”EDM”の次なるムーブメント。注目を浴びている”トロピカルハウス”

ここ数年世界中の音楽シーンを取り巻いた”EDM”というダンスミュージックから、次なるムーブメント”トロピカルハウス”誕生している。
“トロピカルハウス”とは、EDMに比べてスローなテンポとギター、ピアノなどの生楽器とソフトでリズミカルなシンセサイザーの音色を取り入れた南国アイランド(トロピカル)を彷彿とさせるアレンジ特徴的なダンスミュージックの１種である。ダンスミュージックリスナーはもちろん、アイランドカルチャー愛好者やオーガニックカルチャー愛好者からも好まれる音楽として注目を集めている。

世界的にはジャスティン・ビーバーが2015年にリリースした「What Do You Mean?」や「Soory」で、トロピカルハウス要素を取り入れここ日本でも大ヒットとなった。

そんな”トロピカルハウス”が国内のアーティストからも今、注目を浴びて始めている。

トロピカルハウスの要素を取り入れた楽曲をリリースしているアーティストを2組ご紹介しよう。

“Faraway” / 平井大

耳に残る優しい歌声が聴く人穏やかにしてくれるサーフミュージックを奏でる平井大(https://hiraidai.jp/)の2016年6月15日にリリースした「Life is Beautiful」というアルバムの1曲目「Faraway」

ドラム、ギター、ウクレレと生楽器をのイントロから始まり、冒頭サビ後のブリッジ部にて、ソフトなシンセの音色で世界観を広げ、楽曲全体が心地よく体を揺らせるグルーブを生み出している。
まさに目の前に透き通った青い海が見えてきそうなトロピカルハウスの要素を感じられる1曲となっている。

【Life is Beautiful】

［CD+DVD］
AVCD-93422/B
¥ 3,991（税抜）

続いては、

“TONIGHT” – I Don’t Like Mondays

”流行に敏感なオシャレな女の子を躍らせる”をテーマに掲げポップでキャッチーなメロディをベースに、ROCK・EDM・FUNK・ディスコミュージック・80’sをミックスさせた音楽を奏でる今注目のバンド I Don’t Like Mondays(https://idlms.com/)。
見た目からは全く想像できない洗練された音づくりはサウンドに厳しい音楽マニアからも高く評価されている彼らの2016 年 7 月 20 日にリリースされたばかりのシングル”TONIGHT”

こちらはギターロックをベースにリズミカルなシンセサイザーの音色を取り入れたアレンジとなっている。MVではメンバーがナイトクラブでパーティーを楽しんでいる様子が描かれるなど、先に紹介した ”平井 大” が昼間の海が想像できるような楽曲だとしたら、この”TONIGHT”は、夕暮れから夜のシーサイドが目に浮かぶアダルトなトロピカルハウス要素を感じられる楽曲だ。

TONIGHT / I Don’t Like Mondays.

￥1,296 （税込）
2016 年 7 月 20 日
3rd Single
COCA-17136 ￥1,200 +tax

ダンスミュージック発信のトロピカルハウス、日本国内でもトロピカルハウスのイベントが開催されるなど、音源だけでなくイベントとしても広がりを見せている。

「Tropical Disco “Rain in the Forest”」 2016/6/25 at MAGIC BEACH

深夜に行われるダンスイベントとは違いピースフルな雰囲気が特徴とも言える。

今年の夏も国内では多くのフェスやイベントが開催を予定されている。

この”トロピカルハウス”のアレンジを施した楽曲を多く耳にするのではないだろうか。