WANIMA「1CHANCE」
ロックバンド・WANIMAが2015年にリリースした「Are You Coming?」に収録されている同曲。段々とスピード感が上昇していくノリの良いリズムと刺激的な歌詞が特徴的な楽曲です。TikTokで使用されているのはAメロに当たる部分で、「気になるあの子欲張りな〜」から始まる歌詞に合わせて踊るダンス動画が人気。WANIMAは男性人気が高いというイメージがありますが、女性TikTokerも投稿しており、男女問わず人気となっているみたいです。この過去の楽曲がTikTokを経て再注目されるという流れは今後も加速していきそうですね。
YOASOBI「夜に駆ける」
小説を音楽にするユニット・YOASOBIが1作目としてリリースした「夜に駆ける」。楽曲の持つ世界観とメロディアスなボーカルが沁みるYOASOBIの代表曲です。MVの公開からわずか5ヶ月で1000万回を超えた同曲ですが、その影にはTikTokでの流行がひとつとして挙げられます。その結果、「Billboard Japan Hot 100」にて年間首位を獲得するなど今年を代表する楽曲となり、YOASOBIは同曲で「第71回NHK紅白歌合戦」への出場が決定しています。
NiziU「Make You happy」
2020年の音楽業界を騒然とさせたNiziU。彼女たちが6月30日にプレデビューとして配信リリースした「Make you happy」はTikTokでも話題を席巻しました。「Make You happy」は、とにかくキュートなポップスといった感じで、時代感を反映したかのようなポジティブなメッセージが込められた楽曲になっています。MVの再生回数はすでに1.9億回に達しており、NiziUが起こした社会現象ぶりをまざまざと感じさせます。同曲はTikTokにて通称”縄跳びダンス”を踊るメンバーの動画が投稿されたことで、大きな話題を呼びました。現在でもTikTokを始めYouTubeでも多くの踊ってみた動画が投稿されています。2020年を代表する一曲であることは間違いないので、年の瀬にぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
Meland x Hauken (feat. Benjamin Beats)「Chernobyl 2017」
最後に一曲洋楽から紹介します。ノルウェーの2人組Meland x Haukenによる楽曲「Chernobyl 2017」。高校のお祭りのために作った楽曲が、2020年TikTokを通じて日本でも有名な楽曲になりました。TikTokではサビの「Jeg vil at vi」という歌詞が「やりらふぃー」に聞こえてしまうということで注目を集めることに(確かに聞こえなくもないですね…)。TikTokから派生して最近ではパリピに変わって用いられたり、ファッションそのものを指すこともあるそうです。邦楽だけではなく、洋楽もノリだけで楽しめてしまうのがTikTokの魅力ですね。
2020年にTikTokで流行した楽曲を紹介してきましたが、今年も様々な楽曲やトレンドがTikTokを通じて生まれているのだと痛感しました。今年はもう少しで終わりですが、1年の振り返りとして、ぜひ上記に挙げた楽曲を聴いてみるのも良いかもしれません。2021年もまたTikTokからどんなアーティストやトレンドが注目されるのか楽しみですね!
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