイベント『30代はほどほど。』で復帰後初生パフォーマンス

宇多田ヒカルがデビュー記念日の12月9日、ファンへ感謝の気持ちを込めてネットイベント サントリー天然水 PRESENTS『30代はほどほど。』を開催しました。

PUNPEEによるDJで番組オープニングがスタートし、トークコーナーをはさみ、この日は宇多田ヒカルによる生パフォーマンスも行われました。まずはアルバム『Fantôme』収録の楽曲『忘却』をラッパーKOHHをゲストに迎えて披露、そしてそのまま流れるようにハープ奏者・朝川朋之が奏でる美しい音色をバックに『人魚』を歌唱。エンディングはPUNPEEによる『光』の新REMIX 『光 –Ray Of Hope MIX–』でイベントを締めくくりました。

KOHHをゲストに招き『忘却』を披露
ハープ奏者・朝川朋之とともに『人魚』の歌唱もありました。

ちなみに、ラストに披露された『光 -Ray Of Hope MIX-』は来年1月11日に配信リリースされることが決定しています。2002年にPS2用ゲームソフト『キングダム ハーツ』主題歌に採用された『光』が新たな形で生まれ変わるのは純粋にわくわくします。下のトレイラーで少しだけ聴けますがめちゃくちゃかっこいいリミックスに仕上がっています。

【キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ】Final Trailer(2016)イベントを終えて宇多田ヒカルは「最初は気軽に考えていたのですが、どんどん大きなプロジェクトになって、沢山の人が関わるようになってビックリしました。でも、おかげさまで無事に番組を終えられてよかったです」とコメント。ゲスト参加したKOHHは「歌詞間違えないでよかったっす」、同じくゲスト参加のPUNPEEは「DJをしていて、初めて両親の顔が浮かぶ不思議な体験をしました」とそれぞれコメント。無事にパフォーマンスを終えた達成感に満たされていたようでした。

このイベントは、GYAO!アプリ上で3DVRおよび2Dマルチアングルによる国内初の同時生中継で実施されていましたが、想定外のアクセス集中により回線が一時パンク。視聴ができなかったユーザーがいたため、年内に3Dと2Dで再配信されることも決まっています。見逃した方はそちらもぜひチェックしてみてください。

宇多田ヒカル：
1998年12月9日にリリースされたデビューシングル『Automatic/time will tell』はダブルミリオンセールスを記録、15歳にして一躍トップアーティストの仲間入りを果たす。そのわずか数か月後にリリースされたファーストアルバム『First Love』はCDセールス日本記録を樹立。いまだその記録は破られていない。以降、アルバムはすべてチャート1位を獲得。2007年にはシングル『Flavor Of Life』がダウンロード世界記録を樹立。
2010年に「人間活動」を宣言し一時活動休止期間に入ったが、2016年4月に配信シングル『花束を君に』『真夏の通り雨』のリリースによってアーティスト活動を本格始動する。尚、特技はテトリス。

写真クレジット：岸田哲平　TEPPEI KISHIDA