令和の新世代アイドル、テーマパークガールがメジャー・デビュー

テーマパークガール

お母さんへの感謝を込めたデビュー・シングル

――愛踊祭には2017年から2年続けて出場して、2018年には優勝するわけですけど、このコンテストには強い思い入れがあったんですか？

かなみ : 自分たちが出る前から愛踊祭は知っていて、出るのが念願だったんです。ウェブ予選の時にYouTubeで（課題曲の）「キューティーハニー」の動画を配信して反響もあったし、YouTubeやSNSをうまく使えたんじゃないかと思っています。2017年では優勝できなくて悔しい思いをしていたので、2018年に優勝とメジャー・デビューが決まった時は、とてもうれしかったです。

――今回のメジャー・デビュー・シングル「365日のヒロイン」は、お母さんをテーマにした曲で、みなさんにも共感しやすいリアルな歌詞だと思うんですけど、歌ってみてどうでしたか？

いぐさ : 自分のパートが決まった時に、“宿題しなさい”とか“早く帰ってきなさい”とか、毎日のように言われている言葉なので（笑）。あーわかるなーって共感しながら、レコーディングができました。

えみい : お母さんに感謝を伝える歌詞なんですけど、普段お母さんにありがとうとか恥ずかしくて言えないので、歌詞を見た時はちょっと照れ臭さもありましたね。

けりぃ : お母さんに注意される時とか、その時は嫌だなって思っていても、自分のためになるから言ってくれていたんだな、ってこの曲を通してわかったりもするから、親と子どもでどちらも共感できる曲になっていると思います。

――世の多くの人はこの曲でテーマパークガールのことを最初に知るわけですよね。個人的にはほんわかした歌詞やメロディーがみなさんのイメージに合うと思うんですけど、この曲で世に出るということについて、どう思いますか？

かなみ : メッセージ性が強くて伝わりやすい曲だと思います。YouTubeを同じ世代の子たちが見てくれているとか、お母さんも一緒にライヴに来てくれるという子も多いので、この曲はどの世代にも響くんじゃないかなと思います。

歌が上手なえみい（左）、Youtuberとしても大活躍なももか（右）

夢は「日本と言えばテーマパークガール」！

――では改めて、メジャー・デビューするということについて、今どう思っていますか？

かなみ : この5人でメジャー・デビューできることはほんとにうれしいし、幸せなことです。やるからには一人でも多くの方に知ってもらいたいし、好きになってもらいたい！この5人でたくさんの夢をかなえていけたらなって思います。

えみい : 5人でメジャー・デビューして、同世代の子たちとか年下の子たちから、憧れられるような存在になれたらって思っています。

いぐさ : 私はこの活動を小学4年生からやっているんですけど、長年やっているこの5人でメジャー・デビューできるのは、すごくうれしいことなので、応援してくれたファンの方とか、友達や家族とかスタッフさんに、恩返しができたらなって思います。

ももか : 子供から大人まで、いろいろな年齢層の方に、知っていただけるようなアイドルになりたいです。ちょっと夢が大きすぎるんですけど、日本と言えばテーマパークガールだよね、みたいになりたいと思っています（笑）。ちょっと大きすぎるかな…（笑）。

かなみ : でも世界にも行きたいよね。えみいがYouTubeで歌の動画を出して、海外の方に知ってもらえたりもしているので、そういう風に世界にも行けたらいいなと思います。

けりぃ : 今、アジアで知ってくださっている方たちが多いんですけど、もっと、アメリカ、ヨーロッパとか（笑）。そういう方たちにも知ってもらいたいし、私たちを好きになってくれた方たちに、好きになって良かったな、って思ってもらえるようなアーティストになりたいです。

（左から）けりぃ、いぐさ、えみい、ももか、かなみ

――アイドル・グループとして、自分たちのここを一番見て欲しい、というとどういうところだと思いますか？

いぐさ : かわいい曲とかかっこいい曲とか、ひとつのジャンルじゃなくて、大人っぽい曲もイケるし、ノリノリな曲もイケるし、バラードもあるし、いろんな曲を歌ったり踊ったりできるんだよ、というところを見ていただきたいですね。

――確かに、オリジナル曲ももう10曲くらいありますし、いろんなタイプの曲があるというのも強みですよね。

かなみ : 最初はけっこう女の子らしい曲が多かったんですけど、ここ最近、メッセージがあったりとか、強いイメージを与えるような曲が増えてきたので、自分たちでも新しい自分に会えるし、それを発信していけるので、とっても楽しいです。これからまだまだ、いろんな曲に挑戦したいなって思います。

――では、グループとしての目標や目指すものってなんですか？

かなみ : グループとしては、まずはYouTubeをやっているので、YouTubeとアイドルを両方やるっていうのは新しいジャンルなのかなって思います。新しい令和の時代になったし、新しいジャンルを私たちが切り開いていきたいです。あとはライヴでかっこいいところ、かわいいところ、大人っぽいところとか、多様性とかを意識して行けたらなって思っています。